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【レポート】2017年映画祭もいよいよ最終週!(6/20 , 横浜)

2017年6月20日

27℃、夏日の横浜。

今年の映画祭もとうとう最終週を迎えます!

 

本日の初回、A&J4プログラムには3作品からゲストが来場しました。

 

 

『ピンパン』の田中羊一監督。

「卓球ができる役者を集めたの?」という質問に対して、一時は卓球選手になろうと考えたこともあったという柳英里紗さんに、すぐに声をかけたのだとか。劇中では、BOOK SHORTSアワード制作作品『ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか』に出演された芹澤興人さんもいい味出されてます。

 

カザフスタンから「私だけの場所」のマクシム・コダロフ監督(中)。

「皆さんも夢を持ったことがあると思う。夢を持ち続けるということを映画に描きたかった」、そう語り出した監督は人生で初の来日だそうです。続けて「日本の美しさを知った」「次回は是非日・カザフスタン合同作品をとりたい」と意気込んでいました。

 

ndjc:若手映像作家育成プロジェクト2016より生まれた『ジョニーの休日』からは新谷 寛行監督(左)、キャストの川添野愛(中)、金井勇太(右)が登壇。「なぜルービックキューブが出てくるのか?」という質問には「物事を一つの側面だけで捉えると、全体が見えなくなる。そんな主人公ジョニーの状況を表したかった」と語るも、「実は何も考えてなくて(笑)」と茶目っ気たっぷりに続けます。司会のDJ Johnからは「Q&Aの度に違うこと言ってるじゃない!」とツッコまれてしまいました。

 

そしてA&J5プログラムには4人の監督・関係者が登壇。

 

香港より『水たまりの魚たち』のヤビー監督。

「血の繋がりだけではない家族の形」として、里親の元に集った3人の子供たちの生き様を描きました。香港固有の問題、というわけではなく、世界中で起き得るものとして感じて欲しいとのことです。

 

『おべんとう』の板橋基之監督(中)。
「(作中に出てくる)あのお弁当は実際にこだわりがあって作られたものなの?」という質問に対して、「実は代官山にある”庭 niwa”というレストランのシェフに作ってもらいました」との裏話も。撮影の日に朝方レストランへ立ち寄り、現場に持ち込む形で8食を作っていただいたそうです。

 

『DECEMBER 17』の針生悠司監督(右)とプロデューサーの名古屋さん(左)。

CGIやVFXを用いないながらもクローンというSF的な題材を扱うにはどうしたら良いか?と試行錯誤した結果、「クローン自身の葛藤ではなく、その周囲の人間たちに焦点を置く」ことで見事にまとめあげたそうです。美術や小道具も直接は見せないことによって「時代感」を曖昧にし、時代背景を薄くすることでさらにSF感を演出したとか。

プロデューサーの名古屋さんも「そのおかげで原付10台分くらいの予算に収まりました」と笑いを誘いました。

 

 

さぁ今年の映画祭終了まで残り一週間!見逃厳禁!

Brillia Short Shorts Theaterへ是非お越しください!

 

映画祭スタッフ アキム

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