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【6/10 Fri 会場レポート】TORQUE @ 渋谷ストリーム
2022.06.11
トルク会場では本日「U-25 プロジェクト 1」「Ladies for Cinema Project」を上映しました。
「U-25 プロジェクト 1」はやはり勢いがありますね。映画祭史上最年少10歳の監督のノミネート作品『ペイドマン』など5作品を上映。ドキュメンタリー、アニメーション、ミュージックビデオ風、実写など、幅広いジャンルに渡りました。
「Ladies for Cinema Project」は女性監督ならではの視点に富んだ作品をセレクト。恐怖や落胆などネガティブな感情を含む作品も多くあり、女性の置かれている境遇の難しさを感じます。
Q&Aセッションでは「U-25 プロジェクト」から「Five Colors ~染織家~」、「Ladies for Cinema Project」から「Veils」「それでも幸福でいなさい」のご関係者の皆様をお招きしました。
「Five Colors ~染織家~」の監督 伊名岡智也さんは高校生の時に、放送部として撮影したドキュメンタリー作品が映画の道に進むきっかけだったとのこと。地元である兵庫県の「いついろ」という織工房で働く染織家の山下絵里さんを追ったドキュメンタリーで、堅実で渋めな作りの印象とは裏腹に、好きな映画はマーベル!兵庫県の中でも、淡路島のご出身ということで、淡路島の話を振るととにかく熱く語っていただきました。映像で地元を盛り上げていきたい!と強くおっしゃっていたので、今度は観光映像大賞にも是非エントリーいただきたいですね。
「Veils」からは監督・脚本・主演 のなかやまえりかさんとプロデューサーの ムラタ マリエさんにお越しいただきました。友人から聞いた話をもとに描いたショッキングなストーリーの本作。マイノリティの方々が感じる疎外感を見事に表現されていました。後半の展開もさることながら、冒頭の居酒屋のシーンが良い裏切りをうむ本作。なかやまさんも冒頭のシーンは最初に思いついた!とのこと。マイノリティの方々がこれまで置かれてきた境遇についてもお話いただきました。WHOに病気認定されていたセクシュアリティもあったとのこと。驚きです。なかやまさんの好きな映画は『ジョジョ・ラビット』で、目指す先なんだそうです。また見返そうかな。
「それでも幸福でいなさい」の監督 ディレクター 定谷 美海さんは高校卒業してすぐにバックパッカーになられた思い出を語っていただきました。聞いたら世界一周していてさらに驚き。一番印象に残った場所は、アタカマ砂漠。赤さが印象的だったとのこと。映画には色々と救われてきた、その恩返しをしていきたいという思いで、映画の道に進まれた定谷さん。バッファロー’66がその中でも最も心に残っている作品だそうです(しばらく見てないから見直さなければ)。新作「ドーナツもり」も本作に共通する部分があるとのことで、楽しみです。
トルクでの上映は、6月10日(金)~12日(日) 、18日(土)・19日(日) 19:30 – 21:40に行います。