各部門オーディエンスアワード受賞者コメント!
観客の投票から選ばれるこの賞は、過去数度次年度のアカデミー賞に選ばれたことがありました!そんな人気の作品の監督から受賞コメントと作品の見どころについて話していただきました。
8月末までオーディエンスアワード受賞した作品はブリリア ショートショート シアターにて上映中!是非ご鑑賞ください!
インターナショナル部門
蛍を追いかけてCatching Fireflies
Lee Whittaker/アメリカ/19:58/ファンタジー/2014
ロサンゼルスのスラムに暮らす少女は、不思議なイマジネーションの力を使って、貧困と不運な運命から逃げ出そうとするが・・・。
作品の見どころ
ドラマチックな経験をしたあと主役の少女がトイレに入ると、そこが母親の命を救う秘密を見つける新しい世界へと変化します。夜空の蛍を捕まえられれば、あなたの願いは叶うのです。
インターナショナル部門オーディエンスアワードを受賞できたこと、そしてホームレスを描いた社会派映画『蛍を追いかけて』を通してそこに込めたメッセージを広く伝えられたことをとても光栄に思います。異なる文化で自身の作品が理解されるかどうかは分からないものですが、私たちの映画が日本の観客の皆様に受け入れられ、メッセージを理解いただけたことは、ストーリーテラーである自分にとって最高の喜びです。ありがとうございます。これからも私たち人間がそれぞれ”異なる存在”であることを望みます。
アジアインターナショナル部門
受賞監督:Mailesan Rangaswamy
自転車Bicycle
Mailesan Rangaswamy/インド/21:10/ドラマ/2014
海辺で2人はお互いの夢を分かち合う―ビジネスマンになりたい少年と世界中を旅したい少年。ムンバイの路上で靴磨きとして働く一方の少年は、危険をおかして、親友の夢を叶えようとする。
作品の見どころ
本作の見所は自分より他人を優先させる、そんな人間の感情です。人生においてどのような状況でも、たとえお金がなかったとしても、必ず希望はあり、決してあきらめるべきではないのです。
このような素晴らしい賞をありがとうございます。受賞できてとても嬉しいです。このような素晴らしい映画祭に参加できたことはこのうえない喜びであり、日本という美しい国に来る機会を与えてくれた映画祭実行委員会の皆様に感謝します。映画祭期間中は世界中の素敵な作品と個性豊かな人々に出会うことができました。ショートショートフィルムフェスティバル&アジアは学ぶことが多く私にとって本当に素晴らしい経験となりました。より良い映画を持ってまた戻って来たいです。本当にありがとうございました。
ジャパン部門
受賞監督:Yuki Saito
ゴッサム ジャンブル パフェGotham Jumble Parfait
Yuki Saito/日本/15:01/ドラマ/2015
血しぶきを浴びたヤクザ風の男の前に、クリームソーダまみれの若者が一人。2人の間には拳銃一丁と、死体一体。辺りを見回すと、年増のウエイトレスと黒人客もいる。混沌とした空気が漂うカフェで、ヤクザ風の男はパフェを頼む。
作品の見どころ
見所は全てです。
様々な所に伏線がかけられて、状況が二転三転していくのでお見逃しなく。
長編映画には出来ない、ショートフィルムならではの表現を心がけました!!
最後の台詞に私自身の映画監督としての思いものせています。
お客さんをワクワクドキドキさせることが映画作り最大のモチベーションであるエンタメ志向の私にとって、お客さんの投票で選ばれるこの賞は、格別な意味があります。SSFFのコンペに4度挑戦して、4度目の観客賞を公言していたので、目標が叶い、純粋に嬉しいです。『ゴッサム ジャンブル パフェ』を観て下さった全ての方に感謝します。ただ、グランプリを逃した悔しさもあります。次回はグランプリと観客賞のダブル受賞を目指したいです!
みなさんおめでとうございます!