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萩原聖人さん、坂井真紀さん、MEGUMIさん、EXILE HIROさん、臼田あさ美さん、 内田也哉子さん、稲葉友さん、河瀨直美監督、村雨辰剛さん、LiLiCoさん、別所哲也ほか 豪華ゲストがアワードセレモニーと3年ぶりのレッドカーペットに登場

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2023.06.27

最高賞「ジョージ・ルーカス アワード」は

アニメーション部門の吉田和泉監督

希望のかけ橋が受賞!

アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象となる

5部門含む優秀賞を発表

 米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2023」は、2023年6月26日(月)にアワードセレモニーを明治神宮会館で開催いたしました。本セレモニーは日本の映画祭では最多となる計5作品が翌年のアカデミー賞にノミネートされる、ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)およびノンフィクション部門、アニメーション部門の優秀賞の発表・授与を始め、スマートフォン映画作品部⾨supported by Sony’s Xperia™、ホッピーハッピーアワードの優秀賞の発表、講談社シネマクリエイターズラボの受賞発表を行いました。他にも海外からも注目を浴びる「東京」の魅力を発信するTOKYO プロジェクトや、シネマファイターズプロジェクトの軌跡などの盛りだくさんな内容と、セレモニーに華を添える様々なゲストにお越しいただき、本年も開催いたしました。

■最高賞「ジョージ・ルーカス アワード」は吉田和泉監督の希望のかけ橋が受賞!

本映画祭の最高賞である「ジョージ・ルーカス アワード」は吉田和泉監督の『希望のかけ橋』の受賞が発表されました。グランプリとなったアニメーション部門の優秀賞とライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)、ノンフィクション部門の5部門の優秀賞が、次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となります。グランプリ発表を経て、吉田監督は「何が起こったのか。この作品は、長年自分の夢であり、今回実現して感動で震えています。この作品に関わってくれたスタッフ、家族の皆にも感謝の気持ちで一杯です。」と、涙声で受賞の喜びを噛みしめました。

■セレモニーに華をそえる様々な分野の豪華ゲストが登壇!

本映画祭代表の別所哲也と映画祭アンバサダーのLiLiCoさんによるオープニング挨拶からセレモニーがスタート。別所は、コロナ禍が明け、今年はさまざまな国と地域から監督や作品関係者61名が参加していることに触れ、嬉しそうに敬意を表しました。MCとして青木源太さん望月理恵さんが登場し、会を進行。セレモニー中の壇上には、Cinematic Tokyo(シネマティックトーキョー)部門で、主催者の小池百合子東京都知事が登場。ライブアクション部門の審査員としては、萩原聖人さん、坂井真紀さん、MEGUMIさん、スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia部門の審査員には内田也哉子さん、アニメーション部門の審査員には稲葉友さんが登壇。「シネマファイターズプロジェクト」では、EXILE HIROさん別所が始動した2017年からの軌跡を振り返りながらトークしました。第二回ホッピーハッピーアワード受賞作品の監督、道上寿人監督が制作した『The Izakaya Dialogue』の完成発表には、出演した村雨辰剛さん鳴海唯さん神保悟志さんが登場。東京都と映画祭が立ち上げた「サステナブル・リカバリー プロジェクト」で生まれた初めてのショートフィルム『妻の電池切れ』より、主演の臼田あさ美さんなど、様々な分野の方々にゲストとしてお越しいただきました。

■アワードセレモニーでは各部門優秀作品・プロジェクトなどを発表!

  • Cinematic Tokyo(シネマティックトーキョー)部門

小池百合子東京都知事が登壇し、「もうショートショートじゃないです、25年続いてるんですから、ロングロングフェスティバルなんですね。東京から映画という文化を通じて、芸術を通じて世界へ発信を続けていくことはとても重要なことだと思います。コンセプトを作りながら25周年走り続けてくださってありがとうございます。これからも東京をアートの中心地にしていきたいと思います。」と、意気込みを語りました。

  • ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)&ノンフィクション部門&アニメーション部門 発表・授与

次年度の米国アカデミー賞短編部門にノミネート選考対象作品となるライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)とノンフィクション部門、アニメーション部門の公式審査員を務めた萩原聖人さん、坂井真紀さん、 MEGUMIさん、内田也哉子さん、稲葉友さん、松永大司さん 横浜聡子さん、渡邉こと乃さん、山戸結希さん、ダグラス・モントゴメリーさんが一挙に登壇。

総評を聞かれたライブアクション部門 インターナショナル審査員の萩原さんは、「人の映画を審査することを自分がやっていいのか、と思ったんですが、映画は人の人生を変えるものだと思っているので、沢山の作品に触れることで、俳優としての創作意欲が改めて湧き、頑張らなきゃ!と思いました。」と、演じる俳優側としての目線を交えながらコメントしました。

続いて坂井さんは、「たくさんの映画を見せていただき、映画の持つ力や必要性を強く感じる幸せな時間でした。豊かな心で豊かな表現ができる世の中であって欲しいと思います。微力ですが、これからもこういった場を応援していきたいと思います。」と感想を述べました。

ライブアクション部門 アジア インターナショナル審査員を務めたMEGUMIさんは、「普段私が知らない作り方を知ることができ、このような機会から視野を広げることができ、また、さまざまな映像美に触れることができました。」と、ご自身もショートフィルムをプロデュースした経験のある立場としてコメントいただきました。

ライブアクション部門 ジャパン審査員の内田さんは、「私は両親と夫が映画に携わっている家族に囲まれてきたので、映画をみて、甲乙つけたり、批評をするのは気が引けていました。一つの国に限定していることで、初めはどんな感じかなと思っていたのですが、驚くほど多彩な作品が揃い、今の日本でしか生まれ得ないユニークさに満ちていました。まさしく、どの作品も個性が際立っていて、それこそグランプリを決めるのは至難の業でした。改めて映画とは作り手自身であり、人生そのものだなと思い知り、作品が個人的であればあるほど、普遍的なものに繋がっていくと感じました。」と審査について振り返りました。

ノンフィクション部門審査員の松永さんからは、映画監督の視点で「短い時間でノンフィクションを描くのは難しいということを身をもって知っている立場で、作品を見ました。日本以外の各国の作品を見ていて、多くのサポートの中で作られていることが、豊かな映画を作る大きな条件だと思いました。東京の中で大きな映画祭を開いているこの場所で1本の大きな映画が作れたら良いと思います。」とコメント。

アニメーション部門審査員の稲葉さんは、「圧倒的なクオリティーの高い作品ばかりで、ジャッジという感覚ではなく、 1人の視聴者として楽しませていただきました。今を生きる人に見てほしい作品だと感じ、感動しました。」と応募作品を賛辞しました。

ライブアクション部門インターナショナルはスペインのマニュエル・オモンテ監督「テルエルの彼方へ」 、ライブアクション部門アジア インターナショナルはのインドのマニッシュ・サイニ監督「スカベンジャー」 、ライブアクション部門ジャパンは浜崎慎治監督の「半透明なふたり」、ノンフィクション部門はスペインのジェニファー・レインズフォード監督「宇宙飛行士の心」、アニメーション部門はポーランド在住日本人の吉田和泉監督「希望のかけ橋」が受賞しました。

  • スマートフォン映画作品部門 supported by Sony’s Xperia 発表・授与 

審査員を代表して、映画監督の山戸結希さんは、審査した感想を問われると、「映画は集団制作であり、作家個人の眼差しを作品にどのように定着させうるか?という問いに引き裂かれています。スマホという個人的な装置を活かした「たゆたう」という作品に、そしてこの映画祭に出会え感謝しています。短編ならば、自分も映画を撮ってみたいと思えるところが、ショートショートの素晴らしさだと思います。作る人と観る人の境界線を越えて、未来の作り手への架け橋に、今回の映画祭がなっていることを願います。」と総評を述べました。

  • シネマファイターズ 新プロジェクト発表

2017年に始動した「シネマファイターズプロジェクト」。エグゼクティブプロデューサーのEXILE HIROさん、企画・プロデュースの別所が登場。発起人として、プロジェクトの立ち上げの思いを聞かれると、EXILE HIROさんは「映画監督という職業を尊敬していたため、LDHとしてプロジェクトに

関われることを嬉しく思いますし、挑戦をするにあたって別所さんに相談して本プロジェクトを立ち上げました。残念ながらコロナ禍で止まっていましたが、また日本を元気にできるよう新たなプロジェクトとして挑戦します。ミュージックショートを3作品作り、一つの長編映画にしていく構想のため、楽しみにしていただければと思います。アーティスト、タレントと監督、音楽を織り交ぜたこの想いを一人でも多くの人に届けたく、ご期待ください。」とコメント。別所は、「こうやって節目を迎えた中で、全ての監督、脚本家、音楽と映画がどういうふうに融合するのか、僕たちもすごく挑戦でしたし一緒に学ばせていただきながら、SSFFを盛り上げてもらい嬉しく思います。」と、映画祭としての想いを述べました。また、中川龍太郎監督からは「素晴らしい、先輩方が多くの作品を作ってこられて、HIROさんにお声がけいただき光栄に思いました。長編の要素と短編の要素を織り交ぜられたのではないかと思いますので、ご期待ください。」と抱負を語っていただきました。

  • なら国際映画祭 トークセッション

別所が昨年アンバサダーに就任した、なら国際映画祭が若手育成を目的にスタートしたプロジェクト「NARAtiveJr」より、ユースの監督が制作したショートフィルム「縁々」の予告編を上映。その後、なら国際映画祭のエグゼクティブ・ディレクターの河瀨直美監督、「縁々」を制作した村松希祥監督、主演を務めた中野有紗さんが登壇し、別所の進行でトークセッションがスタート。河瀨監督は、「毎年毎年この様なフェスティバルを開催されるアニキを尊敬しています!映画を大好きな人たちがこの場所に集って、この場所の文化を世界に発信する。ショートショート フィルムフェスティバルの場でこの様なお披露目をできて嬉しいです。」とコメントすると、別所は「映像の未来と捉えて応援していきたいです!」と返しました。

  • ホッピー『The Izakaya Dialogue』作品完成発表&HOPPY HAPPY AWARD(ホッピー ハッピー アワード)発表・授与

第2回HOPPY HAPPY AWARD 受賞作品「じいのけ」の道上寿人監督による制作作品『The Izakaya Dialogue』の完成発表には、ホッピービバレッジ代表取締役社長の石渡美奈氏とともに、キャストのの村雨辰剛さん、鳴海唯さん、神保悟志さんが登壇し、映画祭アンバサダーのLiLiCoさんが司会進行。本作品が赤坂の居酒屋が舞台という設定について、石渡氏は、「赤坂と日本が世界に誇る居酒屋文化をテーマに作品を作りました。今の赤坂の魅力をぎゅっと詰め込みました。コロナで一時期は禁酒法のようになり、知人の居酒屋にもご協力いただき、みんなで乗り越えてきたので、感謝とリスペクトを送っていきたいです。また、居酒屋文化をもっと発信していきたいと思って作りました。ホッピーの美味しい飲み方はよく冷やしてください!入れるジョッキは凍らせて、最初にお酒を入れて、ホッピーをいれて、最後は泡を作りながら混ぜないで作ってください。」とホッピーの楽しみ方と共にコメント。主演を務めた村雨さんは、「僕にとって初めての主演でとても緊張しましたが、自分と重ね合わせた時に、違いも共通点もあって、それを引き出しながら懐かしみ、楽しみながら自然に演じました。18歳で日本に移住してきた自分と重ね合わせて、マークという役を演じました。」と、初主演に挑戦した感想を述べました。鳴海さんは、「私自身、赤坂の街がこんなに素敵な居酒屋がたくさんあると思わなかったので、街の柔らかい雰囲気もあって和気藹々と楽しい撮影現場でした。」と、撮影当時を振り返りながらコメント。本作メインとなる居酒屋の店主役を務めた神保さんは、「温かいストーリーで、日本特有の文化の内容だったからこそ、あたたかな居酒屋を表現できたらという想いで演じました。下積み時代によく居酒屋で働いてたので、その時の経験を今回生かしました。」とコメントしました。

キャストの皆さんが降壇後、第3回HOPPY HAPPY AWARDを発表。上條大輔監督の『私たちは他人です』が見事受賞となりました。

『The Izakaya Dialogue』はショートフィルム専門のオンラインシアター「ホッピーハッピーシアター」で公開予定です。

 

  • 講談社シネマクリエイターズラボ 発表・授与

昨年新設したプロジェクトで、国内外から1,103企画の応募の中から5企画が受賞となりました。受賞者の中から瀬名亮さん、マウリシオ・オサキさん、喜安浩平さん、特別賞受賞の崎村宙央さんが登場し、プレゼンターの株式会社講談社 代表取締役社長 野間省伸さんからトロフィーの授与が行われました。野間さんは、「想像もできないような物語を世界中の方々にインスパイアするという我々、講談社のパーパスのもと、これからも素晴らしい作品を届けられたらと思います。」と、想いを語りました。

  • 東京都制作 サステナブル・リカバリープロジェクト妻の電池切れ完成発表

主演の臼田あさ美さんからは、「人間の電池が切れるというところから始まり、ファンタジーの様で人々の感情がリアルに描かれた作品になっていると思います。短い作品の中にどうやって描けるかなと思っていたんですが、八幡監督のおかげでぎゅっと濃い内容になったんじゃないかと思います。」と作品についてコメントいただきました。八幡貴美監督からは「住んでいるから分かる、観光地ではない東京ならではの魅力を映そうと思いました。また、“夫婦の充電が切れてしまう”という部分と“東京の電池が切れてしまう”という部分から限りのある“充電”を大事にするメッセージが伝われば良いなと思いました。」とサステナブルについても触れていました。

  • ジョージ・ルーカス アワード(グランプリ)発表・授与

ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)、ノンフィクション部門、アニメーション部門の受賞者と公式審査員、LiLiCoさん、別所が登壇。グランプリ=ジョージ・ルーカス アワードとしてアニメーション部門の優秀賞『希望のかけ橋』(吉田和泉監督)の受賞が発表されました。大きな祝福の拍手のなか、別所よりグランプリトロフィーが吉田監督へ授与されました。

セレモニーのフィナーレには、各プロジェクトの登壇者も壇上に集まりました。別所は、「映画は光の絵具でできていると言われていて、キラキラと輝いていますけど、同時に人間の暗部も映し出します。ショートフィルムは今という時代を映し出しますが、忘れてはいけない大切なものを映し出し、思い出させてくれます。そんな作品が今年も沢山集まりました。25年という月日を重ねましたが、自分もまた25歳に戻った気持ちになりましたので、また26、27歳と時を刻んでいきたいと思います。」とコメントすると、LiLiCoさんは「付いていきます。」と即答し、さらに「今までの歴史を振り返ったらとても胸が熱くなりますね。今回は海外の監督も多く、スウェーデンの母国の人に会えたりと、とても嬉しく思っております。」と、コメントし、祝年である25周年のアワードセレモニーを締めくくりました。

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