【ニュース】アワードセレモニー開催!アカデミー賞短編部門につながるグランプリを発表!
6月25日(日)まで開催中の「米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」
6月11日(日)に明治神宮会館にてアワードセレモニーが開催されました。
全世界から集まったノミネート作品の中から各部門の受賞作品を発表するアワードセレモニー。
審査員の大林宣彦さん、小倉智昭さん、ベン・トンプソンさん、マリエさん、三上博史さん、フェスティバルアンバサダーのLiLiCoさんらが登場しました。
オフィシャルコンペティションのグランプリには、ミャンマーのミミルイン監督作品『シュガー&スパイス』に決定しました。
本セレモニーで発表された各部門受賞作は下記のとおりです。
SSFF & ASIA 2017 グランプリ作品 アジア インターナショナル部門 優秀賞 (東京都知事賞)
『シュガー&スパイス』(Sugar & Spice)
『シュガー&スパイス』(Sugar & Spice)
監督:ミミ・ルイン / ミャンマー / 16:04 / ドキュメンタリー / 2016
ミャンマー中部の乾燥地帯で、監督が自ら両親の生活風景を記録した作品。
パームシュガーを使った地元のお菓子を作り、生活の足しにする彼らの暮らし方には、愛すべきものがある。
【ミミルイン監督】
ミャンマー中央の乾燥地帯、マンダレー区ニャンオー群でヤシ農園を営む両親のもとに生まれる。イエジン農業大学卒業後、非営利の個人団体EMRにインターンとして参加。2014年にヤンゴン・フィルム・スクールへ入学し、数々の映画を制作している。
インターナショナル部門 優秀賞
『窓から見える世界』(THE WORLD IN YOUR WINDOW)
『窓から見える世界』(THE WORLD IN YOUR WINDOW)
監督:ゾーイ・マッキントッシュ / 14:55 / ニュージーランド / ドラマ / 2017
8才のジェスは、失意のどん底にある父親と2人で小さなキャンピングカーに乗り込み、寂しく暮らしていた。幼心にも、前を見ることは過去を振り返るよりも難しいと理解していたジェス。偶然トランスジェンダーの友人が出来たことをきっかけに、2人に救いが訪れる。
【ゾーイ・マッキントッシュ監督】
ファイン・アーツを勉強後、正義とアイデンティティを探すある男を追った長編ドキュメンタリー『Lost In Wonderland』を脚本・監督。作品は世界的に注目を集め、2010年ニュージーランド・フィルム&TVアワードでドキュメンタリ―部門の最優秀賞を受賞。コマーシャルとドキュメンタリーの監督を続けながら、長編作品のアイディアを温めている。
ジャパン部門 優秀賞(東京都知事賞)
『born, bone, 墓音。』(born,bone,boon.)
『born, bone, 墓音。』(born,bone,boon.)
監督:ゴリ / 日本 / 25:00 / コメディ / 2016
粟国島で受け継がれる風習「洗骨」をめぐり、バラバラだった家族が本当の自分と出逢い、絆を取り戻す物語。「洗骨」というシリアスなテーマが、ゴリ監督の真骨頂「笑えて泣ける」コメディーとして心にしみる作品に。
【ゴリ監督】
1972年沖縄生まれ。日本大学芸術学部映画学科演劇コースで映画を学ぶ。芸人、俳優、監督と多岐にわたり活躍中。
長編映画『南の島のフリムン』をはじめ、これまで監督として10作品と意欲的に作り続けている。
■オフィシャルコンペティションの応募数と上映数(米国アカデミー賞短編部門ノミネート選考対象部門)
・インターナショナル部門 応募数:5385作品(国数:108カ国) 上映数:40作品(国数:22カ国)
・アジア インターナショナル部門 応募数:1220作品(国数:29カ国) 上映数:21作品(国数:14カ国)
・ジャパン部門 応募数:333作品 上映数:16作品
CGアニメーション部門 優秀賞
『巨人のならわし』(Way of Giants)
『巨人のならわし』(Way of Giants)
監督:アロイス・ディ・レオ / 11:52 / ブラジル / アニメーション / 2016
6歳の先住民の少女、オクイラが輪廻と宿命を目の当たりにする物語。自然の力、音楽、土地との結びつきを描く。
【アロイス・ディ・レオ監督】
監督、プロデューサー、作家、アニメーター。アニメーションスタジオ、SINLOGOの創設者。コマーシャル、ミュージックビデオ、テレビドラマ、そしてショートフィルムの制作に携わっており、彼の作品はこれまでに国内外の有名な映画祭で上映されている。
Cinematic Tokyo 部門 優秀賞(東京都知事賞)
『東京音℃』 (TOKYO ONDO -BEATS AND TEMPERATURES-)
『東京音℃』 (TOKYO ONDO -BEATS AND TEMPERATURES-)
番場秀一 / 03:37 / 日本 / ドラマ、ビデオアート / 2016
東京に暮らす4人の女子を通じ見えてくる、東京という都市の体温。
大胆にアレンジされた「ネオ東京音頭」に乗せて、都市と個人がシンクロしてゆく。
【番場秀一監督】
主にMVやLIVE VIDEOを演出。劇場作品「BUMP OF CHICKEN “WILLPOLIS 2014” 劇場版」「スピッツ “横浜サンセット2013” 劇場版」「ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE” -LAST HEAVEN 031011-」で監督を務めるなど、音楽映像を中心に、WEBムービーなど幅広く手がける映像作家として活動中。
映画祭は6/25(日)まで、東京と横浜で開催中!
6/15(木)~18(日)は二子玉川の「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」にて開催します!
全席無料・各回入れ替え制・自由席。
ご鑑賞には事前予約がおススメです!
世界中から集まったショートフィルムをぜひお楽しみください♪
アワードの特番記録映像はコチラ!(制作:GQ JAPAN)