今年23年目を迎えた米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じながら、オンラインとリアル会場のハイブリッドで開催。CINEMADventureをテーマに、スマートフォンや縦型映像といった映像制作の新たな潮流を紹介するとともに、オンライン会場から国内外への作品配信、トークイベントのLIVE配信、バーチャル空間での作品上映や交流会など、映画祭ならではの新たな展開にも挑戦しました。本日、明治神宮記念会館で行われたアワードセレモニーでは、19のアワードの受賞発表・授与が行われました。
コロナ禍にもかかわらず集まった6,000本以上の中から選ばれた、世界で唯一のジョージ・ルーカスの名を冠したグランプリには、ラファエル・マヌエル監督による『フィリピニャーナ』(制作:フィリピン・イギリス)が選ばれました。
翌年のアカデミー賞短編部門ノミネート候補となる、オフィシャルコンペティション supported by Sonyの各部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門の各優秀賞も発表されました。
「膨大なショートフィルムを拝見して思うのは、コロナ蔓延以前に制作された作品とそれ以降に制作された作品が入り混じっていたことが、今年のフェスティバルの特色だということ。来年以降には国ごと置かれている状況が違えど、こんなことはあり得ないのだから。」(公式審査員 真理子哲也)、「今回、全部門で現代生活の状況に深い感性と知性で対応するフィルムメイカーに出会うことが出来ました。」(公式審査員 クリス・フジワラ)と評された今年のオフィシャルコンペティション supported by Sonyほか、各部門の受賞結果を以下にお知らせいたします。
なお、各受賞作品は6月30日(水)まで、映画祭オンライン会場グランドシアターにて特別延長配信をいたします。
https://www.shortshortsonline.org/
★SSFF & ASIA 2021グランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」受賞作品
オフィシャルコンペティション supported by Sony アジア インターナショナル部門 優秀賞 / 東京都知事賞
※第94回アカデミー賞短編部門ノミネート候補
『フィリピニャーナ』(Filipiñana)
監督:ラファエル・マヌエル
23:59 / フィリピン、イギリス / ドラマ / 2020
全てを備えているゴルフコースは、社会構造を反映している。
新入りの“Tee Girl” イザベルは、ルールを学ばなければならないのに、すでにシステムを覆す手段を探している。
【ラファエル・マヌエル監督】
ロンドン、アムステルダム、マニラを拠点に活動するフィリピン人のフィルムメーカー。彼の作品は、Arte、Screen Daily、Cineuropa、Viceで特集されている。現在、カンヌ映画祭主催“シネ・フォンダシオン”のレジダンス制度で長編デビュー作品を準備中。
【受賞理由】
仕事、階級社会、アイデンティティなどのテーマを愛おしい主人公の姿を通して控えめに描いた作品。カラーリング、構図、音楽と細部にまでフィルムメイカーのこだわりを感じた。ショートフィルムというメディアで社会の構図をきちんと見せたそのアイデアと構成力、ユーモアのセンスと細かな演出力を高く評価したい。
★オフィシャルコンペティション supported by Sony インターナショナル部門 優秀賞 / 東京都知事賞
※第94回アカデミー賞短編部門ノミネート候補
『天空の下で』(Under the Heavens)
監督:グスタヴォ・ミラン(Gustavo Milan )/17:04 / ブラジル / ドラマ / 2020
若くして出産を経験したマルタは、ベネズエラから移住するためブラジルに向かっていた。道中、赤ん坊を抱えて困っている若い夫婦に出会う。マルタが母乳を与えたことによって新たに紡がれていく運命の糸。
【グスタヴォ・ミラン監督】
ニューヨークを拠点に活動するブラジル人フィルムメーカー。ニューヨーク大学芸術学部、映画修士課程に在学中。2014年、フランスの映画学校、アトリエ・ヴァランを卒業後、映画制作を始める。2016年、Maine Medhia Workshops(メイン州)の映画撮影プログラムを修了。
【授賞理由】
素晴らしい演技、オリジナルな演出、優れたシネマトグラフィーと全てが見事。様々な社会問題が浮き上がってくるストーリーから最後のシーンの余韻までショートフィルムならではの力がある作品であった。
★オフィシャルコンペティション supported by Sony ジャパン部門 優秀賞(東京都知事賞)
※第94回アカデミー賞短編部門ノミネート候補
『フレネルの光』(Return to Toyama)
平井敦⼠ / 24:34 / フランス、日本 / ドラマ / 2020
ベッドの上で一日を過ごす寝たきりの老人。ある冬の夜、老人は窓の外に降る雪を見て思い出す。それは先立った妻との最後の時間。
【平井敦士監督】
1989年、富⼭市⽔橋⽣まれ。 東京の映像専⾨学校(バンタン映画映像専⾨学院・映画監督本科) を卒業し、2012年に渡仏。パリの映画学校(ESEC)で学んだ後、 映画監督ダミアン・マニヴェルに師事。助監督として多くの撮影 現場に参加し映像制作を学ぶ。地元富⼭市⽔橋で撮影した短編映 画「フレネルの光」が、第73回ロカルノ国際映画祭のインター ナショナルコンペティション部⾨にノミネートされる。
【受賞理由】
少ないセリフと素朴な描き方で人間の感情・葛藤を丁寧に表現していた。多くの人が共感できるが日本にいると見過ごしてしまいそうな視点を発信してくフィルムメイカーの力と可能性を感じた作品。
■オフィシャルコンペティションの応募数と上映数(米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象部門)
・インターナショナル部門 応募数:2,354作品(81の国と地域) 上映数:37作品
・アジア インターナショナル部門 応募数:580作品(23の国と地域) 上映数:21作品
・ジャパン部門 応募数:322作品 上映数:22作品
■優秀賞賞金:60万円
■公式部門審査員(五十音順/敬称略):
阿部純子、勝地涼、濱田英明、藤真利子、クリスフジワラ、真利子哲也
★ノンフィクション部門 優秀賞
※第94回アカデミー賞短編部門ノミネート候補
『ヘブロンでの任務』 (Mission Hebron)
監督:ロナ・シーガル(Rona Segal)/23:20 / イスラエル / ノンフィクション / 2020
イスラエルでは18歳になると軍隊への入隊が可能となり、入隊後2、3ヵ月で占領地パレスチナの人々を監視する役目を命じられる。元兵士6人が、ヨルダン川西岸地区で最も不安定なヘブロンでの任務を語る。
【ロナ・シーガル監督】
イスラエルの映画監督/脚本家。脚本を担当した「Six Acts」は2012年サン・セバスティアン国際映画祭でAnother Look賞を受賞。監督したWebシリーズ「Caught in the web」はFIPADOCにて上映された。
本作はエルサレム国際映画祭の短編ドキュメンタリー部門で優秀賞を受賞、またタンペレ映画祭の選出作品としてEuropean Film Academyの候補となっている。
【受賞理由】
注目を集めるイスラエルの問題を扱っており、今こそ広く観られるべき作品。加害者側へのインタビューという作り手の努力が感じられるその攻めた手法により生々しくリアリティと説得力のある作品に仕上がっている。
■ノンフィクション 部門 応募数:307作品(60の国と地域) 上映:12作品
■優秀賞賞金:60万円
■審査員:原⼀男、松⽥美由紀、丸⼭ゴンザレス
★Cinematic Tokyo部門 優秀賞(東京都知事賞)
『それから』 (And Then)
監督:ジェン・ラヴェンナ・トラン(Jenn Ravenna Tran)/17:54 / アメリカ / ロマンス / 2020
日系アメリカ人のマナはアーティストとして行き詰まり、息抜きのため東京を訪れる。ハナはアーティストになる事を夢見る日本人女性。二人の女性がアートと眠れない夜を通して東京の街で出会う。
【ジェン・ラヴェンナ・トラン監督】
ワシントン州シアトルを拠点に活動するアジア系アメリカ人の映画監督。視覚的に物語を伝える事で感情的な体験を共有し、人々を繋げる作品作りを目指している。
【受賞理由】
不眠症に悩まされる外国人と日本人。二人の女性の人生を通じて、東京の日常が繊細で詩的に描かれている。また、全編を通じて優しく奏でる音楽とともに、東京の光と影が最も映画的に描かれている作品であった。
■Cinematic Tokyo 部門 応募数:308作品(53の国と地域) 上映:12作品
■優秀賞賞金:100万円
★CGアニメーション部門 優秀賞
『私、バルナベ』 (I, Barnabé)
監督:ジャン・フランソワ・レヴェック(Jean-François Lévesque)/15:06 / カナダ / アニメーション / 2020
嵐の夜一人酔い潰れた男の前に不思議な鳥が現れ、自らの人生を見つめ直させる
【ジャン・フランソワ・レヴェック監督】
1978年ケベック州Saint-Gabriel-de-Rimouski生まれ。
キャピラノカレッジ (現キャピラノ大学) にてアニメーションを学んだ後、Atomic Cartoonsに就職。2003年に初監督作品「La cigarette」を製作。NFBカナダ国立映画制作庁フレンチ・アニメーション・スタジオの新人映像作家支援プログラムで「Le nœud cravate(2008)」 (英題:The Necktie)を製作し、ジュトラ賞(現アイリス賞)やイタリアのアニメーション映画祭イ・カステリ・アニマティFabrizio Bellocchio賞を含む15の賞を受賞。アニメ作品以外でもインデペンデント作品の監督として活動。
【受賞理由】
独⾃性のあるストーリーで、登場⼈物を⼈間味豊かに描いている。実写のようなカメラの動き(視点の移動)が取り⼊れられつつも、実写ではできないCG アニメーションならではの演出に様々な映像表現で挑戦し、作者の制作意欲が感じられる作品であった。
■CGアニメーション部門 応募数 :733作品(73カ国) 上映:30作品
■優秀賞賞金:60万円 ■審査員 (五十音順/敬称略):落合賢、篠原ともえ、杉⼭知之
★スマートフォン映画作品部門 supported by Sony 優秀賞
『viewers:1』
監督:針谷大吾&小林洋介/4:33 / 日本 / SF / 2021
人類に何かあった、少し先の未来。滅びた街をさまよいながら、たった一人の視聴者にむかって孤独に配信を続ける男がいた。
【針谷大吾監督&小林洋介監督】
学生時代に出会い、映画サークルで自主映画を制作。 大学卒業後は、針谷はテレビ番組、小林はCMを主に制作。 仕事の合間を縫って、細々とSF短編の自主制作をつづける。
【受賞理由】
⽇本のショートフィルムが⻑いものが多い中で、短時間の中に世界観、時代性が良く表されていた。スマートフォンの撮影とは思えないクオリティーでエンターテイメントにも昇華させた。また、雰囲気にぴったりの演技で重厚感がある作品でした。
■スマートフォン映画作品部門 supported by Sony 応募数:911作品(74カ国) 上映:11作品
■優秀賞賞金:60万円 ■審査員 (五十音順/敬称略):池⽥エライザ、内⽥英治、マイク・プラント
★バーティカルシアター部門 supported by smash. 最優秀賞
『スマホラー!』
監督:西山 将貴/17:16 / 日本 / ホラー / 2021
ある日、玲奈は過去にこの学校で自殺を配信した女子高生がいたことを知る。しかし動画はフェイクだとわかり、玲奈は女子高生が自殺したとされる3階の3番目のトイレで肝試しを試みようとするが… 縦型xスマホ画面の斬新なホラー映画.
【西山 将貴監督】
1999年愛媛県生まれ。高校時代に制作したSF映画がSSFFにノミネートされる。また同作は外国映画祭にて最優秀年少監督のファイナリスト選出、最優秀SF映画プラチナム賞受賞ほか数々の映画祭へ出品された。その後、イギリスで制作した「The Eternal Moment」(2018)や全編スマホ画面のホラー映画「スマホラー」 (2019)を手掛けた。最新作は縦型xスマホ画面の「スマホラー!」(2021)
【受賞理由】
縦型動画という特性を活かし、スマートフォンを通した目線やジャックされる演出など、スマートフォンで視聴することを想定した構成のレベルが非常に高い。ホラーにこのような手法を取り入れることでより恐怖感を助長させることに成功しており、全体として完成度の高い作品であった。
★バーティカルシアター部門supported by smash. 優秀賞:
西堀真澄監督『ねぇ、気付いて』(Notice)
★バーティカルシアター部門supported by smash. U-18:
加藤岬太監督『過ち』(Mistakes)
★バーティカルシアター部門 supported by smash. 奨励賞(以下10作品):
『バイク便』 (Peon)
『さよなら イチゴ』 (Goodbye strawberry)
『アイランド』 (Living on an Island)
『彼女のもとへ』 (Run Girl Run)
『トキ』 (TOKI)
『スタンドポイント』 (Standpoint)
『ガールズナイト』 (Girls Night)
『2040』
『シネマチック』 ( ‘Cinematic’)
『セレンディピティ』 (Serendipity)
■バーティカルシアター部門 supported by smash. 応募数:186作品(41カ国) 上映:23作品
■最優秀賞優秀賞賞金:100万円 ■優秀賞賞金:60万円 ■U-18:40万円 ■奨励賞:10万円
★HOPPY HAPPY AWARD
『徒然甘々』(Tsurezure Kankan)
監督:大門 嵩、祁答院 雄貴/16:10/ 日本 / ドラマ / 2021
『うちのお兄ちゃん、絶対結婚式来ないと思うよ。』実家に向かう車中、カホにそう言われるが自信満々に大丈夫とかえす婚約者のノボル。 しかし、実家にいた兄セイタロウは想像以上の無口で、その上いきなりカホと喧嘩をし出す…。
【 大門 嵩 (おおかど たかし)& 祁答院 雄貴(けどういん ゆうき) 監督】
(大門)1988年生まれ。俳優として日本を中心に活動。 監督としても活動の幅を広げ、2018年に企画した短編映画『COCKROACH』がSSFF&ASIAにて最優秀賞を受賞、国内外の多くの映画祭で入選、受賞。2020年、 日本、台湾合作短編映画『多日想果』(タピオカ )を監督。
(祁答院)1987年生まれ、神奈川県出身。2011年上演舞台『プール・ サイド・ストーリー』にて、幼馴染みの 男の子に恋する性同一性障害の役に抜擢され、好演で注目される。その後、寺十演出 鵺的『悪魔を汚 せ』で、悪意と屈折を抱えた3兄妹の兄を演じ、最優秀団体賞を受賞。映画では、東京国際映画祭スプ ラッシュ部門出品、大木萠監督『漫画 誕生』に出演。 ドラマでは武正晴総監督を務めたNetflix『全裸 監督』にAV男優役で出演。令和二年度文化庁「新進芸術家海外 研修員」に抜擢され、 カナダでの1年間の演技研修を控えている。
【受賞理由】
つながりや絆の大切さが改めて強く認識される世の中において、ショートフィルムはさまざまなかたちでそれを映し出します。受賞作『徒然甘々』は、これから夫婦になる男女と、新婦の兄の物語。実家へのご挨拶、一癖も二癖もありそうな兄との初対面という緊張感漂うシチュエーションをコミカルに描いた本作は、人と人がつながる素敵さを実感させてくれます。これから「家族」になる三人。彼らの幸せな未来、ハッピーな人生を願わずにはいられませんでした。新しい家族に、乾杯!
★バイオジェン・アワード
『階段』(Stairs)
監督:ゾルジャルガル・プレブダシ( Zoljargal Purevdash )/12:03 / モンゴル / ドラマ / 2019
車椅子の主人公が、ウランバトールで美容師になる夢を叶えるため、試練に立ち向かう。
【ゾルジャルガル・プレブダシ監督】
日本で映画制作を学んだモンゴル人の映画監督。彼女の映画は、西東京市映画祭でシネマ倶楽部特別賞、タレンツ・トーキョー・アワード、AFA-MPA映画ピッチング・コンテストで審査員特別賞などを受賞している。
【受賞理由】
妹の強力なサポートに後押しされ、美容師になる夢に挑戦する車椅子の兄。兄妹の前向きな姿勢が周囲の人々を動かし、目標を達成していく姿は、「不可能を、可能に。」というバイオジェン・ジャパンのビジョンに合致するものです。自分自身が諦めないという強い気持ちの大切さが、髪結いの優雅な映像と調和した印象深い作品です。
★U-25プロジェクト優秀賞
『 Picnic 』
監督:草間祐貴 03:12 / 日本 / アニメーション / 2021
天気の良い日はさわやかな原っぱでピクニックでもしたいものです。
ウサギのバニーも、ぽかぽかな日和に誘われてピクニックにやってきました。さて、ここらでお昼ご飯にしますか。こうしてバニーの災難な一日が始まりました。
【草間祐貴監督】
ディズニー映画に魅了され、キャラクターに命を吹き込むアニメーターとなるため武蔵野美術大学映像学科へ入学。オンラインスクールを活用してアニメーションの技術を磨き、卒業制作として短編『Picnic』を制作。
【受賞理由】
緻密なキャラクター作りと繊細なアニメーション描写によりリアルで躍動感のある作品に仕上がっている。ユーモアのセンスもあり、多くの人に愛される完成度の高い作品。
■U-25プロジェクト 応募数:146作品 上映:13作品 ■優秀賞賞金:30万円
★インターナショナル部門ベストアクターアワード
ベストアクター:ナーディル・サルバジャク / Nadir Saribacak
出演作:『ライラック』(Leylak)
スコット・アハロニ & デニス・ラトス / 16:58 / アメリカ / ドラマ / 2020
ニューヨークのクィーンズに住み、墓掘りが仕事の男は、辛い真実に向き合うことができず、彼に残された最愛の娘との絆を失いかける。
★アジア インターナショナル部門ベストアクターアワード
ベストアクター:リー・チェギョン / Lee Chae Kyung
出演作:『ジョージア』(Georgia)
ジャイル・パク / 0:25:00 / 韓国 / ドラマ / 2020
娘の自殺疑惑に対する捜査を断られたコンピューター音痴の両親が、抗議の旗をデザインすることに決める。実話に基づいた物語。
★ジャパン部門ベストアクターアワード
ベストアクター:満島ひかり / Hikari Mitsushima
出演作:『演じる女』(A Woman Who Acts)
照屋年之 / 18:30 / 日本 / ドラマ / 2020
病で余命いくばくもない年老いたアキラには、若くて美しい妻・好子がいる。好子は病のアキラを、外に連れ出しては二人の時間を楽しもうとする。日に日に衰弱していくアキラ。それを見て嬉々として楽しむ好子。果たして彼女の思惑とは?
★インターナショナル部門オーディエンスアワード
『トランペット』(TRUMPET)
ケビン・ハーフェリン/ 17:00 / スイス / コメディ / 2020
日本からニューヨークのジャズ文化を経験するためにやってきたトランペット奏者が、ブルックリンで迷子になり、地獄のような夜を経験する。
★アジア インターナショナル部門オーディエンスアワード
『夜行バス』(Night Bus)
ジョー・シェ/ 0:20:00 / 台湾 / アニメーション / 2020
深夜バスでネックレスが盗まれた。この事件が、悲劇的な交通事故を引き起こす。一連の出来事には、愛と憎しみ、復讐劇が隠されていた。暗い沿岸の空の下で、バスは炎上し、きらめいている…。
★ジャパン部門オーディエンスアワード
『からっぽのシュークリーム』( Empty Cream Puffs )
安井祥二 / 22:18 / 日本 / ドラマ / 2020
子どものいない夫婦、雄太と歩美。 ある日、歩美はついに子どもを授かったと雄太に告げる。しかし、検査に訪れていた病院で、雄太には子どもを授かることのできない障がいがあることが判明する。
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珠玉のショートフィルムをぜひお見逃しなく!