本年度カンヌ映画祭短編コンペティション部門出品作を含む、「フランス映画祭横浜2005」セレクト、珠玉の短編9作品をお届けいたします!

ショートショートフィルムフェスティバル、今年の特別プログラムは、フレンドシップイベント「フランス映画祭 横浜 2005」(2005年6月15〜19日開催)により選び抜かれた9作品を上映致します。本年度カンヌ映画祭短編コンペティション部門出品作から2作品、ドラマ、イラストアニメ、クレイアニメと様々なジャンルの作品を一挙まとめてお届けする、満足度100%間違い無しのプログラム。是非お見逃し無く!
上映日: 7月4日
時間: 17:15〜18:50
場所: ラフォーレミュージアム原宿
(*本プログラムは、日本語字幕のみでの上映となります。)

 脊髄の物語
 UNE HISTOIRE VERTEBRALE
 ジェレミー・クラパン / 9:08 / アニメーション・コメディー・サイレント / 2004
一人の男がいる。異様な外見だ。頭が前に傾き、その視線は下を向いている。彼の夢は、彼にぴったりの女性に巡り会うこと。
ジェレミー・クラパン
ジェレミー・クラパンは装飾美術の学校を卒業後、アニメのパイロット版の企画に参加。雑誌や新聞などでイラストレーションを手がける傍ら、ビデオゲームのキャラクターのデザインなどマルチな才能を発揮。本作は、クラバンの短編初監督作品。
 赤ちゃんザメ
 BEBE REQUIN
 パスカル=アレックス・ヴァンサン / 14:00 / ドラマ / 2005
3人の若者。そこに待ち受ける危機。
パスカル=アレックス・ヴァンサン
これまで監督した4本の短編は国内外の映画祭に出品され様々な賞(カンヌ、クレルモンフェラン、オベルハウセン、ニューヨーク、サンパウロ他)を受賞。2005年の作品『赤ちゃんザメ』を制作後、アニメーション「Candy Boy」の監督を経て現在長編第1作目となる「Quentin sur la route 」を準備中。
 もし5つのキングにクィーンの価値があったなら
 SI CINQ ROIS VALAIENT CETTE DAME
 ピエール=アラン・ロッゾ / 13:00 / ドラマ / 2004
ジャンヌとニコラの若いカップルは、プロのギャンブラー。二人はプライベートな集まりでのポーカーゲームをしに行くところだ。ジャンヌはゲームを楽しみにしているが、ニコラは躊躇している。
ピエール=アラン・ロッゾ
監督は、フランスの名門映画専門学校である、ルイ=リュミエールで撮影を専攻。「赤ずきんの森」ではカメラマンを務めた。
 サッチェル文書
 LE DOSSIER SATCHEL
 ゴーティエ・アブウ / 15:51 / コメディ / 2004
サッチェルとの大事な契約を何としても今日交わさなければならない取締役。秘書に大事な契約書を持ってくるよう頼むが、何度も書類を間違える。一人は怒り、もう一人はパニック。ツジツマも合わず、収拾もつかないまま、混乱は増して行くばかり・・・。
ゴーティエ・アブウ
映画専門学校を卒業後、ゴーティエ・アブゥは、長短編映画、テレビ、演劇などで俳優として活躍。
 しくじり
 LA BOURDE
 マチュー・ドゥミ / 20:00 / ドラマ / 2005
しゃれたレストラン「ピジョニエ」、ここではどんなしくじりも許されない。また、バカらしいほど格式張った世界で、風変わりな客の来訪にスタッフ一同大混乱。一流レストランって、誰のためのもの?評判を守るためなら、どこまでやるの?
マチュー・ドゥミ
両親はアニエス・ヴァルダとジャック・ドゥミ。父母共に映画監督のマチュー・ドゥミの映画デビューは、母親ヴァルダの1981年の作品「Documenteur」。それ以降、オリヴィエ・デュカステルとジャック・マルティーノ監督「ジャンヌと素敵な男の子」など俳優として出演作多数。1999年に自身の短編第一作トニーノ・ベナキスタの小説を原作にした「Le Plafond(天井)」の制作のために制作会社「les Films de l’ autre」を設立
 キッチン
 KITCHEN
 アリス・ウィノクール / 14:30 / コメディ / 2005
女性が「オマール海老のアメリケーヌ風」を準備している。料理の前にまず、生きた海老をぶつ切りにしなければならないが、煮えたぎる油の中でも海老はまだ生きている。台所で、一人海老と葛藤する彼女。できるだけ汚さずになんとか海老を殺そうとするが・・・。
アリス・ウィノクール
フランス国立映画学校Femis(脚本科)出身。2004年に脚本「Augustine」でSopadin最優秀脚本賞を受賞。脚本 / 監督を努めた本作が、ウィノクールの短編第1作となる。
 見事なまでの曇り空
 MERVEILLEUSEMENT GRIS
 ジェフロイ・バルベ=マサン / 5:40 / アニメーション・コメディ / 2004
「親愛なるマダム、悲しいお知らせがございます。お宅のワンちゃんのティティが亡くなられました。実は、うちのブルテリアのえさ皿の近くで、瀕死状態のところ、発見致しました。性格には耳とシッポなのですが。マダム、本当に心からお悔やみ申し上げます。隣人より・・・。」
ジェフロイ・バルベ=マサン
パリ装飾美術高等国立学校卒業後、3Dのコンピューター・グラフィストとしてMikros Imageに所属。本作は、アヌシー国際アニメーション映画祭《パノラマ部門》にも出品された。
 つなぎ
 SOUS LE BLEU
 ダビィッド・オエルホフェン / 21:00 / コメディ / 2004
男は仮装パーティのために、「つなぎ」を自分に売るよう、若い整備工を説得する。
ダビィッド・オエルホフェン
スペイン生まれ。1996年に短編第1作品目「Le mur」を監督し、以降は、「つなぎ」を含む短編3作を監督。現在は長編第一作「Nos retrouvailles(私たちの再会)」を制作準備中。この脚本で、CNCから優秀脚本賞を授与されている。
 黄色い歯の老女
 LA VIEILLE FEMME AUX DENTS JAUNES
 ファビアン・ボナリ / 8:00 / ドラマ / 2004
男が自分の子供時代と老女とのはかなく、不思議な出会いを語る・・・。
ファビアン・ボナリ
本作が短編初監督作品。現在は、「Moi, le monster(僕は怪物)」を制作準備中。


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