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2018/09/14
【レポート】スウェーデンNorrköping市FLIMMER連携企画・日本作品上映イベント

今年はスウェーデンと日本の国交樹立150周年。その節目の年にそれぞれ映画祭20周年を迎えるSSFF & ASIAは、Norrköping映画祭を運営するFLIMMERと提携し、夏のミニフェスティバルで日本作品の特別上映を実施しました。

Norrköpingはストックホルムから列車で約1.5時間の場所に位置する、昔はファブリック(布製品)などの工業で栄えた水源に恵まれた美しい街です。現在は工場の跡地を活かして映画をはじめとするアートや学校などの施設が続々オープンしているそう。

スウェーデンで最大規模を誇る夏の屋外上映ツアーイベントを主催しているFLIMMERは、11月の映画祭のプレイベントの中で、東京の魅力を世界に発信することを目的に製作された、東京都との共同プロジェクト作『シェイクスピア・イン・トーキョー』をはじめとする、日本の9作品をスウェーデンで初上映しました。

上映会には、日本が好きで訪日経験が豊富なスウェーデン人、現地在住の日本人はもちろん、映画好きや日本やアジアに興味のある人など、幅広い年代の観客が集まりました。バックグラウンドに関わらず、作品を観て、とても日本に行きたくなったという声を多く聞くことができました。なかでも『シェイクスピア・イン・トーキョー』は、日本をよく知るスウェーデン人からも『自分が初めて日本を訪れた時に感動を思い出した!』と大絶賛。

他の作品でもコメディ作品では手をたたいて笑い声をあげたり、感動するシーンでは涙を浮かべたりと、思い思いに作品を楽しんでいただけた様子が伝わってきました。また、北欧の夏のイベントらしく、屋外上映の回では皆さん自宅から折り畳みイスやブランケットを持参してゆったりくつろぎながら作品を堪能されていたのが印象的でした。日本でも最近増えてきた屋外イベントですが、スウェーデンをはじめとする北欧では、その短い夏を思う存分にテラスや屋外で過ごすのが根付いていることを感じた一幕です。

また聞くところによると現地Norrköpingは、首都ストックホルムから1.5時間程度と近いことも手伝い、今やストックホルムをしのぐ勢いで、映画やテレビなど映像制作が盛んになってきているそうです。
とりわけ今年の6月に公開された制作会社Crazy PictureがKickstarterでスウェーデン国内では最高額の1000万円以上を集めて制作した長編『Den blomstertid nu kommer』の成功が大きな話題になっていました。

この作品は、Crazy PictureのYoutubeでのショートフィルムシリーズが大人気だったことをきっかけに、数多くのファンやサポーターが長編製作のファンディングに参加したそうで、現在世界各地での配給が続々決定している、スウェーデンの注目作です。

FLIMMERとSSFF & ASIAは、来年以降もさらにパワーアップしたコラボレーションイベントを計画しています。次はスウェーデン流の屋外上映イベントが日本にやってくるかもしれません。

(Written by 田口恵里)


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