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【会場レポート】撮影日数70日!『美の街東京』@渋谷TORQUE

2020/09/20 News

9月19日(土)、渋谷TORQUE会場にて「U-25プロジェクト」と「Cinematic Tokyoプログラム」の上映が行われました。

Cinematic Tokyoプログラムは、多様な「東京」の魅力を発信するショートフィルムを集めたプログラムで、この日はスティーヴン・スピルバーグ監督『レディ・プレイヤー1』の出演でも注目を浴びた森崎ウィンさん出演の『This is Tokyo』を上映。本作は、東京都とSSFF & ASIAが共同で行うシネマスポートプロジェクト特別製作作品。最終日となる9月26日(土)にもTORQUE会場で上映しますので、見逃した!という方は、ぜひ大きなスクリーンでご鑑賞ください。

そして、TORQUE会場2日目となるこの日も、前日に引き続き、監督や出演者ら関係者の方にお越し頂き、Q&Aを行いました。

U-25プロジェクト – 『Food Music Video』小川原 海斗(監督)

<あらすじ> 私たちの食べている魚や野菜はどこからきているのだろうか。収穫から食卓に並ぶまでを音楽と動画で表現した。作品を観た後に食べてみたい!と思っていただけたら幸いです。

魚が水揚げされる音、野菜を切る音などが繋がり、1つの音楽のように仕上がっている『Food Music Video』。小川原海斗監督は、昨年、同様のコンセプトでトンカツの調理シーンを切り取った『Cooking Music Video』を制作されており、本作は収穫から食卓に並ぶまでを描いた、前作の拡張版だそうです。

Cinematic Tokyoプログラム – 『In the Still Night』佐藤 俊紀(プロデューサー) / 麻宮彩希(出演)

<あらすじ> 失恋中のアメリカ人アート・キュレーター、マシューは滞在するホテルに展示された芸術作品を見ながら空想の世界を彷徨い、そこで不思議な出会いをする。

『In the Still Night』からは、プロデューサーの佐藤俊紀さん、キャストの麻宮彩希さんにご来場いただきました。本作は、雑誌「Pen」の企画により製作されたもので、フランス人監督を起用した日仏合作プロジェクト作品。佐藤さんは「舞台となったホテル雅叙園東京の日本的な美しさを、フランス人のディレクターならでは感性で切り取り取った映像は、わたしたち日本人にとっても新鮮に映ると思います」とコメントされました。

Cinematic Tokyoプログラム – 『美の街東京』川浦正義(監督) / 小野幹太(カメラ) / Hari Anggoro Poetro(出演)

<あらすじ>やあ 俺の名前はハリ インドネシア人だ 動画クリエイターをしている そんな俺は東京で出会った。映像というものにね 気づけばまた 俺は東京に来ていた

インドネシアの青年が東京の街を巡る『美の街東京』。約7分半の作品ですが、何と!撮影日数は70日も掛かっているそうです。各地に足を運び撮影した膨大な映像の中から、選び抜かれたものがギュッと詰まっているということで、これには会場からも驚きの声が挙がりました。また、川浦正義監督は「普段から3人で映像を制作しているが、SNSに投稿する程度だった。映画祭で評価されたのは今回が初めて。今後のモチベーションになった」と語りました。次回作にも期待したいですね!

「U-25プロジェクト」は9月25日(金)、26日(土)、「Cinematic Tokyo プログラム」は、9月26日(土)にTORQUE会場にてご覧いただけます。ぜひ、屋外の特別な雰囲気の中でショートフィルムをお楽しみください!