【レポート】インドでジャパンショートの上映を行いました!

【レポート】インドでジャパンショートの上映を行いました!

日本・インド友好交流年でもある今年、インドの首都ニューデリーとムンバイにて上映会を行いました。会場はニューデリーの在インド日本国大使館と国際交流基金、ムンバイのY.B. Can Centre。ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)で過去に上映をしたジャパンショート(日本の短編映画)や、映画祭がプロデュースした特別製作作品など、日本の魅力が満載の4作品を上映しました。

SSFF & ASIAでは、外務省の「日本ブランド発信事業」の一環として、ショートフィルムの上映を通して、海外で日本文化を伝える活動を過去4年間に渡って行っています。
昨年は、モロッコの首都ラバトやマラケッシュでジャパンショートを上映をしました。
過去には、サウジアラビアの首都リヤド、オマーンの首都マスカット、イランの首都テヘラン、エジプトの首都カイロ、マレーシアの首都クアラルンプールなどイスラム圏の国々おいてこの事業を行っています。

公邸での上映に参加された日本語を勉強する若者達と

ムンバイでの上映は2月28日(火)、そしてニューデリーでの上映は3月1日(水)及び2日(木)に行われました。

すべての上映&講演は平日に行われましたが、事前に大使館からの御招待でお声かけをしていたインドの映画関係者(映画祭、監督、プロデューサーなど)やテレビ関係者の方々など大勢の方々に来場頂きました。
また、地元のさまざまなメディアに取材をいただき、日本の映像文化に対する関心の高さがうかがえました。

今回上映された作品は、齊藤工監督の『半分ノ世界』、宮崎光代監督の『キャンとスロチャン』、渡邊世紀監督の『未来のカケラ』、そして牛島悟郎監督の『カラーズ オブ ライフ』でした。
作品の合間や上映後に各作品の日本文化や、日本のショートフィルムの現状などについて話したほか、現代のスマートフォンやパソコン上でみる「ショートコンテンツ」の可能性についても話をしました。

公邸での上映会

各作品の上映ごとに拍手が起こり、コメディ作品では観客から笑い声も聞こえ、純粋にショートフィルムを楽しんでもらえたようでした。
上映後は、質疑応答のコーナーを設け、東野が各質問に応答。観客からは「インドと日本のショートフィルムの違いは?」、「日本でのショートフィルムの位置づけはどうなっているか」などショートフィルムや映画に関する質問もあれば、「日本語は勉強しやすか?」など一般的な質問もありました。
また、初めてインドを訪れた東野に「インドの印象は?」や「ボリウッド映画を見るか?昔のインド映画も見たことがあるか?」など、自分の国に対する評価も非常に気になっているようでした。

ムンバイ 3

短い滞在ではありましたが、インドの映画関係者とのネットワークが広がり、来年以降、インド作品のエントリー数が増えることに期待すると同時に、引き続きこれをきっかけに日印の更なるコラボーレションが生まれていくことに期待したいと思います。

(フェスティバルディレクター/東野正剛)

女性映画祭の理事メンバーの皆様と