本年度よりスタートの新プログラム! ブランデッドショートプログラム&カンファレンス
2016年06月08日
ブランデッドムービーとは、企業がブランディング目的で制作した映像のことです。CMよりは長いけれど、ショートフィルムよりは短いぐらいの長さであることが特徴です。また、ブランデッドムービーは主にインターネットを通じて配信されていることもその特徴の1つです。
こういったブランデッドムービーは、ブランディングのために使用されるだけでなく、カンヌ国際広告祭(Cannes Lions)を始めとする世界の広告祭にも集められ、評価されています。ショートショート フィルムフェスティバル & アジアでは、ブランデッドムービーをアイデア・ストーリーテリング・シネマチック・エモーショナルの4つの視点から選び、Branded Shorts(ブランデッドショート)と定義し、上映プログラムを企画しています。
ブランデッドショートプログラムで上映される作品には、どのようなものがあるのでしょうか?ここではブランデッドショートプログラムより、3作品を取り上げてご紹介します!
Lights
1:30 / イギリス / 2014
『Lights』は、ADOT.COMというチャリティー団体のホームレス支援のキャンペーンのために作られたブランデッドムービーです。
映像の中では、クリスマスの季節にホームレスが道のゴミ箱をあさり、そこからクリスマス用のイルミネーションライトを見つけ身にまといます。クリスマスは、日本ではパーティーなどをして盛り上がるものですが、イギリスをはじめとする西ヨーロッパの国では、日本のお正月のように家族で集まって団らんするもの。そんな日にも路上で過ごさなければならない人がいると考えると、すごく切なくやるせない気持ちにさせられます。1分半ほどの映像ですが、感情を強く揺さぶる作品です。
Sarah & Juan
1:57 / アメリカ / 2015
『Sarah & Juan』は、チューインガムのブランディングのために制作された映像です。高校で出会ったSarahとJuanの2人が、一緒に時を過ごしていって、大人になりプロポーズに至るまでの様子を描いた作品です。すごくシネマチックな映像描写がされていて、まるで映画のダイジェスト版かのような作品です。
『Lights』と同じく、2分に満たない映像ですが強く心に訴えかけるような作品です。映像にすごく感情移入してしまい、最後には感動して思わず涙してしまいそうになります…!
The Boy Who Beeps
2:00 / アメリカ / 2014
『The Boy Who Beeps』は、アメリカのGEのブランディングのために作られたブランデッドムービーです。こちらの作品は不思議な音を出す男の子が成長する様子を描いた作品で、この男の子を描くことによって、とあるメッセージを伝えようとしています。
男の子は、不思議な音を出せることによって、有名になり、日本やフランスのような世界の国々にも招待されることになります…『The Boy Who Beeps』が伝えようとしているメッセージは、一体何なのでしょうか?
ブランデッドショートプログラムでは、映像作品の上映だけでなく、ブランデッドムービーや企業ブランディングに関わる方々をお招きした、カンファレンスも企画しています。上映プログラムと合わせて、カンファレンスにも参加し、ブランデッドショートについて詳しく学んだり、考えを巡らせたりしてみてくださいね!
ブランデッドショートのプログラムについてはこちらから
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