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オフィシャルコンペティション

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概要 / インターナショナル部門概要 / インターナショナル部門

世界のショートフィルムトレンドを楽しめる インターナショナルプログラム 本年度のインターナショナル部門は、世界各国から応募された4314作品より選出された、19カ国35作品を上映。毎年ジャンルや手法の豊富さが特徴のインターナショナル部門ですが、今年は特にフィクション作品が多く女性監督作品の上映が13作品と過去最高となっています。家族をテーマにした作品や人権・差別を取り扱った作品も多かった印象です。


概要 / アジアインターナショナル部門&ジャパン部門概要 / アジアインターナショナル部門&ジャパン部門

アジア インターナショナル部門

日本を除いたアジア諸国より807作品が集まり、11カ国/地域より19作品をご紹介。今年は女性監督の作品上映が1/3としのぎを削るラインナップとなっています。また国のバラエティも今年の見どころ、モンゴル、タイ、キルギスタン、ミャンマー、スリランカなど11カ国の作品を上映します。

ジャパン部門

334作品の応募作品から22作品を選出。短いコメディ作品から、長めの重厚なドラマ作品まで、ジャパン作品のダイナミズムを感じる作品が揃いました。

アワード アワード


オフィシャルコンペティション グランプリ
インターナショナル部門 優秀賞
受賞監督:Kristof Deak

『合唱 Sing』

Kristof Deak /ハンガリー/24:58/ドラマ/2015

おとなしい10歳の少女ジョフィーは転校したばかり。最初は少し慣れなかったが、すぐに校内で有名な合唱団に入ることを決め、人気者のクラスメイト、リザと仲良くなる。ほどなく、彼女たちは一致団結して合唱団の指揮者である先生に立ち向かうことになる。彼女は見た目と違い、本当は意地悪な人物だった。

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Deák Kristóf監督 受賞コメント

この作品を作ることで掘り下げたかった疑問があります。「不公平なシステムに従う方がよいか、あるいはコミュニティーを壊すリスクをとってでも不正に立ち向かう方がよいのでしょうか?」
日本を訪れ、観客からの素晴らしい反応に感動しました–––自分の作品がこんなにも遠くの国で皆さんの心と共鳴するなんて夢のまた夢でした。
中には自分が子供時代に悩んだ経験を重ね合わせて話をしてくださった方もあり、この作品の社会的な面が多くの人に伝わっているという実感ができたことをとても嬉しく思いました。日本でご覧いただいた皆さんの心を打つことができて本当に光栄です。


アジアインターナショナル部門 優秀賞
東京都知事賞
受賞監督:Geon Kim

『キープ・ゴーイング Keep Going』

Geon Kim/韓国/19:47/SF/2015

ヨニは移植を受けた人工心臓が壊れ、ロボットのマゴと繋がることで生きながらえていた。離れることが出来ない二人は、生きる為に国境へ向かう

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Geon Kim監督 受賞コメント

「キープ・ゴーイング」は僕の卒業制作です。学校生活を終えた今、これまでのように”学生だから許される”ということは通用しません。卒業が近づいてきた頃、「キープ・ゴーイング」の制作準備をしながら、僕は期待と同時にこの先乗り越えていく事への不安を感じていました。そこで自分自身を励まし、ネバーギブアップの精神を叩き込む意味でこの作品を作りました。「キープ・ゴーイング」が、今後は見てくださった皆さんの励みになればいいと思っています。


ジャパン部門 優秀賞
東京都知事賞
受賞監督:八代健志

『眠れない夜の月 Moon of Sleepless Night』

八代健志/日本/25:00/アニメーション/2015

森の中に暮らす少年とその家族のもとに「月のリス」が突然現れた。高い木に引っかかった“月”をはずしに行くと言う。このままでは永遠に夜のまま・・。いざ暗闇の森へ。少年とリスの、月を探す冒険の旅がはじまる。

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八代健志監督 受賞コメント

この作品はストップモーションアニメーションで制作しています。ストップモーションという手法の魅力は、レンズの前に人形やセットの現物が 「実在」していること。CGで素晴らしい表現が可能になったこの時代にあえてストップモーションを用いる意義は、この実在感と素材感にあると思っています。そういう意味では、作品のスタート地点のひとつは美術だといえます。彫刻家が、一瞬を切り取った造形で目に見えない世界観を表現するように、それを動く表現として伝えられたら、と思っています。まずは、物語を楽しんでいただきながら、頭の片隅で美術も気にしながら観ていただけると一層嬉しいです。

審査員 / オフィシャルコンペティション 審査員 審査員 / オフィシャルコンペティション 審査員

オフィシャルコンペティション作品の中から、グランプリ1作品、各部門の優秀賞、計4つの賞を選定していただく審査員として、各界でご活躍されている方々をお招きいたしました。(50音順)


審査員

加藤雅也 – 俳優

1963年生まれ、奈良県出身。ファッション誌「メンズノンノ」のモデル、パリコレのモデルなどの活動後、俳優に転身、すずきじゅんいち監督『マリリンに逢いたい』でデビュー。以降、北野武監督『BROTHER』、三池崇史監督『荒ぶる魂たち』、イー・トンシン監督『新宿インシデント』、ゴードン・チャン監督『恋戦沖縄』、ヤン・ユノ監督『風のファイター』、クリストフ・ガンズ監督『クライングフリーマン』、三池崇史監督『テラフォーマーズ』など国内外の映画やテレビ、舞台で活躍。また、2013年からFM横浜「BANG BANG BANG!」にてラジオパーソナリティーを務める。2016年秋には堤幸彦監督『真田十勇士』の公開が控えている。


審査員

黒木瞳 – 女優

福岡県生まれ。1981年に宝塚歌劇団に入団。月組のトップ娘役を務め1985年に退団。その後、女優として映画・ドラマ・CMで活躍。映画『化身』で日本アカデミー賞新人俳優賞を、『失楽園』で同最優秀主演女優賞を受賞するなど数々の賞を受賞。2000年、『破線のマリス』で日本映画批評家大賞女優賞を受賞。また、エッセイや詩集、絵本の翻訳など執筆活動も行い、著書「母の言い訳」では日本文芸大賞エッセイ賞を受賞している。現在、朝日新聞夕刊にコラムを連載。近年での主演作品は、ドラマ「スケープゴート」(15年)、「嫌な女」(16年)、舞台「GURUになります」(16年)などがある。2016年6月25日公開の映画『嫌な女』は、記念すべき第1回監督作品となる。7月スタート 日テレ系  新・日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」に出演決定!


審査員

クローデット・ゴッドフリー – サウスバイサウスウェスト映画祭(SXSW)ショートフィルムプログラマー&オペレーションマネージャー

テキサスに生まれ育つ。2006年SXSWのボランティアとして参加。
現在はSXSWでのショートフィルムプログラマーとして、10にも及ぶショートフィルムプログラムの作品応募から選定プロセスまでの全体統括、イベント等のマネージメントを担当している。テキサス大学にて映画を学び、シネベガス映画祭、アラモ・ドラフトハウス・ファンタスティック映画祭などを経て現職。


審査員

佐藤信介 – 映画監督

1970年生まれ、広島県出身。武蔵野美術大学在学中に脚本・監督を務めた16ミリ短編『寮内厳粛』が、ぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。01年『LOVE SONG』で監督としてメジャーデビュー。
『修羅雪姫』(01年)、『砂時計』(08年)、『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』(09年)、『GANTZ』(10年)、『GANTZ:PERFECT ANSWER』(11年)、『図書館戦争』(13年)、『図書館戦争 THE LAST MISSION』(15年)などの監督を務めた。
2016年5月公開『アイアムアヒーロー』は、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭グランプリ、他、世界三大ファンタスティック映画祭で、観客賞など5冠。
米サウス・バイ・サウスウェストでも観客賞など各国で受賞。2016年秋に『DEATH NOTE デスノート』シリーズ続編の公開を控えている。


審査員

テリー伊藤 – 演出家

1949年、築地出身。大学卒業後、番組制作会社IVSテレビに入社、「天才たけしの元気が出るテレビ」を手掛ける。その後独立し、「浅草橋ヤング洋品店」を総合演出。 「ユニクロ」「アンファー」などのCMをはじめアーティストのMVなどジャンルを問わず演出に携わる。2010年に映画『10億円稼ぐ』を制作。現在は演出家としてだけでなく、 「サンデージャポン」「白熱ライブビビット」などコメンテーターとしても出演している。


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