休む間もなくパワフルに語り続ける二人
装具をつけて実演もしてくれました!
胴体がちぎれるシーンをどうやってつなげたかを、段ボールを使って実演したり、ロボットの撮影に使う装具を装着して歩いたり。身体全体を使って熱く語り続けるふたりの姿は、本当に情熱的です。
ベイントンさんは語ります。 「今日は映像制作を学ぶみなさんが多く参加されていると聞いています。
実は私たちは、みなさんよりもずっと下のレベルからスタートしました。当時はなにしろ、特殊効果の技術にアクセスするすべがなかったのです。その点みなさんは、すでにビジョンを持って取り組んでいます。
ただ、個人でやるのはやはり難しい。いちばん大事なのは人とのかかわりの中で、いかに一緒に取り組んでいくかです」 テイラーさんも 「私たちは、ニュージーランドという映画のメインストリームからは少し離れたところでスタートしたので、ある意味マイペースにやってきました。Wetaはもちろん最初はまったく無名でした。
4万個以上の小道具を作っても、たった30個しか採用されなかった時代もありました。
スタッフのほとんどが、キャリアも知識も教育がなかったのです。でもこの仕事に携わるようになって25年経ちますが、毎朝飛び出していきたい気持ちになります。
私たちはサービスの提供者であるとともに、自分たちの世界観を作り出したいという情熱に燃えているのです。」
日本の若きクリエイターたちを応援するために開催された今回のセミナー。
参加者に元気と勇気を与えてくれる、本当にエキサイティングですばらしい内容でした。
今日のセミナーを聞いた参加者の中から,日本のWetaが生まれるかもしれませんね!