SSFF &ASIA 2025 Global Spotlight Award ショートリスト Vol.1を発表
SSFF & ASIAは2025年の映画祭で第5回目の発表となるGlobal Spotlight Award(グローバルスポットライトアワード)のショートリスト第一弾を発表しました。
本アワードは、日本国外の作品を対象に、時代の変遷とともに変わり続ける映像表現にアンテナをはり、世界の今を発信する作品、新たな可能性を一映画人として切り開き、世界とつながるショートフィルムを制作しているクリエイターを応援するアワードです。
2021年の第1回アワードには、その年のアカデミー賞実写短編部門を受賞したトラヴォン・フリー監督・脚本『Two Distant Strangers /隔たる世界の2人』(アメリカ)が、2022年第2回では、ティルダ・コブハム=ハーヴェイ監督およびデブ・ペタール監督の『Rovlobski/ロボロホスキー』が、2023年にはソ・イングク監督による『TRAP by Seo In Guk』、2024年には韓国の8人組ボーイズグループStray Kids(ストレイキッズ)によるミュージックドラマ『Stray Kids “SKZFLIX” 樂-STAR』がその栄誉を受賞しました。
2025年の映画祭に向け毎月ショートリストを発表し、6月の映画祭にてショートリストの中からアワード受賞作品が発表されます。
第一弾となる今年のショートリストには、ケイト・ブランシェットがプロデュースを務め、母親業とキャリアを両立させる女性ブルジャンパーを描くショートフィルム『MARION』(昨年のヴェニス映画祭でプレミア公開)、および現代アーティストJRが監督、レオス・カラックス(『ポンヌフの恋人』)が出演、7歳の少年ジェイを主人公にプラトンの洞窟の寓話を描くショートフィルム『Allégorie citadine』の2作品がエントリーしました。
★『MARION』
監督:Joe Weiland, Finn Constantine / U.K. / 13min / 2024
フランスで唯一の女性エカテリーナ(ブルジャンパー)であるマリオンは、満員のアリーナで演技の準備をする。
★『Allégorie citadine』
監督:JR, Alice Rohrwacher / フランス / 21min. / 2024
[洞窟の寓話]の中で、プラトンはこう考えている。もし囚人の一人が鎖から解放され、洞窟から脱出することに成功したらどうなるだろうか?その囚人が7歳の少年ジェイだったら?