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SSFF & ASIA 2017 グランプリ、インターナショナル部門優秀賞受賞監督からコメントが届きました!

2017年7月27日

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SSFF & ASIA 2017 グランプリ、インターナショナル部門優秀賞『シュガー&スパイス』

Mi mi Lwin/16:04/ミャンマー/ドキュメンタリー/2016

 

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ミミルイン監督

 

Q1 受賞の感想をお聞かせください。

ショートショートフィルムフェスティバル & アジア 2017で受賞できたことを嬉しく思います。今後の映画製作の励みになり、自信につながります。
そして、この映画の製作に携わり私を手助けしてくれた全ての人に感謝します。私の住む国では、女性よりも男性の方が優れていると思われており、文化的にタブーの多い中で育ちました。なので、賞を頂いた時、ミャンマー出身の女性のフィルムメイカーとして、自分自身をとても誇りに思いました。女性にもできることがあると信じています。
ヤンゴン映画学校にも本当に感謝しています。ヤンゴン映画学校は熱心なフィルムメイカーが国際的レベルで、性別で差別される事なく無料で映画を学べるミャンマー唯一の学校です。ヤンゴン映画学校の生徒であることをとても誇りに思っています。私の人生を大きく変え、平凡な女の子から国際映画祭で賞を受賞できるほどのフィルムメイカーになることができました。
私たちの映画を上映する機会をくださった、SSFF & ASIAに心から感謝します。映画祭というのは、私たちの作品を多くの人に見ていただける素晴らしい場です。映画祭というものが無かったら、映画を観てもらえることはなかったでしょう。映画は世界を、そして自分自身を知るのにとても良い方法だと思います。

 

Q2 この作品の見どころは?

私の両親のとてもあたたかく、美しく生きる姿です。そして、暮らしの背景には政治的・経済的に複雑な文脈があります。
この作品では、同じ屋根の下で暮らしながら違った人生観をもつ両親が、日々を苦労しながら生きる様が描かれています。彼らが草の根の生活をする中での苦労の物語と言えるでしょう。

 

Q3 SSFF & ASIA 2017 に作品を出品した理由と、”映画祭”の意義について

ヤンゴン映画学校は2010年から国際映画祭への応募を始めました。その理由の一つは、ミャンマーの学生が作った映画を世界中の方々に観てもらいたいというものです。
ミャンマーに暮らす人々の日常、文化の豊かさ、多様性は、海外の人にはあまり知られていません。また、ヤンゴン映画学校の学生が海外の映画祭へ出かけることで、ミャンマーの作品を広めるとともに、海外の制作者と知識やノウハウを交換することを目指しています。

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