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[6/10 Fri 会場レポート] 表参道ヒルズ スペースオーでの上映会がスタート!

2022.06.11

 

リアル上映会2日目となる610日、表参道ヒルズにて、アニメーションプログラム1、アジアインターナショナル&ジャパンプログラム2・3、インターナショナルプログラム2が上映されました。

 

今日は、海外とのオンラインQ&Aも含め、全部で8回のQ&Aが行われました。

 

 

13:30~アニメーションプログラム1では、『グッドネス』の軍地佑介監督がご登壇!

現在CGアニメーターになられたという軍地さんですが、この作品は大学の卒業制作としてつくられた作品だそうです。今回はキャラクターデザインからアニメーションまでのほぼ全ての制作過程をお一人ですすめられたということで、チーム制作への楽しみな気持ちを語ってくださいました。

 

 

15:40~アジアインターナショナル&ジャパンプログラム2では、3作品のQ&Aが行われました。

 

まずは『ぽくぽく』より塩出太志監督、プロデューサー・主演の橘さりさん、主演の望月めいりさんがご登壇!

橘さんは、劇中と同じ衣装で登場されました!

この作品は、撮影会を行い集まった資金で作られた作品だということです。強烈な変顔は監督からの指示なのか否か(橘さんの変顔は指示以上だったそうです)など、たくさんの笑いが生まれるやりとりを繰り広げたお三方に、楽しいQ&Aとなりました。

 

続いて『となりの井戸』より上杉哲也監督、出演された伊藤歌歩さんがご登壇!

ほぼ当てがきで台本をつくられたお話や、雪の多い札幌での撮影の裏話を明かしてくださいました。北海道の中でも映画になりづらい、函館などに比べ映画の舞台になりにくい札幌の町を撮るというのが、一つのコンセプトとしてあったといいます。

 

 

最後に『肝愛さ』より宮城夏鈴監督がご登壇!

監督に加え脚本・出演もされた宮城監督ですが、セリフは当日覚えるようなスケジュールでも楽しく勉強になったとお話しされました。おばあ役の吉田妙子さんと共演された際「生きた沖縄の言葉を残す映画を誰か作らないかな」と考えたことが制作のきっかけだったそうです。

そして、出演されたきゃんひとみさんがQ&Aに飛び入り参加!きゃんさんは宮城さんが10代の頃からご存知で、台風の時期の沖縄での予備日なしの撮影スケジュールに驚いたお話などをしていただきました。

 

 

17:50~インターナショナルプログラム2では、『Action』の脚本・プロデューサーのSonia Pfeutiさんが海外からオンラインでQ&Aにご登場!

Soniaさんも実際に助監督をされているということですが、まわりのスタッフを広く見たりできる立場だといい、その中で監督にストレスが溜まることに気づき、そのことからつくられた物語だそうです。

 

20:00~アジアインターナショナル&ジャパンプログラム3では、3作品のQ&Aが行われました。

 

まずは『LAYERS』より企画・プロデュースのMEGUMIさん、内山拓也監督、音楽のPESさんがご登壇!

この作品は、ハウスメーカーからの依頼で作品を作ることになったMEGUMIさんが、元々ファンだった内山監督にいきなり連絡したことから始まった作品だそう。子役のおふたりのメイクが印象的ですが、MEGUMIさんは「2人から次第に母性のようなものや父親のようなまなざしがみえて、不思議な時間だった」、 内山監督は「子どもたちとやれたことがかけがえのない経験になった」とお話しされました。

音楽を担当されたPESさんは、音楽が完成するまでの過程を明かしてくださり、「楽しかった」と振り返られました。これからも映画音楽はぜひやっていきたいということで、楽しみです!

 

続いて『水魚の交わり』より村田陽奈監督、出演の岸水小太郎さん、細井春平さんがご登壇!

この作品は、現役大学生の村田監督が、コロナで活動ができなかったゼミが再開したタイミングでつくった作品だといいます。なんとほとんどの学生が初めての映画制作だったそうです。岸水さんは「中学生は誰もが通ってきた時間、多くの人に見てもらえて嬉しい」、細井さんは「観るたびに学生時代の違う場面を思い出した」とお話しされました。

そして現在村田監督は、ゼミ仲間と共同監督で中編映画を制作中ということで、これからの作品も楽しみです!

 

最後に『理解される体力』よりWOWOWの仁藤慶彦さん、プロデューサーの和田圭介さんがご登壇!

この作品は「アクターズ・ショートフィルム2」のなかで、前田敦子さんが監督された作品です。企画のルールとして撮影期間は2日間と決められた中、前田さんはテンションの大事なこの物語のために、1日で撮り切ると宣言し実際に1日で撮り終えたといいます。おふたりは、三浦貴大さんを女装した男性ではなく女性として起用したことなど、前田さんのセンスを絶賛されました。とても明るいこの作品ですが、制作の始めには前田さんご自身が「前田敦子って暗い映画撮りそうですよね」とおっしゃった上での作品ということで、意外性も「アクターズ・ショートフィルム」の見どころですよね。

 

表参道にはたくさんの映画祭フラッグも!

表参道ヒルズでの上映会は6/12(日)まで続きます!

 

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