Project 2

Discover Beauty

Discover Beauty

「Discover Beauty/美の発見」をテーマに、日本の「美」に着目しつつ、アイヌ文化に焦点をあてたシンポジウムを行うほか、日本を含む世界の「先住民」や「地域の祭り」をテーマにそれぞれの文化の「美」を紹介するショートフィルムの配信・上映を行います。

Discover Beauty シンポジウム

アイヌ文化・美術に携わり、映像、アートコンテンツの制作・演出・批評の最先端に携わる有識者お二人をお招きして、アイヌの世界観から学ぶサステイナビリティーの原点とその美意識について語ります。アイヌの聖地である国立公園阿寒湖の森・湖畔を背景にトークを展開。現代社会がSDGsを達成するためにも不可欠なヒントをアイヌ文化に見出します。
モデレーター:チュック・ベッシャー
パネリスト:秋辺日出男 氏、五十嵐聡美 氏

日時・会場・参加費等

2022年6月17日配信予定。
詳細は決まり次第発表いたします。

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ショートバージョン (6:03)

フルバージョン (19:53)

Guests ゲスト

  • 秋辺 日出男

    秋辺 日出男

    阿寒アイヌ工芸協同組合 専務理事

    高校卒業後、父のもとに木彫り職人として弟子入りし、コタンの先輩である床ヌプリ氏、四宅豊次郎氏などに師事のもと、アイヌ舞踊や心得などを学び、国内外において古式舞踊やユーカラ劇に出演すると共に自らも演出や脚本を数多く手掛ける。

    民芸品店を営む傍ら、阿寒アイヌ工芸協同組合、阿寒アイヌ協会、阿寒アイヌ民族文化保存会に所属し、芸術活動や文化保存伝承活動、さらには文化講演など様々なジャンルでアイヌ文化の理解促進に貢献している。

    また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会におけるアイヌ文化発信を目的に設置された「アイヌ文化発信会議」の総合監督を務め、アイヌ文化発信パフォーマンスを成功に導いた。

  • 五十嵐 聡美

    五十嵐 聡美

    美術史家
    北海道立近代美術館 学芸部長

    1964年、北海道釧路市に生まれる。1986年、弘前大学人文学部人文学科(日本美術史専攻)卒業。北海道立近代美術館ほか道内各地の美術館で学芸員として勤務し、道立三岸好太郎美術館副館長を経て、現職。展示企画「AINU ART−風のかたりべ」展(2013年、北海道立近代美術館他)、「現れよ。森羅の生命−木彫家・藤戸竹喜の世界」展(2017年、札幌芸術の森美術館他)、「アイヌの美しき手仕事」展(2019年、北海道立近代美術館他)などを手がける。2019年美連協大賞優秀論文賞受賞。著書に「アイヌ絵巻探訪−歴史ドラマの謎を解く」 (北海道新聞社)など。アイヌ絵やアイヌの造形美術に関わる講演多数。

  • Chuk Besher

    鼈舎 チュック(ベッシャー・チュック)

    モデレーター

    女性エンパワメント活動家。(株)3ミニッツ、エグゼクティブプロデューサー。動画コンテンツ、イベント企画、広告企画のプロデュース等を担当。前職は日本コカ・コーラ。オリンピック、ワールドカップ、テレビ番組、CM楽曲のプロデュース、広告企画業務などの統括。現在、女性エンパワメント・ドキュメンタリーシリーズ、『Future is MINE』の企画・立案・プロデュースを仕掛ける。
    以前は政策スタッフとして自民党シンクタンクに勤務。その後、広告代理店グレイ大広戦略企画室長、OOHメディア会社の設立・経営、CNN日本語放送キャスター、米国の投資銀行Japan M&A担当、アジア財団日本代表等を歴任。
    コロンビア大学、国際関係・公共政策大学院(School of International and Public Affairs)の修士課程修了。日本学専攻。
    主な著書は『コロンビア大学院で考えた世界と日本』 (はる書房)、『グローバル経営時代の企業の危機管理』 (日経社)、『日本 出る杭考現学』 (月刊コラム)、など。現在、Tokyo Headline コラムニスト。

Program Discover Beauty プログラム

この「Discover Beauty プログラム」は、「世界の美」から「日本の美」について考える作品を毎年セレクションし、その内容に関連するオンラインのシンポジウムを行っています。昨年は、社会課題としての女性のエンパワメントに焦点をあて、映画業界で活躍する女性監督の作品を集めました。今年は日本を含む世界の「先住民」や「地域の祭り」をテーマにそれぞれの文化の「美」を紹介するショートフィルムの配信・上映を行います。ぜひ、これらの作品をお楽しみください。

配信日:6/7 - 6/20

  • タ・モコ ー タトゥーの下にある素顔

    タ・モコ ー タトゥーの下にある素顔

    Mick Andrews & David Atkinson
    ニュージーランド / 0:12:14 / ノンフィクション / 2019

    タ・モコと呼ばれるマオリの顔に入れるタトゥーは、植民地化によって消滅寸前の伝統。バーナードとサファイアは、自分たちの風習を再発見することでマオリのコミュニティが団結し興隆することを切望している。タ・モコを入れる二人の痛みと誇りを描いた作品。

    Hiroki Inoue

    監督 Mick Andrews & David Atkinson

    Mickは心の鼓動で物語を伝えるために映画を用いる。彼の映画は60以上の国際映画祭に参加し、ナンタケット映画祭で最優秀短編映画を受賞している。
    Daveは1年の大半を途上国への旅行に費やし、非営利組織の辛さ、喪失、そして希望についての映画を製作している。

  • マランカ

    マランカ

    Paul-Louis Léger & Pascal Messaoudi
    フランス / 0:13:00 / ノンフィクション / 2019

    ルーマニア国境近くのウクライナのある土地では、熊が主役になるマランカと呼ばれる伝統的な祭がある。

    Hiroki Inoue

    監督 Paul-Louis Léger & Pascal Messaoudi

    Paul-LouisLégerは、監督・写真家であり、有名ブランドの広告や、短編映画を監督した。
    Pascal Messaoudiは、ドキュメンタリー映画・音響ディレクター。様々な形のリアルなサウンド表現に関心がある。

  • カパエマフの魔法石

    カパエマフの魔法石

    Dean Hamer, Hinaleimoana Wong-Kalu, & Joe WIlson
    アメリカ / 0:08:30 / アニメーション / 2020

    ワイキキのビーチに残る4つの魔法石にまつわる知られざる物語。―遠い昔、癒しの力を持つ4人の祈祷師が現れて…

    Hiroki Inoue

    監督 Dean Hamer, Hinaleimoana Wong-Kalu, & Joe WIlson

    本作は、ネイティブハワイアン教育者であり文化専門家であるHinaleimoana Wong-Kalu、エミー賞とGLAAD賞を受賞したフィルムメイカー活動家のDean HamerとJoe WIlson、そしてオスカーノミネートのアニメーター Daniel Sousaのコラボレーション。彼らの作品はベルリン、トロント、サンダンスで上映され、太平洋を越えて世界中の心に触れた。

  • TEZUTSU -炎華の街-

    TEZUTSU -炎華の街-

    伊納達也
    日本 / 0:12:12 / ノンフィクション / 2017

    愛知県豊橋市で450年間続いている手筒花火は、竹を切り、火薬を詰め、花火を作り、あげるまでを全て町内の人々で行う花火。その伝統に初めて挑む若者は何を感じるのでしょうか?

    Hiroki Inoue

    監督 伊納達也

    1988年、愛知県春日井市生まれ。東映シーエム株式会社を経て、2014年から株式会社umariにて様々なソーシャルプロジェクトの映像ディレクションを担当。その後、株式会社inahoを設立し、社会課題を解決するプロジェクトについての映像制作を行なっている。