ベルギーに親しむ第一歩に! ベルギー特集のおすすめポイント!
2016年05月11日
ベルギーに親しむ第一歩に! ベルギー特集のおすすめポイント!
今年のショートショート フィルムフェスティバル & アジア開催まであと1か月を切り、 上映作品の中からとっておきのプログラムやイベントをご紹介!今回のプログラムは「 ベルギー特集」
日本とベルギーの外交樹立150周年を記念して、過去の名作から最新作までバラエティに富んだショートフィルムをお届けするプログラムです。
ベルギーと聞いて思い浮かぶものは何でしょう?グルメな方ならワッフルやビールを、国際政治の関心のある方ならEUの首都という呼び名を思い起こすかもしれません。しかし、日本との友好関係については意外と知られていないのではないでしょうか。
日本とベルギーが国交を結んだのは1866年。明治維新を目前に控え国際社会に足を踏み入れようとしていた日本、オランダから独立し新興国として発展を目指すベルギー、両国は産業や文化の交流を深めていきます。日本ではベルギー国立銀行の条例を継承した日本銀行が設立され、ベルギーをモデルとしたガラス製造産業が興りました。ベルギーでは日本の文化が「ジャポニズム」として注目を集め、芸術に大きな影響を与えました。今年は友好150周年を記念するイベントも多く開催される予定です。
そのベルギーが生んだ鬼才が、ジャコ・ヴァン・ドルマル監督です。1991年、長編第1作「トト・ザ・ヒーロー」がヨーロッパ映画祭で主演男優賞、新人監督賞、脚本賞、撮影賞を受賞、さらには第44回カンヌ国際映画祭でカメラ・ドールを受賞しました。1996年の第2作「八日目」は第49回カンヌ国際映画祭にて主演俳優二人が主演男優賞をダブル受賞、2009年の第3作「ミスター・ノーバディ」はヨーロッパ映画賞観客賞に輝くなど、作品数は少ないながらもその全てが注目を集めてきた監督です。
本プログラムでは、ジャコ・ヴァン・ドルマル監督が1985年にクレルモンフェラン短編映画祭でグランプリを獲得したショートフィルム、「乗り出し危険」を上映します。前述の「ミスター・ノーバディ」の元になった作品ですので、両作品を見比べてみるのも面白いかもしれません。また、彼の最新作「神様メール」が、2016年5月27日(金)から日本で公開予定です。
ブリュッセルのアパートに住む神様の娘エア(10歳)は意地悪な父親への反抗心から、世界中の人間に自身の余命を告げるメールを送信します。大混乱に陥った世界に飛び出したエアは、小さな奇跡で思いがけず人々を救っていくのですがーーという痛快なコメディです。
さて、プログラム内の作品をもう1つご紹介しましょう。Jonas Geirnaert監督の「FLAT LIFE」というアニメーションです。
絵本のように可愛らしい絵柄と明るい色彩で描かれるのは、上下左右に隣り合うアパートの4部屋に住む住人たちが巻き起こす、悪意なき悲劇の連鎖。淡々と進んでいくストーリーにいつしか引き込まれ、くすくす笑いが溢れてしまうこと間違いなし!のほのぼのブラックコメディです。
誰しも名前は聞いたことがあるけれど、実は知らないことも多い友好国ベルギー。まずはショートフィルムを通して親しんでみませんか?
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参考資料:
在日ベルギー大使館 日本・ベルギー友好150周年記念ウェブサイト
映画「神様メール」公式ウェブサイト
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