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【6/25 Sun 会場レポート】表参道ヒルズ スペースオー 会場4日日(最終日)!
2023.06.26
まず初めに、「アジアインターナショナル&ジャパン プログラム 11」が上映されました。
『永遠のSUNDAY/ETERNAL SUNDAY』から、監督のRhyme Luさんがご登壇くださいました。
コロナ禍で人と直接のコンタクトが出来ない今、デジタルで親密な関係を築くことをテーマにした作品を作りたかったという監督。今後は長編の制作に入ると意気込みを語ってくれました。
『炎上する君/You Are Lit』から、監督のふくだももこさん、キャストのうらじぬのさんがご登壇くださいました。
撮影をしてみて、作中のキャラクターにぴったりの方が歩いてくるなど、改めて高円寺の街の強さや包容力を感じたという。42分バージョンが8月に公開予定とのことで、ぜひ期待してほしいと語りました。
『秘密にしよう/Hidden Road』から、DirectorのCheol hwi Kimさんがご登壇くださいました。
作品のアイディアは、日本の映画からたくさんの影響を受けており、まず車が2台ひっくり返っているシーンが浮かんだところから始まったそう。これからも自身の作品を制作していきたいと語りました。
『ストレンジ/STRANGE』から、監督の落合賢さん、プロデューサーの真田静波さんにご登壇いただきました。
真田さんがぜひ原作を実写化させたいと企画を持ち込んだところから制作に至ったとのこと。ドリアンさんはLGBTQインクルーシブディレクターの方にも入ってもらいキャスティングしたそう。ストーリーのベースになっている、知らないうちに大切な人に先入観を押し付けてしまうというのは、誰でも共感できるテーマではないか、とお話しされました。
次に、「インターナショナルプログラム 8」が上映されました。
『セレニティー/Serenity』の、DirectorのKavehさんがご登壇くださいました。
イランでは、現代的な女性と権力者のぶつかり合いが実際にあるのでこのストーリーを作ったという。イランで生まれノルウェーで育ち今でも住んでいる監督が、イランを外から見る視点を持って制作にあたっているとのこと。この作品の前編が7月中旬頃に公開予定とのことで、楽しみにしていただきたい。
『スパロー/Sparrow』から、DirectorのMarcin Janos Krawczykさん、ActorのDariusz Toczekさんがご登壇くださいました。
監督は15年ホームレスをテーマにして向き合ってきたそうで、その中でもアルコール中毒の人たちにスポットを当てていたとのこと。また、ダリルさんをキャスティングした理由は、27年前にダリルさんの演技がとても上手いのを観劇して知っていたので、本作をぜひオファーしたいと思ったそう。また、ダリルさんは初めは難しい役なので断ろうと思ったそうで、普段はお酒を飲まないが長年アルコール中毒の人たちを撮ってきた監督が上手く指導してくれたとお話しくださいました。
『今昔カラス/The Old Young Crow』から、DirectorのLiam LoPintoさん、CastのKeiko YamashitaさんとHitoshi Hinomizuさんがご登壇くださいました。
監督が6年かかっていた絵本をやっと仕上げたという本作。シニアになってから演劇を始めたというYamashitaさんはショートフィルムには初めて参加したそうで、自宅や墓地などがロケ地になり楽しい撮影になったとお話しされました。
締めくくりのプログラムは「アジアインターナショナル&ジャパン プログラム 12」でした。
ガールズからは Qiwen Zhang – Directorさん、Yuanye Fang (cinematographer (DOP))さん、お越しいただきました。40人の生徒たちの演出がやはり大変だったようです。監督はそもそもでも子供さんたちがお好きなようで、学生たちとも良好な関係が築けたようです。主人公の二人のキャスティングが特に素晴らしい一作。オーディションはセリフより、とにかく会話をしたとおっしゃってました。CM制作のアイディアがたくさんある!とおっしゃってました。
『独りになるまで/alone』から、監督の加藤大志さん、出演者(春奈役)の中村更紗さんと(聡太役)の原 雄次郎さんがご登壇くださいました。長編のパイロット版としての本作。どこまで伝えて、どこまで伝えるかを悩んだと、中村さん。短いショットが切り替わっていく撮影が興味深い、悪い人いい人で分けることって簡単じゃないよね、ということを伝えたかったと原さん。見た目と優しい喋り方のギャップが印象的でした。長編の脚本も執筆中です!楽しみ!
『いつか君が戻ると思って/Nowhere else』DirectorのKyeongwon Leeさんがご登壇くださいました。緊張感が印象的。舞台となったオチョンを巡った時になんの記憶もなかったと、それが着想になったとのことでした。脚本でキャラクターを作る時に世界に一人しかいないキャラクターを作ることを心がけているとのこと。撮影は4日間だけどキャスティング4ヶ月!寒い日に海にも飛び込んでくれた出演の皆様に感謝も申し上げられてました。横にいる人が大切な人、ということを改めて感じてほしい、という大変素敵なメッセージをいただきました。
最後に上映された、『The Izakaya Dialogue』は昨年のホッピーハッピーアワードを受賞した道上寿人監督が制作した作品です。
こちらは、6/26から「HOPPY HAPPY THEATER」で配信されますので、ぜひご覧ください!