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【6/18 Sun 会場レポート】二子玉川ライズ スタジオ & ホール 会場4日目(最終日)!
2023.06.19
二子玉川会場の週末2日目も気持ちのいい天気に恵まれ、朝から多くのお客さまにお越しいただきました。
Cinematic Tokyoプログラムでは、本部門で優秀賞を受賞した『君のかけら』のRaymond Doan 監督、撮影監督のFlávio Gusmãoさん、キャストのYin Linna さん、Masahito Kawahataさんが登場。撮影監督のFlávioさんと主演の Linna さん、撮影した当時はまだ日本にきて日が浅い時期だったので、自身が感じていた新鮮な感覚が作品にも投影されたそうです。
『snow escape』からは川島直人 監督、 キャストの中神円さんと大津尋葵さんが参加。この作品なんと東京で珍しく大雪が降ったその日に脚本を書いて、キャストを集めてそのまま撮影を行ったというから驚きです。
さらに『Story to Tell』の中根さや香監督とプロデューサーの前田博隆さんが登場。
スタイリッシュな映像と音楽をキーに展開するこの作品、女性サウンドユニットDFTの海外へのプロモーションとして制作された映像作品で、前田プロデューサーも普段はミュージックビデオを手がけられているそうで、音楽で紡がれるユニークな表現が光っていました。
そして『妻の電池切れ』からは、八幡貴美監督に参加いただきました。
持続可能な都市の実現を目指す東京の街やそこで暮らす都民、街を訪れた観光客の様子等を映すショートフィルムを製作し、東京の多彩な魅力の一つとして国内外に発信する企画、サステナブル・リカバリープロジェクトで製作された作品です。
これまでは海外から訪れた人の視点で製作された作品が多かったので、今回、東京に住んでいる人の日常の視点を意識し、夫婦間の思いやりや関係性を続けていくというエネルギーをテーマに作品創りをしたそうです。
『妻の電池切れ』オンラインで作品配信リンクはこちら
https://shortshorts.org/tokyo_project/sustainable_recovery/
そして本会場の最終回を締めくくったののは、映画祭初の試みオンライン配信と同時連携し、二子玉川の会場と映画祭YouTubeで同時刻に同じ作品をリアルとオンラインの視聴者のチャットコメントを表示した状態で上映を行い、リアルタイムで監督によるチャット上での質疑応答を行いました。
上映されたのは、映画祭が過去2年に日本博主催・共催型プロジェクトとして制作した2作品、『おばあさんの皮』と『おかあの羽衣』。
ストーリーの展開を会場の観客とオンラインで見ている人も同時に見守りながら、その瞬間に生まれた感想や監督にリアルタイムで質問ができるというライブな映画体験は監督にとっても初めての不思議な感覚。
上映後には『おばあさんの皮』の井上博貴監督が会場に登場。
作品のタイトルでもある、「おばあさんの皮」のマスクは準備期間が短く苦労もあったようですが、10秒くらいのシーンの編集は1ヶ月ほどかかったそうです。
続いて「おかあの羽衣」の平監督には沖縄からライブ中継でトークに参加。
チャット中に明らかにされたお父さん役のゴリさんの骨折、実は撮影前の本当の骨折だったそうで、撮影前の予想外の出来事を絶妙な設定に反映されたというまさに怪我の功名でした。沖縄はドラマや映画製作が盛んで、またほかアジアの国々が距離的に近いため海外作品の撮影地になったり共同製作の映像作品も多数作られているそうです。
2作品はオンラインでも引き続き配信されていますので、もう一度見たい方や見逃してしまった方はこちらからどうぞ。
『おばあさんの皮』オンラインで作品配信リンクはこちらhttps://www.shortshorts.org/japanculturalexpo/2021/the-old-woman-skin/
『おかあの羽衣』オンラインで作品配信リンクはこちらhttps://www.shortshorts.org/japanculturalexpo/moms-celestial-robe-of-feathers/
映画祭はまだまだ続きます、21日は渋谷のユーロライブ、22日からは表参道ヒルズ会場でお待ちしております!