【レポート】「4K徳島国際映画祭」にてSSFF & ASIAのスペシャルセ レクションを上映!
徳島市内から車で約40分。風光明媚な山間の町でありながら、インターネットの高速回線が整備され、東京などからサテライトオフィスの進出が相次ぐ神山町。
高解像度の映像技術「4K」関連企業の集積地として、毎年、「4K徳島国際映画祭」が行われています。3回目となった今回は海外からの作品も含め、4Kの映像作品を各地から一堂に集め上映を行いました。
25日(土)夕方、神山町農村環境改善センターにて授賞式とレセプションパーティーが開かれました。
名誉審査委員長の飯泉嘉門(いいずみかもん)徳島県知事のご挨拶の後、審査員委員から4K映像の制作者に賞を授与しました。大賞は、「伊勢神宮・命あふるる神々の森 五十鈴川を行く(株式会社CBCテレビ制作)」でした。
授賞式後は、地元産の素材作られた郷土料理がふるまれた他、地元の阿波踊りチームが見事な踊りを披露しました。
26日(日)午前10時から神山町商工会館2F、阿波藍シアターにてSSFF & ASIAの提供で『サルガッソー』(日本)、『Home Away From Home』(日本)、『ヘリウム』(スウェーデン)、『5 meters 80』(フランス)の4本を上映しました。
この映画祭の為に準備されたこの簡易シアターでは、なんと、コタツを囲んでの映画鑑賞。
観客の皆さんは和やかなな雰囲気の中、最高峰の画質でショートフィルムを堪能されました。
上映後は、SSFF & ASIA フェスティバル・ディレクターの立場で映画祭の歴史や上映作品の解説をさせていただきました。質疑応答のコーナーでは観客から「ショートフィルムの制作費ってどのくらいなのか?」、「私も55を過ぎて、映像をとり始めている。超低予算でショートフィルムを制作する秘訣とは?」など具体的な質問が飛び交いました。
また、神山町の商店街では、出店も出て、町中が映画祭を祝うイベントとなっていました。このような手づくり感溢れ、人情味のある映画祭が存在することはとても大切なことだと思いました。
SSFF & ASIAも引き続き、来年は更に上映作品を増やして、神山町の方々にもっと
ショートフィルムの魅力に触れてもらえばと思います。
We will be back again!
SSFF & ASIA フェスティバル・ディレクター
東野 正剛