「宇宙家族」の田中健詞監督
「母と息子」のキム・ジェヨン監督
田中監督は2006年に「Sushi Japan」というコメディでSSFFに入選を果たしていますが、今回も「お見合い」を舞台にした、最高に笑える独特の作品を作ってくれました!
客席からは「この世界観を出演者たちに伝えるのに、演技指導で工夫した点はありますか?」という質問が。田中監督は 「この作品に限らず、僕の作品は独特の“間”があると言われます。
それはたぶん脚本を読んだだけではわからないもの。役者は、その“間”を取らずに演技してしまうので、現場でまず僕がやってみる。でも出来上がるまでこの“間”は僕にしかわからない。役者たちはひょっとしたら現場ではこの“間”をわからずに演技しているかもしれませんね。」と話してくれました。
続いてジェヨン監督。刑務所に収監された息子に会いに行く母親の悲しいストーリーですが、ジェヨン監督は 「兵役に行っていたときに、とても辛い日々を過ごしていました。
そのときに母親が面会に来て、帰るときの後ろ姿を見たのがきっかけで、この作品が生まれました」と説明。 ちなみに母親役のイ・ヨンヒさんは'79年から韓国の演劇界で活躍しているベテランの女優さんとのこと。
「作品を作るにあたって、ヨンヒさんからいいアイディアをいただいたり学ぶことが多く、とてもいい経験になりました」と話していました。
上映後、ロビーで観客の質問に答えるジェヨン監督。
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ぜひ会場にいるかのようなライブ感を楽しんでくださいね。