「Mr.Bubblegum」の片岡翔監督、「Phuket」のAditya Assarat監督、「撮影禁止!」のBahman Moshar監督、「ミッドナイトバー」の渡辺浩司監督が登壇。
片岡監督は一昨年、昨年とストップ!温暖化部門に連続入選した経験を持つ実力派。
今年はジャパン部門で入選を果たしました。
自殺をテーマにしながら、不思議に明るいトーンの今回の作品。 最後に出てくる詩について、観客から「中原中也に似たテイストを感じましたが、好きな詩人はいますか?」と質問され、 「特定の詩人に影響を受けているとは思いませんが、個人的には谷川俊太郎さんが好き。最後の詩は、台本読みのときに、役者さんがラップ調に読んでくれたのが面白かったので、そのような朗読になりました」と話してくれました。
続いて、Aditya Assarat監督。
この作品は、プーケット市に依頼されて作ったものとのこと。韓国の人気女優、イム・スジョンを起用した理由を尋ねられた監督は、 「とにかく韓国の女優を使いたかった。知り合いの韓国人プロデューサーに連絡して英語を喋れる女優さんを探してもらい、紹介してもらったのが彼女でした。」と答えていました。
お次はBahman Moshar監督。驚いたことにイランでは、作品で描いたとおり、町で写真を撮影する際に前もって許可を得なければならないとのこと。
当然映画もそうですが、今回は許可を取らずにゲリラ撮影を敢行したのだそう。さらに驚きなのは、ストーリーがそのまま監督の実体験だということ。
「写真を撮っていて逮捕され、取調室に連れていかれました。
壁にこれまで逮捕された人の写真がずらりと貼ってあったのも事実そのままです」と説明。国柄の違いをひしひしと感じる作品でした!