【レポート】第4回いばらきロケーションツアーを開催しました!映画『新宿スワン』やドラマ『花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜』 に出てきたあのシーンもすべていばらきで撮られてました!!
2016/08/18 CREATORS
8月5日(金)茨城県主催『第4回いばらきロケーションツアー』が開催されました!参加したスタッフからのレポートをお送りします。
東京駅からバスに揺られて約1時間、最初のロケーション候補地 常総市水海道宝町商店街(みつかいどうたからまち)に到着しました。
関東鉄道常総線 水海道駅に隣接した商店街には、昭和レトロを感じさせる店舗が数多く見られ、映画『ヒミズ』やドラマ『警部補 矢部謙三2』などの撮影が行われたそうです。商店街にそびえる火の見櫓がアイコンとなっており、参加したクリエイターたちも目を光らせていました。
こちらの食堂も撮影可能。基本的には商店街のほとんどの店舗が撮影交渉可能だそうです!
続いて向かったのは、今では珍しい木造校舎 青少年の家。映画『新宿スワン』やドラマ『花ざかりの君たちへ 〜イケメン☆パラダイス〜』などで学校として使用されています。秋の景観を残すため、長期撮影では落ち葉を校舎内に保存し、冬の撮影で秋を再現したこともあったとか。
教室だけでなく、食堂や風呂場まで完備されています!
次に向かったのは北野武監督の『座頭市』、最近では『au学割「何かが違う金ちゃん編」』などの撮影が行われた国指定常用文化財『坂野家住宅』。幻想的な雰囲気漂う竹林に囲まれた日本家屋では、上記含めて160本以上の映像の舞台となっています。
建物内部も当時の面持ちを壊すことなく整備されており、時代劇だけではなく現代劇での旧家豪邸にもオススメだとか。
クリエイターの皆さんに格別人気だった書院2階部分の張り出し部分。手すりに座っての撮影も可能だそうです。
午前最後は旧市営自動車学校。こちら建物内部での撮影だけではなく、敷地内にある道がポイントです。公道ではなかなか撮影できないカーアクションシーン、旧コースにセットを建ててしまっての火災シーンなど、派手なアクションにも使用出来る名スポットなのだとか。過去には火炎放射器を使用した長編の撮影まで!
近隣住民の方々も多がかりな撮影に慣れてらっしゃるそうで、ギャラリーによって撮影が止まったりすることは滅多にないそうです。
映画『土竜の唄』で使用された事務所や、「アジト」にはもってこいの倉庫部分、電源の通っている信号機など、バラエティにも富んでいます!
午後一番に訪れたのは、金村別雷神社(かなむらわけいかづちじんじゃ)。時代劇によく使用されるのはもちろん、映画『これでいいのだ!映画★赤塚不二夫』などの現代劇にも登場。まだ10代だった木村拓也さんがドラマの撮影で雨シーンを取られたこともあったそうです。
目玉はこちらの回廊。隣の苔むした石垣も趣があります。
近隣には福雷橋(ふくらいばし)という石橋も。MVに使用し易いのでは、とのことです。
続いてのロケーションはさくら民家園。つくばエクスプレス つくば駅より徒歩5分の好ロケーションに加えて、真裏には駐車場も完備された古民家です。
山崎まさよしさんのMVに使用された他、この家屋を内包している中央公園での撮影では休憩所として使用されたこともあるそうです。
今回のロケーションツアー最後に訪れたのはつくばセンター広場。通称”センタイ(戦隊)広場”と呼ばれる戦隊ヒーローもの撮影のメッカなんだとか。『オーズ・電王・オールライダー・レッツゴー仮面ライダー』、『テレビ朝日:特命戦隊ゴーバスターズ』などが近年では撮影されています。
ちなみにこういった大掛かりなシーンに登場するエキストラさんのほとんどが地元の方々だそうで、「質の高いエキストラも茨城の魅力です!」と太鼓判をいただきました!撮影が多く行われるため、楽しむだけでなく、演技のイロハや撮影の順序を把握している方が多いのだとか。新たに来る方には、スタッフの指示の前にエキストラさん同士で注意事項を教え合ってくださるそうです。
最後に東京駅に戻る車中では、参加したクリエイターからのコメントをいただきました。
「首都圏中心地では制約が多くて取れないシーンを取れるというのが魅力的」
「今回見れなかった茨城もロケハンしてみたい」
「何より地域と住民の方々が撮影に対してオープンなのが素晴らしい」
地元茨城出身の監督からは、
「茨城は筑波山や、その周辺に広がる田園風景も魅力的だと思うので、是非自然豊かなロケ地も巡りたい」との声も。
まだまだ隠れたロケ地の可能性を次回に残しながら、この日のロケーションツアーは幕を下ろしました。
その他の茨城県内ロケ地については、いばらきフィルムコミッションの公式サイトに詳細が掲載されています。
詳細はこちらから!
今回ご紹介した茨城県の魅力溢れるロケ地の数々。これらを舞台にした映像で「第4回いばらきショートフィルム大賞」へ是非ご応募ください!