「EOS MOVIEの登場で、機材など技術面に関しては予算をかなり削減することができると思いますが、間違えると首を絞める恐れもあります。
というのは、ィルムは全データが一瞬にしてなくなるということはないが、大容量をPCのクラッシュなどで全部だめにするという大事故が起こりかねないから。 今回、データ容量にして4テラバイト分の撮影をしました。
バックアップをとる予算をしっかりとる、みたいなことを、制作会社にいかに理解してもらうかが重要だと思いますね」(伊藤監督) 「やはりデータの管理が重要になってきますね。
今回、CFカードは16GBと32GBの2枚だけを使いました。 カードの取り扱いも、静電気除去の布ではさんだり、ケースに入れて受け渡しするなど、扱いについて徹底していました。
知らない人も少なくないかもしれませんが、特に冬場は、記憶媒体を触ったとたんに静電気が起きて全データが消えてしまうこともあるのです。
忙しい現場になればなるほど、そのへんは気をつけないといけませんね」(ニホンマツさん)
なるほど!
操作や技術を習得することも必要ですが、データがすべて消えてしまったら元も子もありません。おふたりのアドバイスは基本中の基本で、プロアマ問わず、すべてのユーザーが心がけるべきこと。
常に肝に銘じておきたいものですね!