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『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024』、ついに開幕! 仲里依紗さん、千葉雄大さん、福士蒼汰さん、森崎ウィンさん、LiLiCoさんら オープニングセレモニーに豪華ゲストが登場!
2024.06.06
初監督の仲里依紗さん「セリフはない方が面白いと思い、無くしました笑」
初監督の福士蒼汰さん「自分でもこのような結末になるとは思っていませんでした」
米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」(SSFF & ASIA)は、映画祭開幕を祝し、2024年6月4日(火)にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にてオープニングセレモニーを開催。世界約114の国と地域から集結した4,936点以上の作品の中から、本年のテーマ「Illuminate Your Life ~いのち 照らせ セカイ照らせ」を元に選出した約270作品がオンライン会場と都内5カ所の会場で楽しむことができる映画祭がスタートしました。
冒頭では、NTTグループのNTTテクノクロス株式会社の最新AI技術を活用した音声合成ソリューション『FutureVoice(フューチャーボイス)』で生成した映画祭代表 別所哲也のAI音声を利用し、映画祭の楽しみ方を日本語、英語、韓国語、中国語の4ヶ国語で紹介。『FutureVoice(フューチャーボイス)』は最新技術で人間の声と遜色ない肉声感・明瞭感のある自然な音声生成を実現。過去の既存の音声データから複数言語で音声を生成できるこの技術は、異言語を自然に話す演技や声に障害を持つ方の演技のサポートなどに繋がるため、国境や障害を越えた映画製作の一助となることを期待しています。
セレモニーでは、Shibuya Diversity Award、 J-WAVE SOUND OF CINEMA Award、U-25プロジェクト、Smartphone Competition、Amic Sign(アミックサイン)アワード、Illuminate SSFF & ASIA 2024 Movie Contest、グローバルスポットライトアワードの7つの賞の受賞を発表。U-25プロジェクトでは日本航空株式会社(JAL)がパートナーに就任し、未来を担うフィルムメイカーが日本から世界へ羽ばたく機会をサポートすべく、国際線の往復航空券が優秀賞の副賞として贈呈。また、Amic Sign アワードでは、誰もがクリエイターとして発信・販売する側にもなれる“クリエイターエコノミー”の環境の実現を目指し、クラウドファンディングの未来形「DAOファントークンサービス」提供に向けた協業開始も発表されました。Smartphone Competitionでは、自身も2022年にショートフィルムの監督業を経験し、2023年には審査員も努めていた、MEGUMIさんがプレゼンターとして登場。現代の文化でもある“スマートフォン撮影”で作られたショートフィルムについて「スマートフォンで撮影されていることをいい意味で感じさせない色味、画角、演出が可愛らしくて驚きました。大人になった自分が、子供の頃の自分に救われるほっこりするストーリーと、画へのこだわりのバランスが素晴らしかったです」とコメントしました。
アクターズ・ショート・フィルム第4弾 トークセッションでは、アカデミー賞につながるライブ アクション部門のジャパンカテゴリーにみごとノミネートされ、俳優でありながら映画監督に挑戦した千葉雄大さん、仲里依紗さん、福士蒼汰さん、森崎ウィンさんがそろって登壇。監督業の難しかった点と面白かった点、作品に込めた想いなどを語りました。
今回、初の監督業に挑んだ仲さんは、「母親業と同じで、実際にやってみて初めて監督の難しさを感じました。普段からもYouTubeで編集をやっているので、映像を作り上げていく作業はとても楽しかったです。」とコメント。ロバート秋山さんを起用した理由については、「彼の眼力が大好きなんです。いつもはそれが“面白い”という印象になるのですが、何か違う面を引き出してみたいと思い、今回起用させていただきました。また、セリフはない方が面白いと思い、無くしました笑」と語りました。同じく初の監督業を経験した福士さんは、「編集と音入れがとても難しかった一方で、俳優さんたちとのコミュニケーションはとても楽しかったです。」と作品づくりを振り返りました。ラストの衝撃展開については、「自分でもこのような展開になるとは思っていませんでした。最初に主人公を決めて、脇道に出来事を置いて、あとは主人公の行く道に任せたら意図しない結末になりました。」と斬新な脚本作りの背景を語りました。アクターズ・ショート・フィルムでの監督は2回目となる千葉さんは「監督として、現場でいただいた質問にどう返すか、どう呑み込むかを考えるのが難しかったです。編集は普段できない作業なので、楽しかったです。」と話し、「1回目は探り探りだったのですが、今回は前回と同じスタッフさんが多かったので、議論がより深くできたのではないかと思います。」と自身の成長した点についても笑顔で語りました。最後に、アクターズ・ショート・フィルム史上初のミュージカル作品に挑んだ森崎さんは「自分の頭に浮かんだ画を誰かに伝えることの難しさを痛感しました。チームで話し合って行う物作りは楽しくて仕方がなかったです。」とコメント。上田一豪さんに脚本を依頼した理由については、「最初に日本オリジナルのミュージカル映画を撮りたいと思い、上田さんのオリジナル作品を生で見たときに直感的に決めて、直談判しました。自分が内面的に思っていたものを活字にしていただき、素晴らしい作品ができました。」と、ミュージカルへの想いも込めて、熱く語りました。
更に、映画祭のオープニング作品として、最近コラボレーション楽曲を発表し話題となったユニット「TUBE×GACKT」によるショートフィルム『サヨナラのかわりに』を世界初公開。作品上映後にはTUBE 前田 亘輝さん・GACKTさんからの特別ビデオメッセージを放映。前田さんは「自分も50代最後にして、大切な人との別れを経験する世代となりました。そんな大切な人たちに想いを馳せることができないかと、この楽曲を制作してMVが完成しました。音に新しい命を吹き込んでいただいたこの作品を多くの方に見ていただきたいです。」とコメント。GACKTさんは、「大切な人と、当たり前に一緒にいることがどれほど尊いことかを感じていただけるのではないかと思います。」と、作品に込めたメッセージについて語りました。
オープニングセレモニーを締めくくるグローバルスポットライトアワードには、人気K-POPボーイズグループStray Kidsの8名が主演する 『Stray Kids <樂-STAR (ROCK-STAR)> SKZFLIX』が輝き、監督のキム・ビョンジュンさんは「学生が互いに力を合わせて作り上げたショートフィルムが受賞するという、まさに映画のような話ですが、今それが現実になりました。」と喜びの気持ちを作品のストーリーに掛けてコメント。また、メンバーの皆さんからは「世界的な映画祭でこのような賞をいただけて大変光栄です。今回、メンバーと楽しく思い出に残る作品づくりと演技を頑張りました。皆さんにこの作品の世界観をシェアできたら嬉しいです。」と、VTR出演で受賞の喜びを述べました。
会場ロビーにて初開催した、ショートフィルム業界の発展を目指した「クリエイターズ・ミートアップ・ラウンジ」では、新たな企画の種を紡ぐ場として、ショートフィルムファンや監督、映像文化をサポートする企業が情報交換し、盛り上がりを見せました。
最後に代表の別所哲也が「今日からリアル会場、オンライン会場と映画祭が始まりますので、ぜひシネマトラベルを楽しんでいただいて、あなたの心を映し出すようなショートフィルムや、こんな人生があるんだという出会いを見つけていただけたら嬉しいです」と熱く語り、本セレモニーは幕を閉じました。
※本セレモニーのアーカイブはYouTube(https://youtu.be/KPlJrJuOYLk)にて視聴可能です。ぜひ、ご覧ください。
オープニングセレモニーで受賞発表・表彰された作品
★Global Spotlight Award 『Stray Kids <樂-STAR> SKZFLIX』(Stray Kids <樂–STAR (ROCK-STAR)> SKZFLIX)
監督:キム・ビョンジュン/10:50/韓国/ドラマ/2023
映画という夢のために走ってきた主人公たち。
ある大学のサークルで仲間となり短編映画を製作することになるが…。
完成した映画の上映の日、隠された秘密が明らかになる。
※タイトル読み方:ストレイキッズ ロックスター スキズフリックス
★Shibuya Diversity Award 『メイシーとの時間』(My Week with Maisy)
監督:ミカ・シモンズ/18:10/イギリス/ドラマ/2023
神経質なミセスFosterはガンの治療で化学療法を受け始めるが、処置室で興味津々な旋風のような「夢はレズビアンになること」と語る少女メイシーと鉢合わせる。治療が進むにつれ、2人の間には思いがけない絆が生まれ始め癒しと希望をもたらす。
★J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARD 『カンタータ』(Cantata)
監督:デイブ・フォックス/11:46/アイルランド/コメディー/2023
ダレンは助けを求めている。恐怖と不安が高まると、ひどく珍しい症状が現れるのだ。それは、“オペラ”である。彼は早く解決しようとセラピストを訪ねるが、調和を取り戻すには音楽と向き合うことも必要なのだ。
★ U-25 プロジェクト優秀賞 『母のレシピ』(Mother’s Recipe)
監督:川邊出雲/04:53/シンガポール/ドラマ/2023
シンガポールのフードコートで、日本人の少年とシンガポール人の少年が出会い、食べ物を通じ、言語の壁を乗り越え、互いを知る。全く違う文化で育った二人にも関わらず、成長の中に感じる苦悩を共有し、文化を超えた友情が芽生える。
★Smartphone Competition優秀賞 『人生は宝探し』(HoManHo in HoManTin)
監督:ワイ・イー・チャン/05:07/香港/ドラマ/2022
ホー・マン・ホーは、先祖ホーマンの財宝の話を聞いて育ち、ホーマンティンという土地はホーマン一族が手に入れたものだと信じていた。幼い頃からホー・マン・ホーはこの地を探検し、財宝を探していた。父親が亡くなった後、ホー・マン・ホーはその地を離れた。大人になった彼は、再びホーマンティンの前を通りかかり、幼い頃の思い出に浸る。
★Amic Signアワード 『フューチャー!フューチャー!』(FUTURE! FUTURE!)
監督:眞鍋海里 & 山本ヨシヒコ/25:00/日本/SF/2023
マコトは、小さな頃から想像力豊かなSF好きの女子高生。ある日、未来からやってきた青年シンイチと出会う。ディストピアとなった未来を救うには、F判定のマコトが大学に入学するしかない。果たして、ふたりは未来を救えるのか!?
★Illuminate SSFF & ASIA 2024 Movie Contest 『タイトルなし』/監督:A YO-SIN JOINT(ア ヨージン ジョイント)
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024 オープニングセレモニー
日時:2024年6月4日(火)15:40 ~ 18:00
場所:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)(東京都渋谷区宇田川町1−1)
ゲスト(敬称略):
- MC 別所哲也、望月理恵
- 表彰・トークセッション
・Shibuya Diversity Award(表彰・トークセッション)
【登壇】 プレゼンター:(長谷部健 渋谷区長代理)中嶋哲也 渋谷区文化振興課課長
受賞者代理:須藤千佳 ブリティッシュ・カウンシル日本事務所 アーツ部部長
・J-WAVE SOUND OF CINEMA AWARD(表彰・トークセッション)
【登壇】 プレゼンター:株式会社 J-WAVE 中岡壮生 代表取締役
受賞者代理:フィオン・フォーリー(脚本家兼作曲家)
・U-25 プロジェクト (表彰・トークセッション)
【登壇】 プレゼンター:LiLiCo
受賞者:川邊出雲監督 副賞授与:日本航空株式会社 担当者
・Smartphone Competition (表彰・トークセッション)
【登壇】 プレゼンター:MEGUMI 受賞者:Wai Yee Chan (ワイ・イー・チャン)監督
・Amic Sign(アミックサイン)アワード (表彰・トークセッション)
【登壇】 プレゼンター:株式会社ディーカレットDCP 村林聡代表取締役社長
受賞者:眞鍋海里監督、山本ヨシヒコ監督
・ Illuminate SSFF & ASIA 2024 Movie Contest (表彰)
【席立ち】 受賞者:A YO-SIN JOINT(ア ヨージン ジョイント)
・グローバルスポットライトアワード(表彰)
【VTRコメント】 Stray Kids 【登壇】 キム・ビョンジュン監督
- プロジェクト紹介 等
・MILBON BEAUTY PROGRAM
【登壇】 株式会社ミルボン坂下秀憲 代表取締役社長
・WOWOW アクターズ・ショート・フィルム4
【登壇】 千葉雄大、仲里依紗、福士蒼汰、森崎ウィン
・日本博プロジェクト
【登壇】 文化庁 都倉俊一 長官
・「サヨナラのかわりに」作品映像& コメントVTR
【VTRコメント】 TUBE 前田亘輝、GACKT