抜けるような青空が広がり、気温もぐんぐん上がった日曜日の今日は、朝から大勢の人が詰めかけた。
午後のプログラムでは、上映後に「The Ballad of little Roger Mead」のマーク・カーター監督(左)と、「Oregon」のプロデューサー、ジョン・ラングストンさんが登場し、客席からの質問に答えた。
「嘔吐」を扱った「The Ballad〜」について、観客から「ちょうど昼食後に見たので、たいへんおもしろかったですが(笑)、作品を見て、イギリスのコメディグループ、モンティ・パイソンを思い出しました」という感想が述べられると、カーター監督は、
「“モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル”というシリーズがあって、それに触発された。それから、同じくモンティ・パイソンの“ミーニング・オブ・ライフ”という作品には、嘔吐のシーンがたくさんあり、“The Ballad〜”はこれにとても影響された」と答えた。
プログラムdを見に来ていた5人組に、それぞれ気に入った作品を尋ねてみた。
左から、
「“In God We Trust”。ユーモアがあって楽しかった」(伊藤きよこさん)、
「“In God 〜”とジャパン・ショートの“若い二人”。それから、殺し屋の話の“Last Request”も、最後までどうなるのかわからなくて楽しめた」(長谷部さん)、
「“In God 〜”と、あとは“若い二人”もなかなかよかった!」(臼木さん)、
「“In God 〜”は、主人公を自分に置き換えられる。今の私は、評価されるとしたら何点だろう? と思った。それに、ジャパン・ショートの“Hands”も気に入りました」(三枝さん)、
「スノードームを扱った“Indescribable Nth”が好き。心があたたまるような雰囲気がよかった。“In God 〜”にも共感した」(石井さん)。
彼女たちの間では、“In God We Trust”がお気に入りのようだ。
プログラムeを観てくれたカップルに、感想を尋ねてみた。
会社員の村橋さん(右)は昨年のASSも観ていて、ショートフィルムを見るのは今年で2回目。
「“George Lucas in Love”は、自分もジョージ・ルーカスが好きなので、余計に笑えた。ショートフィルムは、オチが楽しみ。自分自身もショートフィルムを作ってみたいと前から思っていたし、去年も、観てとても刺激を受けました。自分で作るとしたら、サスペンスを作ってみたい」と話してくれた。
また、販売の仕事をしている片岡さんは、
「ショートフィルムを観るのは今年がはじめて。特に、トロンボーンでこづかれ続ける“Boundaries”が笑えました。ショートフィルムは、短いから気軽に観られるのが魅力。その作品で何を訴えたいのかもよくわかる。自分では作れる自信はないけれど、もしも作るとしたら、コメディか、ファンタジックな夢のあるものを作ってみたいですね」と語ってくれた。
映画祭3日めのスナップ
原宿クエスト前にはASSのパネルが設置され、道往く人の目を引いている
ラフォーレの斜め向いのアストロビジョン。ASSの映像が1時間に1回流されている
控え室に貼られているポスターは、来日フィルムメーカーのサインで埋められてゆく
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