【レポート】第13回アシアナ国際短編映画祭(AISFF)開幕、オープニングセレモニーは豪華スターが集結!

【レポート】第13回アシアナ国際短編映画祭(AISFF)開幕、オープニングセレモニーは豪華スターが集結!

11月5日から10日までの6日間に開催されるアシアナ国際短編映画祭(AISFF)オープニングセレモニーが11月5日ソウルシネキューブ光化門にて行われました。13回目の開催となる今年は、ソウルシネキューブ光化門とインディースペースにて上映、過去最多となる124ヶ国から5281作品が出品され、48作品がコンペティションにエントリーしています。

開幕宣言するソン・スク氏、アン・ソンギ氏

 

『ディープ・ブルー・ナイト』、『黒水仙』などで知られる韓国の巨匠ペ・チャンホ監督、『晩秋』のキム・デウン監督、『マラソン』のチョン・ユンチョル監督など、著名監督が数多く来場しました。俳優では、『第七鉱区』やドラマで活躍するオ・ジホ、キム・キドク監督の『嘆きのピエタ』の主演女優、チョ・ミンス氏、数々の韓国映画に名バイプレーヤーとして出演しているキム・イングァン氏、SSFF & ASIAプ
ロデュースのショートフィルム、『スマイルバス』に出演したリュ・ヒョンギョン氏、そして『オールドボーイ』、『ザ・テノール真実の物語』の実力派俳優、ユ・ジテ氏が参加しました。

レッドカーペット風景シネキューブシアターはあっという間に満員になり、数多くの映画にアン・ソンギ氏(AISFFフェスティバル・ディレクター)と共に出演しているパク・チュンフン氏が司会者として登場。AISFFの理事であり女優のソン・スク氏とアン・ソンギ氏が開幕が壇上に招かれ、ゲストへの挨拶と映画祭開幕を宣言しました。

挨拶するチャン・ドンゴン

その後、今年の特別審査委員として任命されたチャン・ドンゴン氏(『ブラザー・フッド』『マイ・ウェイ』)がステージに登場。挨拶後、インターナショナルコンペティションの審査員も紹介され、2013年にSSFF & ASIAにも参加した「カンヌ監督週間」短編統括のローレンス・レイモンド氏や元エジンバラ国際映画祭代表のクリス・フジワラ氏など登壇しました。また、今年の審査委員長として『ブラザー・フッド』や『マイ・ウェイ』などの大作で有名なカン・ジェギュ監督が紹介されました。

その後、50年代ノスタルジー風女性3人組バンドの「The Barberettes」の演奏が行われました。その後、AISFFプログラマーのチ・セヨンが海外からの監督や国内部門(韓国)の監督を壇上にて紹介しました。

The Barberettesの演奏

開幕作品には短いアニメーションを含める3本が紹介され、その後、ウェルカムレセプションが行われました。また、AISFFの名物はレセプションが終わった2次会の会場。レセプションが行われたビルの外にはテントが設置され、おでん、トッポギ、チャプチェなど韓国のソウルフードが振舞われパーティーも終始なごやかな雰囲気に包まれていました。

テントで行われる2次会

11月8日(日)はSSFF & ASIA 2015で上映された全5作品の日本のショートフィルムも「The Collections from SSFF & ASIA」プログラムが特別上映されました。

今回、このプログラムで紹介された作品は(上映順)、「ゴッサム・ジャンブルパフェ(監督:YUKI SAITO)」、「終わらない風景(監督:南部充俊)」、「浮雲(監督:助川勇太)」、「帰ろうYO!(監督:松本卓)」そして「ダンス ダンス ダンス(監督:落合賢)」でした。

SSFF & ASIAプログラム上映前の会場

日曜日ともあり、劇場のシネキューブには日本のショートフィルムに興味を持つ観客で賑わいました。上映前には、SSFF & ASIAフェスティバル・ディレクターの東野正剛が、2010年からAISFFと始まっ
たパートナーシップの歴史を振り返りました。過去には、AISFFフェスティバル・ディレクターのアン・ソンギがSSFF & ASIAのイベントに参加頂き、SSFF & ASIA代表の別所哲也がAISFFに
参加するなどの交流も行われたことや、両フェスティバルがパートナーシップを組み、毎年互いの国の作品を紹介する取り組みを伝えました。

東野は引き続き、SSFF & ASIAとAISFFの交換プログラムを継続することで、日韓のショートフィルム業界を盛り上げていきたい意欲を語りました。

来年のSSFF & ASIAでは、AISFF推薦による最新の韓国ショートフィルムを紹介しますので、ぜひ、ご期待ください。