第10回札幌国際短編映画祭がスタート!映画ファンや業界関係者が集結!
2015/10/08
CREATORS
世界各地のショートフィルムを上映する「第10回札幌国際短編映画祭」が本日スタートしました。映画祭は7日(水)〜12日(木)のまで札幌プラザ2・5(中央区)などのメイン会場で行われます。本年は、99の国と地域から3321本の応募があり、うち過去最多の263本を上映します。
映画祭開催に先駆けて5日(月)には、世界からの映画祭関係者を集めて国際短編映画祭会議も行われました。世界最大級のクレルモンフェラン国際短編映画祭(フランス)、カリフォルニア インディペンデント映画祭、北欧最古を誇るタンペレ国際短編映画祭(フィンランド)の代表などが参加し、SSFF & ASIAからはフェスティバル・ディレクターの東野正剛も参加しました。会議では、各スピーカーがその国のショートフィルムに関する事情をプレゼンした他、将来に向けて短編映画祭がもつべき役割など、意見交換されました。
また同日、「札幌国際メディアコンベンション」が開かれ、フランスのペイTV大手、カナル・プリュスの短編映画事業の責任者、パスカル・フォール女史による講演が開催されました。フォール女史からカナル・プリュスが取り組む短編映画事業について説明と、インターネット、モバイルを中心とした短編映画の特徴を生かした事業展開などについても話されました。その後、クレルモンフェラン国際短編映画祭の創立メンバーであるロジェ・ゴナン氏も参加し、未来の映像ビジネスについてパネルディスカッションが行われました。モデレーターは、テレビマンユニオン会長で、札幌市出身の重延浩氏が努めました。
そして前夜祭にあたるオープニングレセプションが6日、札幌市内のプリンスホテルで開かれました。映画祭共催である札幌市の秋元克広市長のスピーチ後、同映画祭が今年で10回目の開催である節目を祝い、SSFF & ASIAの代表、別所哲也もゲストとして登場。「映像の原石がショートフィルム。世界が集う映画祭に飛躍するよう応援していきたい」と挨拶しました。
そして本日、映画祭初日の午後6時からは、SSFF & ASIAから、農林水産省とタイアップし、日本食・食文化の魅力を国内外に発信することを目的とし製作した特別ショートフィルム『しゃぶしゃぶスピリット』や「いばらきショートフィルム大賞」を受賞した『帰ろうYO!』を含む特別セレクションのプログラムも上映され、平日の夕方にも関わらず多くの札幌市民にショートフィルムを楽しんでいただきました。
映画祭の入場料は1プログラム1300円。高校生以下無料。
問い合わせは札幌市コールセンター(011・222・4894)、またはウェブサイトまで