米国アカデミー賞公認、日本発・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (略称:SSFF & ASIA)」が運営する短編小説公募プロジェクト「ブックショート」は、美容室向けヘア化粧品メーカーの株式会社ミルボンとコラボレーションし、「美容室(美容師)」をテーマに短編小説を募集する「MILBON AWARD」を開催、885作品の応募が集まりました。SSFF & ASIAとMILBONは、その中から大賞に選ばれた作品「エチュード」(古海カナエさん)を原作に、ショートフィルムを制作、今冬に公開する予定です。
人生に悩みながらもなんとか一歩前に進もうとする主人公の女性を小篠恵奈さんが演じ、野崎智子さんが主人公を後押しする美容師役をつとめます。監督は、 東かほりさんに決定しています。
『エチュード』の監督・キャストが登壇する制作発表を、6/11(金)開催のSSFF & ASIA 2021オープニングセレモニーにて行う予定です。
「MILBON AWARD」大賞受賞作品をショートフィルム化『エチュード』
【小篠恵奈さんプロフィール】
1993年生まれ、東京都出身。『カルテット』(12/三村順一監督)でデビュー。以降、『ふがいない僕は空を見た』(12/タナダユキ監督)、『今日子と修一の場合』(13/奥田瑛二監督)、『花宵道中』(14/豊島圭介監督)などに出演。『3泊4日、5時の鐘』(14/三澤拓哉監督)で初主演を果たす。『あざみさんのこと 誰でもない恋人たちの風景 vol.2』(20/越川道夫監督)では難役であるヒロインを好演。
【コメント】
脚本を初めて読ませていただいた時に、自分を守るためにダメなところを隠してしまったり、見栄を張ったりしてしまうことってあるな、と共感しながら読みました。生きていて自身の弱さに向き合えない瞬間、現状の自分を受け入れられない事がある中で、それでも受け入れたい、変えていきたいと願う気持ちは尊いものだと思います。
きっと沢山の人に共感していただける素敵な作品になると思いますので、私も皆さんの心に寄り添えるよう、全力で撮影に臨みたいです!
【野崎智子さんプロフィール】
モデルとして多数のファッション誌で活躍。Instagramではフォロワーが約20万人と人気も高い。
ドラマでは19‘「東京男子図鑑」20「ハイポジ」では天野靖子役を好演。21‘「アオイウソ~告白の放課後~」では青山ルナを演じる。
映画では19‘「月極オトコトモダチ」20’11月公開「タイトル、拒絶」でリユを演じる。NHK Eテレ「ボキャブライダー」では準レギュラーで出演。広告、PVも多数出演しており、今後は女優としての活動も期待される。
【コメント】
脚本を読ませていただき、うたには共感する部分がありました。ひょんなことで嘘をついてしまったりそれが止められないところまで、嘘をつき続けてしまったり、私もですがみなさんも経験あるのではないでしょうか。
それが全く悪いことでも無いと思いますが、ただ、結局最終的に自分が苦しくなってしまったりするのが怖いですよね。
でも恐れず自分のやりたいようにやってみるのも人生だと思います。どんなことでも経験は糧になると思います。
⾼梁役をやらせていただく上で、うたとのギャップだったりその中で寄り添ってあげる気持ちだったり、⾼梁なりの表現を出来たらなと思います。
美容師役も初めて演じさせていただくのですが、動きや技術など勉強していきたいと思っております。
そこも注目してもらえるように頑張ります!
【東かほり監督プロフィール】
フリーでグラフィックデザイナーをやりつつ映画監督としても活動。処女作『土曜日ランドリー』が立川名画座通り映画祭グランプリ。次作『湯沸かしサナ子、29歳』が第9回きりゅう映画祭 グランプリ、那須ショートフィムルフェスティバル2019 審査員特別賞を受賞。札幌国際短編映画祭、あいち国際女性映画祭、夜空と交差する森の映画祭、小布施短編映画祭、 Short Shorts Film Festival などに正式招待される。
【コメント】
原作を読ませていただき、まず美容院が苦手な主人公の気持ちに共感しました。
どうか話しかけないでくれって私も思ってしまうので。でも、自分とはかけ離れていると感じていた人が意外と近い存在だったりすることってあるなぁと2人の対照的な女の子の掛け合いを読みながら思いました。苦手から入って打ち解けた関係性って一生続くような気がします。外見、内面ともに主人公の変化が心地いい作品なので監督させていただけること、とても光栄です。撮影を楽しみにしています。
『エチュード』
監督: 東かほり/ 今冬公開予定
原作:MILBON AWARD大賞受賞作品 「エチュード」 (古海カナエ)
出演:小篠恵奈 野崎智子 ほか
【原作あらすじ】
仕事をクビになった「私」は美容院で仕事について尋ねられ、無職であることを隠すために、自分は役者だと嘘をついてしまう。美容院に通う度に、ありもしない役について語り嘘を重ねていく「私」。些細な見栄で演じ始めた「役者の役」は、少しずつ「私」の人生を変えていった。
MILBON AWARD募集ページ(受付は締切): https://bookshorts.jp/milbon_award/
MILBON AWARD大賞作品「エチュード」古海カナエ :https://bookshorts.jp/milbon-award_20200101e
ショートフィルム化作品ページ: https://bookshorts.jp/milbon_award_etude