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映画祭オフィシャルクロージングイベント 伊藤健太郎 EDITION 主演ショートフィルム『お帰りなさい』の世界初公開を記念し、 伊藤健太郎さんと千村利光監督によるスペシャルトーク&オンライン上映イベントを開催

2022.06.23

主演ショートフィルム『お帰りなさい』の世界初公開を記念し、

伊藤健太郎さんと千村利光監督による

スペシャルトーク&オンライン上映イベントを開催!

ホワイトアウトの凍てつく津軽で撮影

「本当にたくさんの方々に協力いただいて、あったかい気持ちになる作品」

 

 米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア≪略称:SSFF & ASIA≫は、6月20日のアワードセレモニーによる閉幕に続き、本日、6月22日(水)にオフィシャルクロージングイベント伊藤健太郎EDITIONを開催。主演ショートフィルム『おかえりなさい』の世界初公開を記念し、監督とのオンライントークイベントを開催、事前予約をした一般視聴者への配信を行いました。

 冒頭、MCより映画祭クロージングイベントということで「有終の美を飾るわけですね。」とたずねられると、伊藤さんは「大丈夫ですか?僕で。」としながらも、「こうした企画に参加できたことを非常に嬉しく思っています。」とはにかむような笑顔で答えました。そして、‟強面だが笑顔がかわいい“千村監督も「今日は楽しんでください!」と視聴者に呼びかけました。

 さらにMCから、ショートフィルム『おかえりなさい』のクレジットに「企画」として伊藤健太郎さんの名前が記載されていることが紹介されると、伊藤さんから「ショートフィルムを作りたいと思った時に、色々な人に声をかけさせてもらい、脚本を何本か送ってもらいました。その中で、個人的に『やりたいな』と感じたのが、その時はどれが誰の作品だったか解らなかったのですが、千村監督の脚本でした。」とコメント。特に気に入ったポイントとしては、「僕は結構おばあちゃん子なんです。この脚本はおばあちゃんと孫の関係性が良く、昔の自分のように写り、心に刺さりました。」と説明しました。

 監督と伊藤さん、二人の息がぴったりとあい、フィーリングもバッチリだったという制作現場の話が始まったところで、いよいよ世界初公開となる、『お帰りなさい』〈28分)の配信が開始されました。

 

 

 ショートフィルムが終了し、MCから「伊藤さんと監督がエンディングの歌に合わせて鼻歌を歌っており、配信会場はとてもほっこりとした雰囲気です。」とコメントされ後半がスタート。作品に関するエピソードなどがが紹介されました。

 まずは、伊藤さんから「本作品を作るために、バスケットボールチームから津軽フィルムコミッション、主題歌に至るまで、

沢山の人に協力してもらいました。改めて作品を見ると、その方々の顔が思い浮かび、あったかい気持ちになります。」とコメント。さらに、バスケットボールのプレイシーンを振り返り、俳優の仕事を本格的に始める前にアメリカでプロバスケを目指そうとしていたエピソードも紹介しました。

 また、印象的な子役の“まいちゃん”について話しが及ぶと、伊藤さんが初参加したキャスティングオーディションの話に。

「演じている側から、こちら(審査)側になり、とても不思議な感覚でした。」としながらも、「子役を選ぶ際に、芸歴よりも人一倍明るく元気な子をフィーリングで選びました。そういえば、オーディションの自己紹介の際、既に役名の『まいちゃんです!』と言ってましたね。」と、伊藤さんと監督は楽しそうに振り返りました。さらに、 「ぽたぽた焼き」のおばあちゃんみたいなキク役の大方緋紗子さんとは、青森までの新幹線が一緒になり、初対面ながら移動の中で仲良くなっていったなど、

短い撮影期間ながら、キャスト、さらに現地の人々と濃く温かいコミュニケーションが築けたと語りました。

また、撮影で特に印象に残っていることとして、終始吹雪の中で撮影が行われ、ラストシーンは風速20Mくらいの暴風雨と寒さの中、顔面が硬直しカットの後には口の中に砂利や氷が入っていたと思い出を挙げました。一方で、極寒の中だからこそ津軽の人々の温かさを感じられる作品となったこと、おにぎりをほおばるシーンでは、筋子のおにぎりやナスの漬物の味に感動したことや、「コロナ禍だったので気を使いつつの差し入れにはホタテの血合いのお味噌汁をいただき、めっちゃおいしかったです。」と語りました。

 監督は伊藤さんの演技について「フレームの中が似合う男だなとため息が出ます」と賞賛。伊藤さんは照れた様子で、ドラマや映画で当時撮影していたときのヒゲやパーマの残りがナチュラルな役作りに活きたと話しました。また、津軽に向かう電車、津軽から帰る電車のシーンは同日に撮影した裏話も紹介。行きと帰りでは主人公 雄大の心境の違いを「目の開き具合」で表現。「行きは視線を落としていたが、帰りには目線も上がり、外を見る余裕も出てきた」と説明しました。

 

 トーク後半では、ショートフィルムの魅力についてのトピックスも繰り広げられました。「少数精鋭でスタッフ、共演者とのコミュニケーションが密にとれる点、短い時間に起承転結がつまっていてその世界観にすぐ入り込みやすい。一つの題材を追えるのが魅力。」と監督が話すと、伊藤さんからも、「(ショートフィルムは)できることの幅がすごくあるジャンル。長編ではルールがたくさんあるが、短編はオリジナルで自分もゼロから参加できる自由さがとても楽しかった」と語りました。

 

 続いて、6月20日の映画祭アワードセレモ二―で発表されたグランプリ(ジョージ・ルーカスアワード)や受賞作品を見た感想を紹介。グランプリの『天空の孤高』について、「映像の美しさ、すごく高いところでつるされているクライマックスでは、こっちが手に汗をにぎる。」と伊藤さんが興奮した様子で述べると、監督も「最初の車の汚れ具合からいつの間にかファンタジーになている転換、地から天にあがる変化が、言葉少ないながら見事に描かれていました。」と話しました。この他、動物が好きだという伊藤さんがおススメするのはシロクマがカナダの街に現れるドキュメンタリーで環境問題を提起する、ノンフィクション部門優秀賞の『迷惑なクマ』。千村監督はアジア部門優秀賞『モシャリ』の映像美や日本ホラーにも近い要素を評価。ホラーが好きでない伊藤さんも、ホラーだと知らずに作品を見たので、途中ギョッとしつつも、この作品をみて「ショートで良かったです。」と笑いながら感想を述べました。

最後に、今後のショートフィルム制作や監督としてショートフィルムを作らないのかという、視聴者からの質問が投げかけられると、伊藤さんは「監督ってすごい仕事なんだたなと、間近で見させてもらっています。」とし、「これから年を重ね、色々と学んで技量もついてきたら、いつかは監督してみたいです。」と述べました。MCから千村監督には、「監督になる秘訣は?」と質問。「ショートフィルムは撮ってみたら楽しい。アイディアとやりたいことが決まれば、簡単、ということではないが是非作ってみてほしい」と述べつつも、「伊藤健太郎はもっと芝居が観たい!」と話しました。伊藤さんは今度は「キューバで撮ってみたい。」「いつかジョージ・ルーカスアワードを狙いたい。」と夢を膨らませ、イベントが終了しました。

 イベントおよびショートフィルム『おかえりなさい』は6月30日までイベント配信サイトよりご覧いただけます(有料)。

https://shortshorts.org/2022/event/kentaroito/

 また、本日のイベントで紹介したSSFF& ASIA 2022受賞は6月30日まで、映画祭オンライン会場にて無料視聴いただけます。

https://www.shortshortsonline.org/

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2022オフィシャルクロージングイベント伊藤健太郎 EDITION

 日時: 2022年6月22日(水)20:00~21:20 

出演: 伊藤健太郎、千村利光

SSFF & ASIA 2022 オフィシャルコンペティションスポンサー

ソニーグループ株式会社

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パートナー

Deloitte Digital

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株式会社TYO

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