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【10/19 Thu 会場レポート】 剛力彩芽さんも来場!東京都写真美術館でのリアル上映スタート!

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2023.10.20

SSFF & ASIA 2023 秋の国際短編映画祭のリアル上映が、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京都写真美術館にていよいよスタート!
平日の忙しい中にも関わらず、お昼頃からお客様が集まって並ばれていました。

1つ目のプログラムは「SSFF & ASIA 2023 受賞プログラム1-Kids are Alright」。
この日MCを務めるジャガモンド​​斉藤さんが、本日の快晴のような晴れやかな声で開会の挨拶と共に、ショートフィルム(短編映画)への思いを「長編よりも無駄な場面が少なく面白さが凝縮されているのが、短編の魅力」と話しました。

上映後には『スイート』から安井 祥二 監督と脚本家の平井 紗夜子さんが登壇しました。
まずは監督から「何度も見ている作品なのにお客さんと一緒に見ると見え方が変わり、純粋に楽しく見れたので、不思議な体験だった」とコメント。

脚本を書かれた平井さんは今回が初めての脚本とのことで、「専門的な脚本の勉強をした事はないが、映画脚本に興味があり監督に書いたものを見ていただいたら、面白いじゃんと言っていただいたのをきっかけに本作が始まった」とのこと。

撮影中の話では監督から「子役(美羽役 / 愛実さん)が天才だった、最後の涙を流すシーンでは、元々泣くのを我慢するシーンだったが、愛実さんが役に入り込み、本番で大泣きしてしまった、本来はNGテイクだが素晴らしく本編に採用した。現場では自分も(安井監督)一緒に泣きながら撮影をした」と貴重な裏話もお話しいただきました。

最後には安井監督から皆様へ「現在長編作品制作中なので、また皆さんに見ていただけるようがんばります」とコメントを頂きました。


<左から『スイート』より安井 祥二 監督と平井 紗夜子さん、MCのジャガモンド​​斉藤さん>

 

2つ目のプログラムは「クリエイターズ支援プロジェクト 作品上映&トークイベント」。

本イベントは俳優の剛力彩芽さんが主演だけでなく、企画段階から携わって制作した『卵と彩子』『傷跡』『MASKAHOLIC』の3作品を上映。
上映後にはMCにDJ Johnさん、そして剛力彩芽さんが登壇しました。

MCからの「長編と短編では俳優として何か違いがあるか」との質問に、剛力さんは「俳優として演じる上で今回の作品は短期間で3作品の撮影だったので、長編とは違う新しいチャレンジでした。撮影中では、キャラクターを作る時間がないので、撮影前に監督の考えなどたくさん話しました」と答えていました。

続いて、MCからの「今後もプロデューサーをやりたいか」という質問には、「今回はたくさんの方々に支えられて出来たので、一人だとすごく難しいと思うが、すごく興味があるので今後もプロデュース業はやってみたい!」とクリエイティブな活動についての意欲もお話しいただきました。

『卵と彩子』で共演された岡山天音さんとの思い出を聞かれると、「良い感じに頼りない雰囲気が出ていて、自然と役の強い部分を出せた」と冗談まじりに笑顔で語ってくださいました。

続いて、『MASKAHOLIC』の洞内広樹監督、『傷跡』の井上博貴監督が登場。 


<左からDJ Johnさん、剛力彩芽さん、洞内広樹監督(『MASKAHOLIC』)、井上博貴監督(『傷跡』)>

洞内監督はコロナ禍の時期に本作の制作があったと述べ、皆がマスクをしている特別な状況で、マスクをしていると別人に見える、というその時期ならではの要素を企画に取り入れたことを話しました。
また、「剛力彩芽さんをキャストに企画を作るお題から、剛力さんがずっと出演する設定で、そこから剛力さんの多様な面を見せられるようにしたかった」と企画意図を説明しました。 

井上監督は、剛力さんとのプロジェクトの話を聞いた時、剛力さんの以前の作品にはこのような役柄の作品がなかったので、新境地として取り組むチャンスを感じたと説明。
剛力さんも、「それまで強い女性の役柄が多かったので、弱い役をきちんと演じられるか心配だった。」としながらも、現場では何度も質問し、作り上げていったことを振り返りました。


*『卵と彩子』『傷跡』『MASKAHOLIC』は、10/20(金)14時よりYouTubeで本編配信スタート!イベントに来られなかった方もぜひお楽しみください。
・『卵と彩子』主演:剛力彩芽 × 監督:大森歩 https://youtu.be/KvWQ_361pC4
・『傷跡』主演:剛力彩芽 × 監督:井上博貴 https://youtu.be/7Y1WVANYCeg
・『MASKAHOLIC』主演:剛力彩芽 × 監督:洞内広樹 https://youtu.be/NfXhhY4lLcM

3つ目のプログラムは「SSFF & ASIA 2023 受賞プログラム2-さまよえる魂」。

上映後には、このプログラムのMCを務めた杉山 美紗さんに、「私は短編映画の終わり方が好きです、今回のプログラムでも多くの作品が、ラストで考えさせられる作品が多く、見る人それぞれが考える、その余白がすごく好きです。特に『いつか君が戻ると思って』のラストで感情的になりバスを降りた後どうなったのか、とても考えさせられました。もしかしたら終電かもしれないのに心配だった(笑)」と、ショートフィルムへの想いを語って頂きました。


<MCの杉山 美紗さん>
*MCの杉山 美紗さんが主演作『たゆたい』(スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia 優秀賞)は、
10/21(土)18:40~「SSFF & ASIA 2023 受賞プログラム6-うつろいゆくものたち」内で上映します。ぜひご来場ください!

 

4つ目のプログラムは「SSFF & ASIA 2023 受賞プログラム3-あの人の足跡」。

上映後は『半透明なふたり』から、浜崎 慎治監督が登壇。数日前にお誕生日を迎えられたそうで、会場からは大きな拍手が!

MCから「特徴的な鼻の作り物はどうやってできたのか?」と聞かれた浜崎監督は「主演の永山瑛太さんの顔を型取りをしてそこから様々な試行錯誤を重ね、やっとできた鼻だった。ただ、装着すると鼻で呼吸が出来ない状態になってしまったため、上に鼻をずらさないと話せなかった」と苦労話を語ってくれました。

今作を作ったきっかけを聞かれた監督は、「小さいころに原作である芥川龍之介の『鼻』を読んだ時から、ずっと脳裏に残っていた。物語を現代風にアレンジするとどうなるのか?そして、現代でのSNS誹謗中傷や炎上にも通ずると感じました」と語りました。


<浜崎 慎治監督(『半透明なふたり』)>

東京都写真美術館でのリアル上映は10/22(日)まで!残すところ後3日です。
ぜひともお越しくださいませ。

主催

ショートショート フィルムフェスティバル アジア実行委員会

後援

J-WAVE

共催

東京都

提携企画

東京国際映画祭

特別協力

ニコンフォトコンテスト

協力

有限会社 ディレクト・ネットワークシステムズ

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