参加したのは、イ・サガン監督、ク・へソン監督、キム・ジェヨン監督、キム・ソクファン監督、落合賢監督、田嶋直子監督の6人。(席順)日韓の若手クリエイターがパネラーとして、日本の観光名所など観光資源の映像化の可能性について熱く語り合いました。シンポジウムでは、キム・ジェヨン監督、キム・ソクファン監督が北海道を、イ・サガン監督、ク・へソン監督は東京近郊をカメラを持ってそれぞれ訪れ、写真とともに訪れた場所や人の印象、魅力などをプレゼン、また落合監督が撮影した『井の中の蛙』も上映され、日本各地の映像を見ながらの意見交換も行われました。
興味深かったのは、東京には哀しそうに見える人たちがたくさんいる、ゴーストタウンのような人が全くいない(見かけない)美唱の街は魅力的だった、など、韓国の監督たちならではの意見が多く聞けたことです。
普段、身近すぎて気づかないにほんの優れた画、改善した方が良い点などを率直に指摘され、改めて自分たちの国を見つめなおす良い機会になったと思います。
会場には、映像関係者や観光に携わる人々を中心に、ほぼ満席状態。このテーマに対する関心の高さがうかがえました。 こうした交流を通して、日本の観光国家としての魅力が磨かれ、またお隣り・韓国と日本がよりいっそう理解を深めていくきっかけになればと思います。