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2017/06/26
【ニュース】各賞を発表!話題賞は斎藤工が声優の人形アニメーションに決定!

6月1日(木)から東京・横浜で開催されてきました米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)は、25日(日)をもちまして19回目のとなる会期を終了いたしました。たくさんの方にご来場いただきましてありがとうございました!!

6/24(土)横浜会場にてMC/John

さて、本日6/26(月)下記の賞を発表いたしました。
・日本のショートフィルム文化の発展・普及に貢献した作品・人物に贈られる「話題賞」
・観客の投票による「オーディエンスアワード」
・オフィシャルコンペティション各部門別の「ベストアクター・アクトレスアワード」
・「ミュージックビデオ部門優秀賞」
・「ミュージックショート部門奨励賞」

今年の映画祭には世界140以上の国と地域から9000本を超える作品が集まり、各部門・各プログラムで約250作品が上映され、2万人を超える方々に作品を鑑賞いただきました。今年は難民問題や性的マイノリティなど、現代の社会を観察して再構成した良作が注目されました。
なお、グランプリ作品ほか各部門の受賞作品は、6月28日(水)より「SSFF & ASIA 2017受賞作品プログラム」として、横浜のブリリア ショートショート シアターにて緊急上映することが決定しています。

本日(6/26)発表の作品は下記の通りです。


話題賞

・・・日本のショートフィルム文化の発展・普及に貢献した作品・人物に贈られる

『パカリアン』(PACALIEN)
監督:秦俊子 / 日本 / 10:41 / アニメーション / 2017

アルパカにそっくりな容姿をした宇宙人調査員のロメロスは、
地球に着陸する際に宇宙船が故障して不時着し、
故郷の星との通信が途絶えてしまう。
不時着した山の中では、奇妙なマスクをした人間が待ち構えていた…

俳優、斎藤工さんが主演声優をつとめ、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017」で最速上映された人形アニメーション『パカリアン』が、SSFF & ASIA 2017 「cinema TEC! プログラム」にて上映されました。
監督は新進気鋭のアニメーション作家・秦俊子さん。代表作の『さまよう心臓』はSSFF & ASIA 2012でも上映されています。

【受賞理由】
数年に渡りSSFF & ASIAに監督・俳優として参加いただいている齊藤工氏が、秦監督の才能に惚れ込んで声の出演という形で参加した本作品。ショートフィルム界の秘めた原石発掘を目指し、若手映画監督を応援するという、SSFF & ASIAの信念にも通ずる本作品に、話題賞を授与いたします。

【斎藤工さんからのコメント】
秦監督のモノ作りへの感覚的視点と多大な労力と底知れぬ愛情の賜物です。おめでとうございます。
また、こうやって頑張っているクリエイター方の作品に、しっかりとスポットを当てられる映画祭側の姿勢、御心も美しいです。ありがとうございます。

【秦俊子監督からのコメント】
話題賞をいただけたことをとても光栄に思います!多くのお客様に作品を観ていただく機会を作ってくださった別所哲也さんと映画祭実行委員の皆様に感謝しております。賞をいただいたことは、この作品にとって大きな力になります。尽力いただいた制作スタッフの皆様と、自主制作作品にも関わらず快くご協力してくださった斎藤工さんのおかげで、この作品は類稀な躍進を遂げました。パカリアンはシリーズ化を目的としているので、ショートショート フィルムフェスティバル & アジアでの受賞を機にその一歩を踏み出せることを願います。本当にありがとうございました!


オーディエンスアワード(観客賞)

・・・オフィシャルコンペティションの3部門から、来場者の投票により選ばれる賞

<インターナショナル部門

『ゲット・アップ キンシャサ!』
(Get Up Kinshasa!)

監督:Sébastien Maitre / 21:00 / フランス、コンゴ / ドラマ / 2016
靴を磨かなきゃ、授業はナシだ!
10才のサミュエルは、彼なりに生き抜く術を見出した。

 

<アジア インターナショナル部門

『偉大なる遺産』(The Great Legacy)
監督:チャン・グンソク / 9:29 / 韓国 / ドラマ / 2016
借金地獄に陥った男を救うはずだった父の預金通帳。
しかし父は暗証番号を伝える前に昏睡状態に!息子は回復しない父にしつこく呼びかけ続け…。すると父の心電図が妙な動きを始めた。
これはもしかして、暗証番号?

ジャパン部門>

『サイレン』(SIREN)
監督:三宅伸行 / 16:36 / 日本 / ドラマ / 2017
突如サイレンが響き渡る中、アラブ系移民のアッバスが、日本人の老人、豊重の家に押し入る。
逃げ惑う豊重を押さえつけて背負い、玄関を飛び出すアッバス。
階段を駆け下りる姿に、明らかになるふたりの偏見と勘違いに満ちたこれまでの日々が重なる。

 


ベストアクター・アクトレスアワード

・・・オフィシャルコンペティションの3部門から、優秀な俳優と女優に贈られる賞

<インターナショナル部門>
アクター: クリスフォーチュナ  出演作品:ビッグシティ

【受賞理由】
高額になったタクシー運賃を踏み倒す乗客を演じた彼は、インド人運転手に対してヘイトスピーチを行うグループに対抗するなど、好感が持てるキャラクターを演じていました。その一方で、子供っぽい悪戯もするなど、終始、観客を戸惑わせるキャラクターを表現した演技を評価しました。

【プロフィール】
オーストラリアのスタンドアップコメディアンであり俳優。彼は、ロギー賞を受賞したテレビコメディーシリーズ「ユートピア」、「ハミッシュ&アンディ」、「キンネー」など、さまざまな番組に出演しており、最近ではメルボルンの劇団で舞台俳優としても活躍している。

 

<インターナショナル部門>
アクトレス: エウゲニア・ドディナ 出演作品:『アナ』

【受賞理由】
仕事以外、趣味も無い中年のシングルマザー。誰かに触れて欲しいと思う本質的な性的欲求を満たす為、街に繰り出す主人公を、体全体と抑えた表情、感情で見事に体現。彼女の誘惑に鈍感な知りあいの男へ、失望と呆れた微妙な笑みを同時に投げかける演技は、ラストまで観客すべての心を掴むものでした。

【プロフィール】
モスクワのGITISロイヤルアートスクール卒業。モスクワの劇場で『マヤコフスキー』の主役を務めた。そこで、彼女が1990年にイスラエルへ移住するきっかけとなる演劇の師であるYevgeni Aryeと出会い、彼女はテルアビブにある劇場の『Gesher』で役者を続けた。その後、創設された劇場で多数の演劇プロダクションで主役を務め、高い評価を得た。

 

<アジア インターナショナル部門>
アクター: ホン・スンイル  出演作品: 『ヒッチハイク』

【受賞理由】
留置場に入れられた脱北者の「一杯俺と飲まないか」というあきれたリクエストに答える刑事を演じた彼は、心優しいキャラクターを演じました。屋台のカウンターで、ときより見せる寂しい表情には、同じ人間、同士でありながら、境遇の違い、歴史に翻弄される不条理さを感じさせるものがありました。他人の「尊厳」を守る、という事を彼の演技を通して学ぶことができた点も評価につながりました。

【出演歴】
2017年 『Silent witness』 (監督:Jung Ji-woo)
2016年 『The age of shadow』 (監督:Kim Jee-woon)
2014年 『Alive』 (監督:Park Jeong-beom)
2008年 『Breathless』 (監督:Yang Ik-joon)

 

<アジア インターナショナル部門>
アクトレス: パン・ルオ・ヤオ  出演作品: 『種子』


【受賞理由】
亡くした子の心臓を、別の男の子に提供をした母親を演じた彼女は、悲しみと希望を持ち合わせたキャラクターを見事に表現。臓器提供をした男の子の胸に耳を当てるシーンは、短いながら、それまでの悲しみ、そして亡くなった子供との「再会」の喜びが混ざり、見る人すべての心を癒すものでした。今後の活躍が期待できる女優です。

【プロフィール】
主に北京で活動している中国人の女優。北京映画アカデミーで演技科を専攻しフィルムアクティングで修士号を取得し卒業した。ローマ映画アカデミーや、ゲラシモフ写真技術研究所、香港パフォーミングアーツ専門学校で知識を増やしつつ、演技へ熱意をもって打ち込んだ。ロシアの第34回Vgik国際学生祭では、舞台『Waiting for Godot』での顕著な演技が評価され最優秀女優賞を獲得した。

 

<ジャパン部門>
アクター: 山城智二(やましろ ともじ) 出演作品:bornbone墓音。

【受賞理由】
頑固で家族行事の参加を拒否する主人公の嫁にきつくあたる兄役。愛想がなく口が悪いものの実は純粋で心優しいという難しいキャラクターを見事に演じた彼は、日本でもあまり知られていない「洗骨」という習慣の重みに説得力を持たせ、人間、特に日本人にとっての先祖の大切さをキャラクターを通して観客に伝えていました。

【プロフィール】
1971年生まれ。沖縄を拠点に活躍するお笑い芸人。沖縄を代表するお笑い団体・演芸集団FECオフィスの社長も務める。地元沖縄では、テレビやラジオでのタレント活動のほかに、『琉神マブヤー』を助ける精霊「ケン」役や『ハルサーエイカー』での「ノーグ・ヘラー」役など、特撮俳優としての活動でも知られる。映画への出演も『Nothing Parts71』(仙頭武則監督)、『人魚に会える日』(仲村颯悟監督)、『沖縄を変えた男』(岸本司監督)など多数。

 

<ジャパン部門>

アクトレス: 黒木三加 出演作品: 『華やぎの時間』

【受賞理由】
女王様から妹役へと急遽設定変更を求められるデリヘル嬢役を演じた彼女は、ワンシチュエーションながら複数のキャラクターを演じきり、映画初出演とは思えない存在感を残しました。一般的な女性の雰囲気を持たせながらも、登場人物だけでなく観客までも惹きつける独特の空気感を放っており、次回以降の作品が楽しみな女優です。

【プロフィール】
東京都出身。OLとして働きつつ、2015年秋、役者を志す。『華やぎの時間』が初の映画出演。


ミュージックビデオ部門 優秀賞

ストーリーや、ドラマ性を感じる「シネマチック」なミュージックビデオを、国内外から募集した部門

『Witch Doctor』
Floris Kaayk & Studio Smack
2:58 / オランダ / ミュージックビデオ / 2015
楽曲名 : Witch Doctor
楽曲アーティスト : De Staat

淡い灰色の世界で惹きつけられるパフォーマンス、豊富な特殊効果、ステロイド、
壮大な振付で構成されたDe Staat公式ミュージックビデオ。

【受賞理由】
強烈なインパクトがあり、中毒性の高い作品。
音楽に付随する映像ではなく、映像自体の個性も強く、より楽曲を魅力的なものにしている。


ミュージックショート部門 奨励賞

エントリーされたアーティストの楽曲をもとに、 クリエイターが創り上げたショートフィルムを紹介する部門

『水面は遥か遠く』(far away)
監督:石橋夕帆 / 10:00 / 日本 / ミュージックショート / 2017

楽曲名:「雪花」
楽曲アーティスト:miimu

ある休日、ある恋人同士の物語。人がそれぞれに抱えている心の繊細で柔らかな部分、原風景のようなものを描ければと思い本作を製作いたしました。さり気ないやりとりの合間に垣間見える”言葉にし難い感情”を美しい水辺の情景を通して感じて頂ければと思います。

【受賞理由】
オリジナルの世界観があり、すれ違う二人の気持ち、主人公の心情が少ない台詞で見事に表現されていた。

実行委員会内での協議により、本年度、ミュージックショート部門における優秀賞は該当作品なしとなりました。しかしながら、『水面は遥か遠く』では繊細な男女の感情と音楽が非常にマッチするものがありました。よって「奨励賞」を授与いたします。


以上

グランプリ作品ほか各部門の受賞作品は、6月28日(水)より「SSFF & ASIA 2017受賞作品プログラム」として、横浜のブリリア ショートショート シアターにて緊急上映することが決定しています。
詳しくはシアターのWEBサイトにてご確認ください。
http://www.brillia-sst.jp/


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