大人でも十分に楽しめる!チルドレンプログラムおすすめポイント!
2016年05月11日
今年のショートショート フィルムフェスティバル & アジア開催まであと1か月を切り、 上映作品の中からとっておきのプログラムやイベントをご紹介!今回のプログラムは「チルドレンプログラム」
子ども向けの映画と聞くと、大人が観るものじゃないのかな…子どもがいないのに観に行くのは変かな…と敬遠してしまう方も多いのではないでしょうか。
ショートショート フィルムフェスティバル & アジアのチルドレンプログラムは、大人の方でも十分に楽しんでいただける見応え抜群のショートフィルムで構成されています!ノンダイアローグ(台詞なし)のアニメーション映画を中心に構成されているので、6歳以下のお子さまでも楽しんでいただけます。
ネズミのおきゃくさま(Perfect Houseguest)
(アメリカ/2015) 桑畑かほる&Max Porter 監督作品
『ネズミのおきゃくさま』は、とあるおうちに来た整理整頓好きでお行儀の良いお客さまのお話です。
レトロで可愛らしいけれど、ちょっぴり散らかってしまっているおうち…そこにキレイ好きで、小さくて可愛らしいネズミのお客さまがやってきました。
ネズミは壁にかかっている写真、テーブルの上など、小さな体でがんばって家中をお掃除してくれています。
こちらの作品は1分ほどのショートフィルムの中でも短めのものなのですが、その短い時間の中に思わず微笑んでしまうような可愛らしい要素がたくさん詰め込まれています。こんなキレイ好きで可愛らしいネズミなら、ぜひ家に来て欲しいですよね!
迷子の手袋(The Lost Glove)
(イギリス/2014) Lizzie Oxby 監督作品
『迷子の手袋』は、迷子になってしまった手袋がさまよい歩いている様子を描き出したショートフィルムです。実際の人間の手にはめられた手袋が動いているのですが、手袋には本当に生命が宿っていて、まるで顔の表情もあるかのよう…!
手袋はさまよってロンドンの街中にも行きます…
イギリスで子ども向けの演劇作品を制作・公演しているシアターライツ(Theatre Rites)のパフォーマーたちによって作り出されている『迷子の手袋』の世界。一見ストップモーションアニメーションのようにも見えますが、人形劇のように人の手によって作り出されています。こんな表現方法があるんだ…と思わず感心させられます!
お子さまのいらっしゃる方は、お子さまと一緒に鑑賞して映画について後から話をしてみるのもいいのではないでしょうか。日本では映画は主にエンターテイメントとして捉えられていますが、フランスでは幼稚園からショートフィルムが教育の一環として取り入れられていて、エンターテイメントのためだけでなく教育素材としても捉えられているようです。
特にノンダイアローグの映画は、言葉による説明がない分、解釈が何通りもできます。映画の中で描かれているものについて色々と想像を巡らせることができるので、お子さまの想像力を鍛えるのにちょうどいいのではないでしょうか?
お子さまのいらっしゃらない方も、大人でも十分に満足して楽しんでいただけるプログラム内容なので、ぜひ観に来てくださいね!
チルドレンプログラムのご予約はこちらから!
- ライター情報 岡村友梨子
イギリスのロンドン大学キングス・カレッジで映画学の修士号を取得後、拠点をドイツ・ベルリンへ移し、映画のプロダクションとキューレーションに携わる。
執筆のご依頼やメッセージはyurikokamura@gmail.comまで。
Twitterアカウント: lily0146
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