【動画・書き起こし配信】SuG 武瑠 製作ショートフィルム上映イベント イベント動画Part1配信開始!
Music Video監督・小説家・俳優・モデル・ファッションブランドプロデュースなど、多角的360°の総合エンタテインメントを常に発信し続ける、バンド“SuG”のボーカル武瑠。 音楽業界を超え、サブカル・ファッション業界等からも熱い注目を集める彼が、自ら執筆した脚本をもとに創り上げたショートフィルム『WE CRY OUT HELLYEAH』のプレミア上映トークイベントです。
『SuG 武瑠 製作ショートフィルム上映イベント』
ゲスト:SuG 武瑠
MC:フェスティバルプロデューサー 奈良太一
※6月11日(木)にSSFF & ASIA 2015内で開催されたイベントの動画と書き起こしです。
奈良:ご紹介したいと思います。作品を手掛けられたSuGの武瑠さんです。皆さん拍手でお迎えくださいませ。
武瑠:よろしくお願いします。
奈良:どうもどうも、ようこそショートショートフィルムフェスティバルへ
武瑠:今回ありがとうございます
奈良:とんでもないです。本当に短い作品がどんどん流れてくる映画祭で、こういう素敵な作品を上映させて頂くことが出来てありがとうございます。どうですか、今日皆さんはアーティストの方の武瑠さんのお話は聞いた事あると思うんですが、今日は監督としての武瑠さんに迫りたいと思います。迫っていいですか。
武瑠:はい、迫られる気で来ました。
奈良:まずですね、この国際短編映画催、ショートショートフィルムフェスティバル&アジアでイベント上映については最初お話させて頂いたときどう思いましたか?
武瑠:正直本当かなぁと思いました。なかなか光栄なことでもあるし、最初撮ろうってなった時はどうやって撮るかもまったくわからなくて単純に「CRY OUT」と「HELLYEAH」って曲からインスパイアして書いた短編小説に書いてみて、画が浮かんだまま書いてたので映像も一緒に撮りたいなって気持ちがあって始めていたものだったので、このJ-Waveさんの手助けもあって映像ちゃんと撮れるってなったりとか、その後にまたこういう機会で発表する場所を頂いたりして感慨深いですね
奈良:J-CROUDというJ-WAVEさんのクラウドファンディングでファンの皆様のご協力によって作られたという事ですもんね
武瑠:そうですね、元々きっかけは、元々あった話ではなくて映像撮りたいなってずっと思ってたんですけど、自分が書いた話とかは結構ストックがしてあって、それを出したわけであって、SuGで映像を撮りたいっていうのと、単純に言っちゃえばSuGがなんか主題歌やりたくて、だったら作るしかないって、だから凄い大変な遠回りをしてタイアップごと作っちゃうというか、そういう感覚で作ったという気持ちがあって、不思議な縁で今新しいシングルの7月17日の「teenAge dream」という曲が出るんですが、それが『アイズ』という映画の主題歌に繋がったりとかして、多分無関係ではないと思ってるんですけど、挑戦した形が繋がったりするんだなっていう気はしましたね
奈良:どんどん作ったものが音楽や映像や映画、色んなもので繋がっていくっていう感覚は今でも感じられますか?
武瑠:そうですね。一個一個の行動が、わかりづらくて無関係に思われてしまうことが多々あるんですけれど自分はやっぱり、自分の夢をかなえていくうえで、絶対に一つ一つ悔いがないようにありたいので少しでも可能性を感じることがあったらやってみたいなと思っています。変な話、思いついちゃったら気持ちが悪いので、やるしかないと思っています。
奈良:“ショートフィルム”という短い映像って普段はごらんにはならないですよね?
武瑠:元々小説の短編とかも好きだったりするので見てることは多かったですね。中高生の時等とかとくに。
奈良:本当ですか!どういうところで見ますか?you tubeとかで見られるんですか?
武瑠:家で普通に、週に2本とか、3本見ると決めていたときがあって、たぶんなんかにつながると思ったんでしょうね。で、お店でレンタルをして、家で見て感想文を書いてました。
奈良:本当に真面目な方なんですね
武瑠:真面目というか、それこそ変な話、映画を見すぎて学校に行かなかったりもしていて、、いいのか悪いのかわからないですけど、、
奈良:でも自分の信念で、見たら残したいと思われたんですか?
武瑠:そうですね。その時書いていた文章が、今歌詞になっているものもあって今自分が感じたものを残しておくというのは大事だし、自分の説明書になるのかなと思っているので、最近も書き始めたんですよね。
奈良:それはいつか映画のシナリオになったり、楽曲の歌詞になったり、他のアーティストさんの何かになったりするのでしょうか?
武瑠:そうですね。実際この映画を見た人の中で、PV撮ってくれないかという依頼が来たりもしたんですけれど、本当に今は作業に集中したくてお断りさせていただいたんですけれども
奈良:やっぱりそれは活動を続けられる上で今は、違うなというものがあるのですか?
武瑠:そうですね。なんでも挑戦しているようで半分くらいはやめてたりしますね。それは物理的にできなかったり、ですね。
奈良:武瑠さんちなみに今までPV等の監督もされているじゃないですか、それと、もちろん短編とは言えども20分を超える作品が多く、大変だったことも多かったと思うんですけれども、PVを監督として撮られている時と、大きく違うことって、今回どんなことだったでしょうか。
武瑠:そうですね。全然手法が違うなと思ったんですけれども、PVは枠というか時間が決まっているじゃないですか。4分なら4分という。その中にパズルのようにはめていく感覚なんですけど、逆に映画は自由な白紙の上に絵を描いていかなければならないのでノッて書いちゃえば書いちゃうほど、尺が長くなる、または、足りなかったり、実際編集してみると、この画が足りなかったり、この画撮り忘れたな、とか、あとこの角度から見た画も必要だったなとかということが実際会ったんですよ。物理的にこの話をやるうえで、この絵が必要だけど撮れなかったものとかもあって、そういうのは音楽とか、編集とかでカバーしたり、頭で描いていた設計図を形にしていく過程が全然違いましたね。
奈良:なるほど。普段から映画はお好きですか?
武瑠:そうですね。好きですね。
奈良:先ほど裏でお伺いもしましたが、好きなジャンルとかがあるわけではないんですよね?
武瑠:ジャンルはそうですね。大まかにいえばちょっと病んでるものが好きですね。
奈良:ちょっと病んでる?
武瑠:ジャンルはそうですね。
奈良:ちょっと病んでるってどういうのだろう・・・
武瑠:『愛のむき出し』とかが好きですね。病んでるけれどもキャッチ―なものが。
奈良:それはどういう理由ですか?ご自分でどうしてそういう病んでるものが好きなんだと思います?
武瑠:んー。人生観ですかね?笑
奈良:笑
武瑠:元々、暗い人がやる、明るい音楽、をやりたいと思って“SuG”結構外からの見え方だと明るい人だと思われていることが多いんですけれども、4人明るい人の中に一人根暗が入っているというバランスだからこそ、SuGが建つと、何とかバランスが取れているのかなと思いますけど、たぶん個人でやっていたら、もっと暗い音楽とか、切ないものとか、そういうものばっかり自分は作りがちなので。
奈良:なるほど。でも4人になると明るい曲も入ってくるという。
武瑠:そうですね。まぁあとはその一番自分の中に暗い人がいたというか、自分と対話する時に、何にも前向きになれない自分がいて、その自分に自分が励まして、こうなるかもしれないじゃんとか、こうしたらもっといいことが起こるかもしれないじゃんとか、こういう挑戦をしたらなんか前に進めるかもしれない、チャンスかもじゃんとか、自分と自分との対話で生まれてきた言葉が、作品になることが多いので、なんだろう。一番暗くて、励まさなければいけない人が、自分の中に昔からいたから、その人が自分の作品を作る一番の原動力になっているのかもしれない。
奈良:やっぱり今までPVを監督されていたときの熱くなっているところ、ストレートなところを決められた尺でというのと、今回は枠が大きなものになったということですね。
武瑠:そうですね。余白が多かったのでこんなところまで想像しておかなければいけなかったのか、とか、こういうところまで映るので、こういうところまで考えておかなければいけないのかとか、発見の連続でしたね。
奈良:そしたら武瑠さん、作られたPVを上映しても?
武瑠:はいぜひお願いいたします。
奈良:決めてなかったですけど、このままでもいいですか?“Cry Out”のPVを
~Cry Out上映~
奈良:ということで、かっこいいですね!後半の高まりのカットの連続と、一個差し込んできてますよね!、一個、2個、3個、4個くらいコンセプトを。女性とか、いろんなものが後半に行くにしたがって、、、
武瑠:はい
奈良:やっぱり、監督をしている時とは違った感じでしたか?
武瑠:違いましたね。これは短距離走のような感じで、ワンコーラスはカットをおおきめにして、最後疾走感が出るように細かく割っていくというのをすごい強調して、やっているんですけれども、これを作っている時、最後のサビが早く感じで、面白いなーと思いました。
奈良:本当に映像って耳で聞いているのと全然違いますもんね。単純なんだけれどすごいですもんね
武瑠:そうですね。もうだからまったく違いすぎて。PVのノウハウとは、映画は全く違いましたね。
奈良:それでは、そちらに踏み込んでいきましょうか。