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2015/09/23
【レポート】9月23日(水)SSFF & ASIA OSAKA 2015

先週の土曜日からグランフロント大阪北館ナレッジキャピタル4Fにある「ナレッジシアター」でこのシルバーウィーク中に開催をしていた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 大阪 2015!は、本日で閉幕しました。毎日1000人以上の観客にご来場を頂き、多くの方々にショートフィルムの魅力を楽しんでいただきました。

今回の大阪開催のユニークな取り組みとして、毎朝、「食べて!見て!楽しさ倍増!」をモットーに、「特選日替わり朝食」と題して各日の午前中初回、先着300名の来場客にクロワッサンやマフィンなど無料でご提供しています。本日の朝は「Dean & Deluca」のスウィーツ盛り合わせが振るわれました!

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最終日の1回目のプログラムには、「受賞プログラムB」。6月に行われた東京での映画祭にて「観客が選ぶ」オーディエンス・アワードを受賞した作品やCGアニメーション受賞作品などが集まったプログラムです。上映後のアフタートークは飛鷹全法さんをゲストに迎えました。飛鷹さんは、東大法学部卒業後、IT関連会社に就職をされ、現在は高野山のお寺で副住職をされているというユニークな経歴の持ち主で、ショートフィルムの「マルチメディア性」についてお話し頂きました。現代の映画製作には、キックスターターのようなクラウドファンディングが盛んになってきましたが、高野山を開いた空海も1200年前、地域住民の理解と支援を受け、お寺を作ったりと同じことをしていた、という話が印象的でした。

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2つ目のプログラムは大阪開催独自の企画「ドイツ特集」。この回から「ワールド・ワインバー by ビーロート」のワインを先着300名の来場客に無料で配布され、ラッキーにもゲットされた皆様は大満足のよう。プログラムは、今年の学生アカデミー賞・外国映画部門で金賞を受賞した作品など大阪ドイツ文化センターがセレクションをしたものです。アフタートークには、学生アカデミー賞を受賞した「忠誠」のイルケル・チャタク監督が登場。作品を作った経緯から学生アカデミー賞を受賞したときの喜びの話などされました。チャタク監督は「僕の祖父母の世代がトルコからドイツに移民してきました。僕もトルコ人とドイツ人のハーフで、2つの違う文化環境で育ちました。そして『忠誠』は、2年ほど前に表現の自由を求めた若者たちの反乱の騒動がトルコであり、それを映画にしたいと思いました」と語りました。チャタク監督のもう一本の監督作品「古き良き時代」は白黒の6分のショートフィルム。男性スリとある女性の話ですが、監督いわく「『忠誠』と作風は全く違います。同じタイプの映画を作るのではなく、ロマンチックなスリのお話など違ったジャンルの作品を撮れる監督になりたいと思っています」と話されました。

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3つ目のプログラムは、一昨日月曜日にも上映をした「イギリス特集」。エディ・レッドメインやベネディクト・カンバーバッチなど英国出身の名優が多数出演する『ハリウッド・ポートフォリオ』含む7作品を上映しました。アフタートークのゲストに「オーマイキー!」の生みの親、また山田孝之主演映画「ミロクローゼ」で知られる石橋義正監督にご来場頂きました。石橋監督は「映画祭代表の別所さんとは、ショートショートの初期の頃、名古屋で一緒にトークをさせてもらいました。それからショートショートが毎回大きくなっていくのを感じていて、こうして今回も声をかけて頂きましてありがとうございますと」と挨拶されました。まだインターネットが出始めたころ、いかに「将来はインターネットで短編映像の時代が来る」と確信をしてご自身の短編映像作品でもある「オーマイキー!」をスライドで説明しながら話されました。「『ループする部屋』がロンドンのRCA(ロイヤル・カレッジ・オブ・アーツ)で作られたみたいですけど、僕もこの大学に交換留学生としていました。テリー・ギリアム監督の講義を受けたりしましたが、一番刺激を受けたのはその時の友達からでしたね。いまでもそうですが、最近気が付いたのは結局、映像作りは好きだからできたと思います」と話されました。また、最近の活動として舞台演出をされている事に関して「映像は得に最近、ユーチューブなどで観る側も自己完結してしまいますね。やはり、みんなで見る重要性、パーフォーマンスを生で見る意味に魅力を感じます。」と、今朝の「受賞プログラムB」のトークゲストであった飛鷹全法氏と同じコメントを偶然にも話されたのが印象的でした。

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そして今年の大阪開催の最後を飾ったのは「アカデミー賞プログラム」。米国アカデミー賞短編部門でノミネートやオスカー受賞をした作品世界最高峰のショートフィルムが勢ぞろい。シルバーウィークの最終日の夜にも関わらず、会場は満員でした。アフタートークは引き続き石橋義正監督に登壇頂きました。ショートフィルム制作について、「最大の魅力は(ストーリー、企画などを)思いついてから早く作れるのがいいですね。2年前に手掛けた長編映画『ミロクローゼ』は8年かかりました。ショートフィルムにはイマジネーションが込められていて、商業的でなくても楽しい。カッティングエッジというか無茶ができるのがいいですね。」と語られました。また、近日、京都で公開するショートフィルムに関して、「ベンツ車とマスタングが滅茶苦茶に壊れるんですけど、それらはヤフオクで買いました。今、映画の美術品がすべてヤフオクで買えるんですよ。ベンツは30万円、マスタングは10万で買えました。」と観客から笑い声も聞こえました。楽しいトークもあっという間に終了し、同時に大阪開催も終了しました。このシルバーウィーク中にご来場頂いた皆様、ショートフィルムを楽しんでいただけましたでしょうか?また、来年、大阪でお会いしましょう!

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