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「Cinema Voice」 第1回調査結果発表〜これからの映画祭は「体感」と「語り合い」のインタラクティブ空間へ〜
2021.06.10

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭 ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(東京都渋谷区、代表: 別所哲也 、以下 SSFF & ASIA)は、最先端のAI技術を駆使して膨大なデータの中から課題解決に役立つ統計的な示唆を抽出する株式会社 Insight Tech(東京都新宿区、代表:伊藤友博、以下 Insight Tech)と、6月11日(木)〜6月21日(月)に東京・表参道ほかで開催されるSSFF & ASIA 2021に先立ち、SSFF & ASIAに寄せられた声をAIが解析し、新しい映画コミュニケーションを創造するプロジェクト「Cinema Voice」を開始いたしました。
この度、 2021年4月28日~5月12日 にかけて「あなたにとって映画とは?」をテーマ に大規模調査を行い、約1.7万人から回答を得ました。新型コロナウィルス流行以後、生活者と映画の関係がどう変わったのか。回答データをもとに分析いたしました。映画館での鑑賞が減った一方、配信サービスで映画を観る本数が増えたなど、コロナ禍を受けてのライフスタイルの変化が数値としてあらわれています。

■第1回調査 「あなたにとって映画とは?」(2021年4月28日~5月12日)

第1回調査は「あなたにとって映画とは?」をテーマに、Insight Techが運営する特許取得済みのプラットフォーム「不満買取センター」(https://fumankaitori.com/)内で、あなたと映画との関係性、理想的な映画祭や映画鑑賞方法に対するアイデアについて声を集めました。回答者(17,022名)が記述した自由回答の内容をAIが解析した結果、生活者が参加したい思うこれからの映画祭のあり方として、以下のような特徴が明らかになりました。

1)【Touch】
監督や俳優の心情を知り、作り手に自分の気持ちを伝えることで、作品をより深く堪能できる

2)【Talk & Community】
リアルとオンラインの垣根を越えて、作品や関連するカルチャーについて鑑賞者同士で語り合える

3)【Experience】
作品に出てくる食事やファッションだけでなく、五感に訴えかける印象的なシーンを体感できる

4)【Family & Memory】
お子様連れや障害者などでも気兼ねなく参加できるオープンな空間で思い出作りができる

 

1. 「これからの映画祭に求められること」をAIによって炙り出す

「あなたが参加してみたいと思う映画イベントは?」への17,022名の回答(テキスト形式)をInsight Techが提供する「アイタスクラウド(文章解析AIダッシュボード)」で解析し、「これからの映画祭に求められること」を炙り出しました。

2. 分析から明らかになった4つの特徴

1)【Touch
監督や俳優の心情を知り、作り手に自分の気持ちを伝えることで、作品をより深く堪能できる

<生活者の期待として明らかになったこと>

映画祭と聞くと、好きな俳優や監督がレッドカーペットを歩いているシーンや、受賞後にスピーチをしているシーンを思い浮かべるが、それを遠くから眺めているだけでは満足できない。作品の題材となったテーマや主人公の感情などを「監督や俳優と意見交換がしたい」という気持ちを持っている人が多い。作品の解説や撮影の「苦労話に触れる」ことで、作品をより深く理解できるし、愛着も湧く。

2)【Talk & Community
リアルとオンラインの垣根を越えて、作品や関連するカルチャーについて鑑賞者同士で語り合える

<生活者の期待として明らかになったこと>

映画の感想を誰かに伝える機会がまったくなくなってしまった。地方在住なのでイベントに参加すること自体が難しい。

コロナ禍で普及した「オンラインでの交流機能」を駆使して、ファン同士で作品内容や関連するカルチャーについて「感想を伝え合いたい。」映画祭という場所でなら、会話が弾むコミュニティーに出会えるはず。

3)【Experience
作品に出てくる食事やファッションだけでなく、五感に訴えかける印象的なシーンを体感できる

<生活者の期待として明らかになったこと>

映画祭ではコンペティション作品を鑑賞したり、トークイベントに参加したりするだけではなく、「映画に出てくる有名なシーンを擬似体感できるようなアトラクション」を楽しみたい。最近のテクノロジーであれば、映像や音響だけでなく、触覚や香りなども含めた効果で「臨場感の高い没入体験」が味わえるのではないか。

4)【Family & Memory】 
お子様連れや障害者などでも気兼ねなく出入りできるオープンな空間で思い出作りができる

<生活者の期待として明らかになったこと>

映画祭に参加したくてもできない主な原因として、「小さな子供の存在」や「身体的問題(健康不安や障害)」がある。作品上映中やイベント中に子供が騒いだり、自分が体調不良になったりして「周囲に迷惑をかけること」はしたくない。託児所やキッズスペース、専有スペースを利用できるだけでなく、自由に出入りができる体験コーナーや撮影スポット、記念品などで「気軽に思い出作り」がしたい。

3. 映画祭への期待とは?

生活者にとってが映画イベントに期待していることをAI解析によって炙り出すと、大きく「Touch」、「Talk & Community」、「Experience」、「Family & Memory」に大別されることが明らかになりました。この背景には「これからの映画祭は「体感」と「語り合い」のインタラクティブ空間へ」という期待があると考えられます。

4. 第2回調査 「SSFF & ASIA 2021どうだった?」に向けて

第1回調査 「あなたにとって映画とは?」のアンケート結果と自由回答のAI解析によって、コロナ禍によって映画が生活者に寄り添う「身近な存在」になっていること、映画との思い出は人生の大切なエピソードと伴走し「人生の羅針盤」になっていること、そして、制約の多い日常生活を過ごす人々の「心の支え」となっていることが分かりました。
第2回調査※では6月11日(木)から開催される「SSFF & ASIA 2021」への参加状況や満足度を聴取することに加えて、第1回調査で収集した生活者の声をベースに検討した新しい施策アイデアに対する評価や期待を確認します。また、「SSFF & ASIAへのご意見やご要望」や「ショートフィルム(短編映画)に求めること」などに対して寄せられた声を解析し、「SSFF&ASIA 2022」 及び 新しい映画コミュニケーションに活用してまいります。
※第2回調査開始は会期終了直後の6月22日頃を予定しています。

【調査概要】
調査名  : 「Cinema Voice」 映画に関するアンケート
調査対象: 不満買取センターに登録している全国15歳から79歳までの男女
調査期間: 2021年4月28日から2021年5月12日
調査方法: 不満買取センターのサービスサイト上でのアンケート
主な質問項目:
あなたご自身について(家族構成・働き方 等)
年間の映画視聴本数(映画館・動画配信サービス・テレビ放送・映像ソフト)
年間の映画視聴本数の変化(映画館・動画配信サービス・テレビ放送・映像ソフト)
「映画」にまつわるエピソード(「映画」に関する思い出や与えた影響)
「映画」とはどのような存在か?
「SSFF&ASIA」認知状況
「SSFF&ASIA 2021」参加意向
あなたが参加してみたいと思う映画イベントは?
あなたの理想の映画鑑賞方法は?

【対象者:属性詳細】
[性別] 女性(n=14,373)84.4% / 男性(n=2,581)15.2% / その他(n=68)0.4%
[年代]
10代(n=378)2.2% / 20代(n=2,752)16.2% / 30代(n=5,450)32.0%
40代(n=4,826)28.4% / 50代(n=2,982)17.5% / 60代(n=565)3.7%
70代(n=69)23%
[未既婚] 既婚(n=11,243)66.0% / 未婚(n=4,916)28.9% / 離死別(n=863)5.1%
[世帯状況]
単身世帯(n=2,261)13.3% / 2人世帯(n=4,087)24.0% 3人以上世帯(n=10,674)62.7%
[同居子供] 同居子供あり(n=8,662)50.9% / 同居子供なし(n=8,360)49.1%

 

SSFF & ASIA 2021 オフィシャルコンペティションスポンサー
XRパートナー XR Partner
デジタルイノベーションパートナー Digital Innovation Partner
スポンサーズ Sponsors
クリエイティブパートナー Creative Partners
メディアパートナー Media Partners
メディアサポーター Media Supporters
イングリッシュメディアサポーター
English Media Sponsor
開催協力
Festival Supporter
機材協力
Equipment Supporter
戦争と生きる力プログラム特別協力
War and the Power To Live
Program Special Support
イベント特別協力
Event Special Support
ニューノーマルパートナー
New Normal Partner
オフィシャルトートバッグ
Official Tote Bag
©︎ 2021 Short Shorts Film Festival & Asia.