SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2020
（NEW）BORDERLESS

寒い中国北東部では、何世代にもわたり、狩猟によって人々は生きてきた。狩猟民族の子として生まれた少年は、森と不思議な繋がりを持っている。狩りで動物が殺されることに心を痛めるが、父親を止めることはできない。親子の関係は緊迫していき、少年のある行動が二人の運命を変えてしまう。

授業をさぼり、ふと階段に寝転がる。日々の雁字搦めから逃げても逃げても、現実は刻一刻と詰め寄って来ます。 自分の経験から、だれもが通る高校生という日常を生々しく描き出しました。

若い女性が半年間日本へ行くことになり、ウィーンに愛猫のオンニョンを置いていくことに。でもオンニョンはそれをよしとせず、猫用カバンに荷物をつめて、まっすぐ東京に向かう。猫だってやるときはやるのです。

森の奥深くにあるコテージで、ネコとフクロウが魔女のご主人から気に入られようと争っている。ライバルのフクロウほど呪文を唱える腕前のないネコは、森に向かう魔女から魔法の杖をこっそり盗んで…。

児童養護施設を訪れた少女は黄色い傘を手に入れることを夢見る少年、ジョセフに出会う。この思いがけない出会いが、ジョセフの過去の記憶を蘇らせる。 実話から着想を得た本作は共感と希望へのオマージュ作品。

最近動物園にやってきたカメは、餌をもらうための指示に応えず、飼育係や他の動物たちの言うことを聞かない。そしてカメは魂を犠牲にして、移民として新しい土地に亡命することになった自身の過去を話し始める。

日本のアーティスト米正万也が、オーバーエスタライヒの州都リンツの見どころやリンツらしい空気を求めて、旧大聖堂、アルス・エレクトロニカ、ペストリングベルクの丘、カフェ・トラクスルマイヤー、たばこ工場を訪れ、その印象を彼女の有名な「Daumenreise / 親指の旅」にまとめた作品。

お魚のララを愛する幼い子どものフェリックスは、食べ物をシェアしてララを喜ばせたいのだが、そうすることで水槽を濁らせ、ララの体調をどんどん悪化させてしまう。

移民集団は、より良い生活を求め安全な国へ行こうと試みている。 密かに国境を越えるため冷凍トラックに乗り込むが、氷点下の気温はやがて彼らのより良い未来への希望をも凍り付かせることに…

座らないと飛ばされる！それがスクールバスでのルール。真の友情を求めて、オオカミの少年は座席を確保しようと奮闘する。

私たちはよく自分の都合の良いように物事を捉えたり、錯覚したりします。それはきっと、毎日を前向きに楽しく過ごすための私たちが持っている本能です。

中年で太った警備員のリチャードは、バレエが大好き。暇さえあれば踊らずにはいられないが、いつも上司に邪魔される。しかし、スポットライトに呼び寄せられ、ついにリチャードは舞台で踊り出す。それが彼の人生の転機になるのだった・・・

大草原に住む少年ウェンと彼の馬は、予期せぬ砂嵐でバラバラになるまでいつも一緒だった。ある日、ウェンは自分の馬が競馬のために大都市に誘拐されたことを知り、これまで大草原を離れたことがないにもかかわらず、大切な馬を救うための冒険に出る。

おなかを空かせたカイジュウくん。森を歩いていると、空から不思議なタマゴがコロンコロンと落ちてきた。それをごっくん飲み込んだら…さぁ大変！

最近、画家のルイは奇妙な出来事を経験している。彼をとりまく世界が変化しているようだ。家具や物、人々からゆっくりと、現実味が消え、バラバラと崩れ去っていく…。

小惑星で一人、スタンは宇宙ゴミを銛で取り、体に取り込み栄養にしている。魂を満たすために、夢見るのは愛だけ。ある日スタンは、彗星に取り残された仲間の宇宙飛行士、ベアトリスが通り過ぎていくのを見つける。彼女と一緒になるため、スタンは思い切った行動に出る。

堅物の交通監視員アマンディーヌは、あらゆる小さな違反を見つけては罰金を課すことに喜びを感じている。そんな彼女の日常に突然予期せぬことが起こる。

ペットの亀、かめすけはある日独りで出かけることにした。目的は達成できたが、何か物足りないのであった。

しゅんは後悔していた。大して仲良くも無い、どちらかといえば嫌いな4人となぜ遊ぶことになってしまったのか。 不快な暑さと神社の重苦しい雰囲気が、しゅんの気持ちをだんだんと暗くしていく

普通は友達や家族と楽しむボトルワイン。だけどコロナ禍では普通が普通でなくなる。若いアニメーターは１本のワインをたった一人で飲み干す、その様子を描いたアニメーション作品。