Eldar Rapaport監督
Jeff Sousa監督
サウナで出逢ったふたりの緊迫した演技と、思いもかけない展開が待っている作品「サウナ」を撮ったEldar Rapaport監督と、主演になんとあの有名俳優、古谷一行さんを起用し、セリフは津軽弁という作品を撮った、アメリカ人のJeff Sousa監督が登壇しました。
まずはEldar監督。
観客から 「ひとつのシチュエーションであそこまで緊迫した作品を作れるのはすごいと思いました。
冒頭のハードなシーンは、なぜあそこまで濃密に描いたのですか?」と質問され、 「インパクトがある作品を作りたかったのがひとつ。そして、ひとつの舞台の中で、悪役と正義役、天国と地獄を描きたかった。
サウナというのは、熱いし裸になって入るので、人間の原点に戻って登場してもらうことができる。舞台設定としてぴったりだったのです。サウナは通常は男女で入ることはありませんから、男性同士の話しになりました」と答えていました。
続いてはJeff監督。
「HIROSAKI PLAYERS」は、アメリカ人ながら日本人の役者を使い、セリフも全て日本語、しかも津軽弁を多く取り入れたという異色の作品。
監督は流暢な日本語で、 「実は5年前に1年間、青森に住んだことがありまして、そのときにショートフィルムを1本撮ったんですが、そのときの俳優が“弘前劇団”という演劇集団のメンバーだった。
彼らが津軽弁で芝居をしていたので、それがすごく印象に残り、今回はその劇団をテーマにした作品を撮りました」と説明してくれました。
フィルムメーカーズ・サミットでも話しに出ていましたが、まさに映画の世界はボーダレスになって いるんですね!