オフィシャル コンペティション

インターナショナル部門

アジアを除く世界各国から応募された5718作品より選出された、22の国と地域の37作品を上映。毎年最も多くの応募が集まる本部門で選ばれた作品には、ズシンと心に響くものやあっと驚く結末が待っている、見ごたえのある作品が揃いました。また、セレブリティの作品も特別上映としてご紹介します。

アジア インターナショナル部門

日本を除いたアジア諸国から集まった1463作品の中から、13カ国/地域の21作品をご紹介。かつては文化や風習などその土地らしさが色濃く出るのが特徴だったアジア作品ですが、近年は恋愛や性、死など誰もが共感できる作品も多く充実した作品群となっています。

ジャパン部門

327の応募作品から19作品を選出。コメディ、ドラマ、アニメーションなど、幅広い日本作品が楽しめるラインナップ。


審査員紹介

オフィシャルコンペティション作品の中から、グランプリ1作品、各部門の優秀賞、計4つの賞を選定していただく審査員として、各界でご活躍されている方々5名をお招きいたしました。
(50音順)

千葉 真一

千葉 真一映画俳優

昭和を代表する映画俳優。
出演作品は1500本以上を記録し、サミュエル・L・ジャクソンやキアヌ・リーブスなど、ハリウッド映画界にもファンが多い。
2003年、友人でもあるクエンティン・タランティーノ監督のアメリカ映画『キル・ビル』シリーズに出演。ジャクソンやタランティーノ監督は映画の演出に千葉の影響をうけているといわれている。他の実績として、1970年、アメリカ映画で活躍するような俳優・スタントマンの育成、若年層の教育に関心を持っていたことから、ジャパンアクションクラブ (JAC) を設立。主な門下生に真田広之、伊原剛志、堤真一などが名を連ねた。

モーリー・ロバートソン

モーリー・ロバートソンジャーナリスト・ミュージシャン

ニューヨーク州で生まれ、広島県広島市・富山県高岡市にて青春時代を過ごす。日米双方の教育を受け、1981年に東京大学に日本語受験をした初めての外国人として現役合格。1988年ハーバード大学(電子音楽専攻)卒業。現在はNTV「スッキリ」、KTV「報道ランナー」、スカパー!「水曜日のニュース・ロバートソン」などの報道番組にレギュラー出演しながら、クイズ番組・バラエティ番組へも数多く出演する一方、ミュージシャン・クラブDJとして活動中。
代表著書には「挑発的ニッポン革命論〜煽動の時代を生き抜け〜」(集英社)、「悪くあれ!窒息ニッポン、自由に生きる思考法」(スモール出版)がある。

三池 崇史

三池 崇史映画監督

1960年生まれ。大阪府八尾市出身。
米国アカデミー会員。横浜放送映画専門学院卒業後、テレビドラマ『闇を斬れ』『ハングマン』等といった作品の助監督を担当。一方で野田幸男、恩地日出夫、今村昌平らの映画作品に従事。監督デビュー作は、1991年のOV『突風!ミニパト隊/アイキャッチ・ジャンクション』。1995年には『第三の極道』で劇場映画監督デビューを果たす。
代表作は「オーディション」(00)、「クローズZERO」シリーズ(07/09)、「悪の教典」(12)、「土竜の唄」シリーズ(14/16)等

本仮屋ユイカ

本仮屋 ユイカ女優

1987年9月8日生まれ。東京都出身。
2001年に『3年B組金八先生』(TBS)で注目され、2005年にはNHK連続テレビ小説『ファイト』(NHK)でヒロインを演じた。主な出演作は映画『スウィングガールズ』(04)、『ワイルド7』(11)、『僕等がいた』(12)、『ピーチガール』(17)、ドラマ『そこをなんとか』(12、,『民王』(15)、『さくらの親子丼』(17)など。またTBS系『王様のブランチ』ではMCも務めた他、バラエティ番組や舞台、ナレーション等広い分野で活動している。

Linda Campos Olszewski

Linda Campos Olszewski 映画芸術科学アカデミー 短編映画/長編アニメーション選考メンバー

アカデミー賞ノミネート作品を含むショートフィルムを扱うShortsTVが2006年に創設され、オスカーショートのリリースに深く関わる人物として世界的に知られている。ショートフィルムやドキュメンタリー作品、個人で活動するフィルムメイカーに対する彼女の熱意、そして自らが審査員となり無名な国際映画祭を広めようとする情熱によって彼女はフィルムメイカーを映画祭や配給などを使い手助けする手段を導き出した。近年、彼女は副業としてMOVIES THAT MATTERを立ち上げ、フィルムメイカーたちに、どうしたら”良い”作品が”素晴らしい”作品になるのかを伝えるため映画祭でワークショップを開いている。
2016年にチリ史上初のアカデミー賞最優秀短編アニメーション賞を受賞した『BEAR STORY』のプロジェクトチーム、PunkRobot Teamも彼女がサポートしたうちの一組だった。今年に入ってからは、彼女は『THE ELEVEN O’CLOCK』や『MY NEPHEW EMMETT』といったノミネート作品や、ショートリスト入りを果たした『RISE OF A ATAR』、『ICEBOX』、『WITNESSES』、去年は『ENEMY WITHIN』、『SILENT NIGHTS』、『BORROWED TIME』やショートリスト入りした『THE RIFLE THE JACKAL THE WOLF AND THE BOY』など彼女がサポートした作品は数多い。彼女は写真家でもあり、ショートフィルムの世界や彼女が出会うすべての人を写真に収める。

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