SSFF &ASIA 2025 Global Spotlight Award ショートリスト Vol.4を発表

SSFF & ASIAは2025年の映画祭で第5回目の発表となるGlobal Spotlight Award(グローバルスポットライトアワード)のショートリスト第4弾を発表しました。
本アワードは、日本国外の作品を対象に、時代の変遷とともに変わり続ける映像表現にアンテナをはり、世界の今を発信する作品、新たな可能性を一映画人として切り開き、世界とつながるショートフィルムを制作しているクリエイターを応援するアワードです。
2021年の第1回アワードには、その年のアカデミー賞実写短編部門を受賞したトラヴォン・フリー監督・脚本『Two Distant Strangers /隔たる世界の2人』(アメリカ)が、2022年第2回では、ティルダ・コブハム=ハーヴェイ監督およびデブ・ペタール監督の『Rovlobski/ロボロホスキー』が、2023年にはソ・イングク監督による『TRAP by Seo In Guk』、2024年には韓国の8人組ボーイズグループStray Kids(ストレイキッズ)によるミュージックドラマ『Stray Kids “SKZFLIX” 樂-STAR』がその栄誉を受賞しました。
2025年の映画祭に向け毎月ショートリストを発表し、6月の映画祭にてショートリストの中からアワード受賞作品が発表されます。
第4弾となるショートリストには、歌手のアリアナ・グランデが脚本・監督にも参加し、高度な記憶修復術で人生の過去を再び体験する物語を描く『Brighter Days Ahead』と、「MLB Tokyo Series presented by Guggenheim」開催を記念し、アニメ「鬼滅の刃」の「想いの継承」を日本の球史という観点から描く「鬼滅の刃」とMLBのコラボレーションムービー『MLB x Demon Slayer: Anime Movie』がエントリーしました。
★『Brighter Days Ahead』
監督:クリスチャン・ブレスラウアー、アリアナ・グランデ/ U.S.A / 26:00 / 2025
アリアナ・グランデ演じる“ピーチズ”を最後に見てから70年が経った。今、彼女は再びブライター・デイズ社の待合室にいる。この会社では現在、高度な記憶修復を提供しており、ピーチズは自分の人生から厳選された大切な瞬間やつらい瞬間を再び体験することができる。ピーチズがこの没入型の旅に出るとき、私たちは彼女が現在の自分を作り上げたある傷(個人的なものも仕事上のものも同様)に立ち向かい、癒していくのを見守る。ピーチズは、名声(彼女は超有名なブライター・デイズ社の創設者/医師の娘である)、個人的なセンセーショナリズム(その結果、野良猫に引き裂かれた)、世代間のトラウマといった困難を乗り越えながら、10年以上辛抱強く待機していた若い頃の自分と再会する。最後には、愛する人たちと愛する芸術の助けを借りて、彼女は自分自身に戻ることができた。彼女はもう一度すべてを経験するためなら何でもする。しかし、一つ問題がある。一度蘇った記憶は、永遠に消されてしまうのだ。
★『MLB x Demon Slayer: Anime Movie』
監督:外崎春雄 / 日本 /2:14/2025
「MLB Tokyo Series presented by Guggenheim」開催を記念して、アニメーション制作・ufotableによる、アニメ「鬼滅の刃」とMLBのコラボレーションムービー。「鬼滅の刃」でも大きなテーマのひとつである「想いの継承」を日本の球史という観点から描いた特別映像。