第16回アシアナ国際短編映画祭(AISFF)開幕、オープニングセレモニーは豪華スター、監督が集結!
11月1日から6日までの6日間に開催されるアシアナ国際短編映画祭(AISFF)オープニングセレモニーが11月1日ソウルシネキューブ光化門にて行われました。16回目となる今年は過去最多となる123ヶ国から5822作品が出品され、コンペティションには32ヶ国から48作品がエントリーされました。
『ディープ・ブルー・ナイト』、『黒水仙』などで知られる韓国の巨匠ペ・チャンホ監督、『晩秋』のキム・デウン監督、『Mエム』のイ・ミョンセ監督、『王の男』のイ・ジュヌク監督、昨年の審査委員長を努め『南部軍』、『折れた矢』なので知られるチョン・ジヨン監督など著名監督が数多く来場しました。俳優では、『朝鮮魔術師』やドラマで活躍するコ・アラ、『ラジオスター』のベテラン俳優パク・チュンフンも参加しました。シネキューブシアターはあっという間に満員になり、『バトルオーシャン海上決戦』のクォン・ユルが司会者として登場。AISFFの理事であり女優のソン・スクとフェスティバル・ディレクターのアン・ソンギが壇上に招かれ、ゲストへの挨拶と映画祭開幕を宣言しました。挨拶後、インターナショナルと韓国コンペティションの審査員も登壇し、『神弓-KAMIYUMI』や『バトル・オーシャン海上決戦』などの大作で有名なキム・ハンミン監督や『オアシス』、『家族の誕生』で知られる女優、ムン・ソリが紹介されました。
開幕作品にはアニメーションと、今年のSSFF & ASIAでも上映をしたメイクアップアーティスト、辻一弘のドキュメンタリー、『The Human Face』の2本が紹介され、その後、ウェルカムレセプションが行われました。また、AISFFの名物はレセプションが終わった2次会の会場。レセプションが行われたビルの外にはテントが設置され、おでん、トッポギなど韓国のソウルフードが振舞われパーティーも終始なごやかな雰囲気に包まれていました。
SSFF & ASIAはアシアナ国際短編映画祭とパートナーシップ関係にあり、11月4日(日)にはSSFF & ASIA 2018で上映された全5作品の日本のショートフィルムも特別上映されました。
今回、このプログラムで紹介された作品は(上映順)、「Tokyo 2001/10/21 22:32-22:41/Tokyo 21st October(監督:奥山大史)、「公衆電話/PAY PHONE(監督:松本動)」、「東京彗星/TOKYO COMET(監督:洞内広樹)」、「ノヴェラ ピカレスカ/Novela PICARESCA(監督:倉田健次)」、「PHANTOM COLLECTOR(監督:たか ひろや)」でした。
上映会場には多くの来場者にお越しいただき、韓国での日本のショートフィルムへの注目度の高さを感じました。上映後のQ&Aには、「ノヴェラ ピカレスカ」の倉田健次監督、出演された広澤草さん、 YOUNGBOさんが登場しました。
会場からは、作品の主題や、キャスティング、撮影・照明についてなど、熱心な質問が多数寄せられました。また、フィルメーカーが集うパーティーには、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア代表の別所哲也さんも会場に駆けつけ、お祝いの言葉を贈ると共に、韓国と日本における双方の国際短編映画祭の継続した連携を約束しました。