母親、父親、子どもが、暗い箱の中に。 子どもは断続的に咳を。母親は「なぜこんな状況になってしまったのか？」と問い、父親は「オレもよく分からない。」と。遠くから爆撃音が鳴る。いったい何が起きているのか？

ヒマラヤで暮らすナニは、貧しい家族を助けるため、村中の畑に立てるかかし作りの仕事を手伝うことになる。そのためには、教育を受けるという夢を諦めなければならない。

娘は母と秘密を共有し、父は蚊帳の外。と、父は勝手にふてくされているのだが、ある日、娘からプレゼントが届く。その中身は…？嬉しいような、少し切ない、とある日の父と娘のものがたり。

深夜バスでネックレスが盗まれた。この事件が、悲劇的な交通事故を引き起こす。一連の出来事には、愛と憎しみ、復讐劇が隠されていた。暗い沿岸の空の下で、バスは炎上し、きらめいている…。

『うちのお兄ちゃん、絶対結婚式来ないと思うよ。』実家に向かう車中、カホにそう言われるが自信満々に大丈夫とかえす婚約者のノボル。 しかし、実家にいた兄セイタロウは想像以上の無口で、その上いきなりカホと喧嘩をし出す…。