SSFF & ASIAが日本の魅力を海外に発信するジャパン・ハウスLAと 米国ハリウッドで映画祭を開催
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)と外務省が日本文化発信拠点として、また日米交流による人材育成のプラットフォームとして展開するジャパン・ハウス ロサンゼルスは、今年、映画祭が25周年、ジャパ・ハウスが5周年を迎えたことを記念し、現地時間の 2024年1 月 11日、米国ロサンゼルスの TLC チャイニーズシアターにて、ショートフィルムの映画祭「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」を開催いたします。
25周年という節目を迎えたSSFF & ASIA は、これまでに培ってきた国内外のフィルムメイカーやサポーターとのネットワーク、コミュニティ、映画祭としての歴史と知見を重んじながらも、『解き放て!』 UNLOCK CINEMA をキーワードに、既存概念から「UNLOCK(解放)」 する映画祭体験を展開してまいりました。
2017年より外務省がスタートしたジャパン・ハウス事業は、世界のより多くの人々に対して,日本の魅力の諸相を「世界を豊かにする日本」として表現・発信することにより,日本への深い理解と共感の裾野を広げていくことをミッションに、SSFF & ASIAの活動に深く賛同し、2018年の映画祭20周年時のロサンゼルスでの映画祭共同開催以後、関係を深めてまいりました。
今回ロサンゼルスで開催する映画祭「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」では、SSFF & ASIA 2023グランプリ=ジョージ・ルーカスアワード受賞作品『希望のかけ橋』(監督:吉田和泉)、2023年カンヌ国際映画祭にて「PERFECT DAYS」がベストアクターアワードを受賞した役所広司さんが主演の『ありがとう』(監督:永山瑛太)、アカデミー賞受賞により世界が注目する濱口竜介監督による『天国はまだ遠い』、2018年にアカデミー賞短編部門にノミネートした『ネガティブ・スペース』(監督:桑畑かほる / マックス・ポーター)など、まさに日本人若手監督の世界へ向けた無限の可能性が体現されるショートフィルムの数々を上映いたします。さらに、特別作品として、ヴィム・ヴェンダース監督が日本で撮影した最新ショートフィルム『Some Body Comes into the Light』も上映されます。
上映に続いてはSSFF & ASIA代表 別所哲也と、今年のカンヌ映画祭で脚光を浴び、米アカデミー賞国際長編映画部門 日本代表に選出されたヴィム・ヴェンダース監督作品『PERFECT DAYS』の共同脚本・プロデュースを務めた高崎卓馬さん、南カリフォルニア大学の映画配給およびタレント開発部門シニアディレクターのSandrine Cassidyさんによるトークイベントが行われます。
<「UNLOCK CINEMA | Short Films, Infinite Possibilities」 開催概要>
■日付:
2024年1月11日(木)
■上映会場:
TCL 6 Chinese Theater (6925 Hollywood Blvd, Hollywood, CA 90028, United States)
■時間:
6:00 pm 開場
6:30pm – 8:30 pm 上映
- “The Bridge” (2022) Directed by Izumi Yoshida
- “Gratitude” (2022) Directed by Eita Nagayama
- “Heaven is Still Far Away” (2016) Directed by Ryusuke Hamaguchi
- “MASKAHOLIC” (2021) Directed by Hiroki Horanai
- “Negative Space” (2017) Directed by Ru Kuwahata / Max Porter
- “Some Body Comes into the Light” (2023) Directed by Wim Wenders
8:30pm – 8:55pm トークイベント
■料金:$10.
<海部優子(ジャパン・ハウス LA 館長)よりコメント>
5年を経て、またショートショート フィルムフェスティバル & アジアをハリウッドに迎え、映画産業を通じた国際的な発信と交流の機会を創出することができ、大変うれしく思っています。名を馳せる監督たちの多くも、ショートフィルムからそのキャリアをスタートしています。文化や芸術への出発点となる、才能と可能性を秘めたショートフィルムを多くの方々にご覧いただけたらと期待しております。
<SSFF & ASIA代表 別所哲也よりコメント>
今回コラボレーションさせていただくジャパンハウスのみなさまをはじめ、SSFF & ASIA を支援してくれてい るすべての方に感謝申し上げます。
ロサンゼルスは、俳優としても、SSFF & ASIAとしても原点といえる場所です。ショートフィルムの魅力に出会い、その可能性を追求すべく、ジョージ・ルーカス監督のオフィスを訪ねたのもこのロサンゼルスでした。
そして1999年6月4日、ストリート・カルチャーが息づく街、渋谷・原宿・表参道で産声を上げてから25年。アジアの風と世界の鼓動を映画祭を通じて日本に集め、発信してきた映画祭。
動画と情報があふれる今だからこそ、映像、とりわけシネマの持つチカラを信じて、ショートフィルムが映像文化と映像産業の歴史と未来をつなぐ結節点となると信じています。
今回、エンターテイメントの世界の都であるハリウッドで再びSSFF & ASIAを開催できる光栄を胸に、映画祭とクリエイターたちの飛躍を目指します。