このプログラムでは、冒頭にミュージックShortクリエイティブ部門の特別製作作品「ゆっきーな」が上映されています。
質疑応答の後半では、渡邊世紀監督、女優の黒澤ゆりかさん、稲川実代子さんが登壇してくれました。
客席から、 「冒頭で、過去のシーンは色鮮やかで、現在のシーンは彩度を落とした感じになっていました。
普通は過去のほうの色を落とすと思うのですが、なぜ逆にしたのですか?」と質問された監督は、 「まずは木下優樹菜さんの登場シーンを鮮やかにしたかったこと、そして過去を懐かしむ主人公の政治家の心情を主軸に描きたかったので、あえてふつうとは逆にしました」と説明。
続いて、ちょっと反抗的なギャル役を演じた黒澤さんは、観客からの 「どんなことを意識してこの役を演じましたか?」という質問に、 「誰にでもトゲトゲした時期ってあるのではないかと思うんです。私自身もありました。
社会に出ている大人に対して敵みたいなイメージがすごくあって、反発したい、わかってもらえない、と。そして、そうではない人と出会えた、ということを考えながら演じました」とコメント。
その答えを聞いた質問者から、 「それ、演技の中でものすごく伝わりました!」と言われ、「本当ですか? ありがとうございます!」ととても嬉しそうに答えていました。