台湾・高雄映画祭にて今年もジャパンショートが上映されました!
10月19日から11月4日まで台湾の高雄市で開催された高雄映画祭。SSFF & ASIAでは毎年同映画祭とプログラムの交換上映を行っており、今年も合計7作品のジャパンショートが上映されました。
【SSFF & ASIA 特別プログラム上映作品】
公衆電話
さらば銀河系
フィルとムー
くらまの火祭
COCKROACH
島の美よう室
シェイクスピア・イン・トーキョー
上映後のQ&AにはSSFF & ASIAスタッフのほか、『さらば銀河系』の村上浩監督、『COCKROACH』プロデューサー兼主演の大門嵩さん、撮影監督Jon Coxさんが登壇しました。『さらば銀河系』は村上監督が10年をかけて制作した作品。長期間の制作過程で苦労したことや制作当初の設定から変化したことなど、複数の質問が挙がりました。また『COCKROACH』の大門プロデューサーは中国語で挨拶。世界に通用するコメディを作りたくてゴキブリを選んだという大門さんの発言に対し、観客から「北海道などの寒い地域ではゴキブリのネガティブなイメージは薄いのでは?」と鋭い質問が。実際同作は今後も国内外で上映が予定されているのですが、場所はすべて暖かい気候=ゴキブリが発生する地域なんだそう!Q&A後も多くのお客さんがロビーに残り、ゲストへサインや記念撮影を求めて列ができていました。
また10月27日には今年全国公開された『ウタモノガタリ』のインターナショナルプレミア上映が行われ、上映後にはスタッフより死を扱った作品が多く含まれていた背景や、全国各地での撮影のエピソードが紹介されました。
Q&Aだけでなくスタッフが講師として参加したワークショップでも作品に関する感想や映画祭コンペティション、作品制作に関する質問が客席より積極的に挙がり、現地の日本作品やショートフィルムへの関心の高さが伺えました。尚、今年の映画祭短編部門優秀賞はポーランドの『Tremors』(監督:Dawid Bodzak)が受賞しました!