全国各地の観光プロモーション映像から選出
2018年度第2期旅もじゃ賞(第8回観光映像大賞 中間賞)10作品が決定
大杉漣さんの遺作や、ご当地キャラ「さのまる」熱演作品も!
米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)では、全国各地の観光プロモーション映像を募集し、映画的魅力にあふれた作品を表彰する観光映像大賞という部門を手掛けています。また、同時に年間を通じてご当地映像を紹介するプロジェクト「旅もじゃ」を展開しており、観光映像大賞の応募作品の中から、年に3回「旅もじゃ賞」を中間賞として決定、発表いたします。
このたび、2018年10月16日~12月31日の応募作品63点の中から10作品が「第2期旅もじゃ賞」として決定いたしましたのでお知らせいたします。故・大杉漣さんが哀愁漂う父親を演じる感動大作や、人気ご当地キャラの「さのまる」がラッパーとの熱演を見せる作品、海外からの観光客を意識した作品まで今回も思考を凝らした作品がそろいました。
旅もじゃ賞は、第8回観光映像大賞の募集期間内<2018年8月1日(水)~2019年2月28日(木)>3回に渡って選出され、旅もじゃ賞受賞作品から、観光映像大賞のファイナリスト作品が選ばれます。
■観光映像大賞とは
SSFF & ASIAでは、2012年より、 観光振興という観点で創造性、振興性、話題性を含んだ観光プロモーション映像に「観光映像大賞(観光庁長官賞)」を授与してきました。第7回観光映像大賞(2018年)は、全国から519作品の応募があり、長崎県南島原市の『夢』が受賞しました。第8回観光映像大賞募集要項:https://www.tabimoja.com/kankou8/
■旅もじゃ賞とは
ショートショート実行委員会が運営するご当地まとめサイト「旅もじゃ」が、観光映像大賞のファイナリスト候補として3期に渡って選出するアワード。 旅もじゃWEBサイト:http://www.tabimoja.com/
■ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (SSFF & ASIA)について
俳優の別所哲也が代表をつとめる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭。1999年に東京・原宿で誕生し、2018年度の開催で20周年を迎えました。これまでに延べ40万人を動員。初年度は映画『スター・ウォーズ』で有名なジョージ・ルーカス監督の学生時代のショートフィルムも6作品上映し、その後も毎年応援を頂いています。
2018年度 第2期旅もじゃ賞受賞作品(全10作品) ※五十音順
『蘋果派 APPLE PIE』(岩手県奥州市)
NICOは迷子だった。答えを探すべく台湾から幼い頃住んでいた奥州市へ。そこには昔と変わらない風景が広がっていた。蘇る思い出と探していた母親の存在がNICOの中で一つになっていく。忘れられない想い出の味に出会った時、母の言葉がNICOの背中を押す。『不用擔心,一切都會很好的』。
子供の時以来久しぶりに奥州を訪れた台湾人女性を温かく迎えられる様に、心が温められるショートフィルム。
【受賞コメント】
今回奥州市のために、このショートフィルム(アップルパイ)を撮影できてとても嬉しいです。撮影中、奥州の美しさをいっぱい感じましたが、最も印象に残ったのは奥州市の市民の皆様でした。アップルパイのために沢山の協力により、私たちはスムーズに撮影することができました。 私は仕事でももちろん、家族と旅行も奥州ヘ行きたいと思っています。 (監督:李孔尉)
『あなたとわたしの美浜陽光の旅 女子旅編』(福井県美浜町)
日本が大好きな台湾女子大生3人組は、台湾での日本語の先生に「素敵な町だよ」と福井県・美浜町を教えてもらう。先生から地図だけを受け取って美浜町にやってきた3人は、東京や大阪にはない日本に出会う。最高の夏が満喫できる美浜町!「ガイドブックにはない旅」を求めて、元気な女子旅がはじまる。
町をまるっと楽しむ3人の台湾女子の旅を通じて、美浜町のポテンシャルが感じられる作品。
【受賞コメント】
日本に興味のある台湾の方に来ていただき、リアルな表情や言葉を観光のメッセージとして表現しました。美浜町としては大きな挑戦だったと思います。沢山の美浜町民に参加していただき一緒に作り上げました。台湾女子達に美浜の夏を楽しんでいただけたと思っています。 (映画監督:田中光敏)
『Izumo,Japan 4K (Ultra HD) – 出雲』(島根県出雲市)
日本海に沈む夕日の美しさや人々の祈りの歴史、出雲が誇る豊かな自然美や伝統文化を受け継ぐ職人による匠の技などに焦点を当てたPR動画です。神聖な空気が漂う数々のシーンから、人々が夕日への畏敬の念を抱き続けてきたことを感じる『Izumo』。「日が沈む聖地」が生み出した『Izumo』ならではの景観、歴史、文化を世界に発信しています。
【受賞コメント】 出雲では出雲に暮らすことを誇りに思い、丁寧に暮らしている人が多いと感じ、日本酒の仕込みなど職人さん
の手仕事風景を淡々と撮ることで、そのことを表現しようと思いました。海外だけでなく出雲にゆかりのある人からも多くの感想が寄せらせましたが、出雲を「特別な場所」と感じている人が多いのが印象的でした。(映像作家:永川優樹)
『神楽鈴の鳴るとき』(山梨県)
フルート奏者の鏡子(加藤明子)と剣(白石朋也)はオシドリ演奏家夫婦として知られていたが、不妊をめぐる剣の一言が原因で、離婚の危機を迎えていた。そんなとき、義理の父(大杉漣)から、事故で両親を亡くした姪っ子の鈴(濱田ここね)を、養子に迎えて欲しいと頼まれる。
鈴は、両親が健在であることが条件の、千年の伝統を持つ河口の稚児舞の舞手であった。稚児舞は続けたいが、新しい両親に抵抗がある鈴。夫とは和解したくないが、鈴のことが気になっていく鏡子。
ともに自分でコントロールできない「命」というものに向き合う二人の関係は・・・
両親を亡くした一人の少女を軸に描かれた家族の物語が、富士に抱かれたこの地の物語へと昇華されている。
【受賞コメント】
この度は本作品に目を留めていただき、誠に有難うございます。
舞台である富士河口湖町のみならず、この国が古来から大切にしてきた和合の精神に惹かれ、それを描きたいと思いました。日本を訪れる方々から、そこに住まう私たちの姿が一番の見どころだと言われるよう、その一助になれれば幸いに存じます。
『KUSHIRO Hokkaido Japan in 8K HDR – 釧路』(北海道釧路市)
釧路湿原や阿寒湖などの大自然や、アイヌ文化、炉端焼きなど、北海道でもここにしかない魅力を、8K映像と美しい音楽だけで繊細に描き出す。
ノンバーバル・イマーシブな構成により、まるでその場にいるような臨場感で「kushiro」を世界に発信する。
自然、食、そして文化。そのどれもが美しく輝いて見える映像。
【受賞コメント】
海外向けに制作した動画ですが、地元の方からの好意的な反響も多かったのが嬉しかったです。夏の釧路の魅力は、動画にある絶景やグルメだけでなく涼しくとても気持ちいい気候にもあり、また夕日の時間帯は他では見ることのできない光景が広がります。そんな観点からも釧路を旅行する際は長期滞在をおすすめします!(映像作家:永川優樹)
『田歌の祇園さん』(京都府)
毎年7月14日に京都府南丹市美山町で行われる田歌の祇園さん。300年以上も口伝で受け継がれてきたお祭り。現在も親から子へ、また新しい移住者とともに連綿と受け継がれている。
先人たちの想いを受け継ぎ、伝統を伝えていく人々の姿が胸を打つ映像。
【受賞コメント】
過疎の進む山奥の小さな集落で受け継がれてきた素朴な祭り。この祭りはまさに田歌集落のアイデンティティーといえるものです。失われつつある日本の良さを残しておきたい、この集落で生まれ育った者のソウルとしての祭りを後世に伝えたいとの思いで制作しました。伝わるものがあればうれしいです。
『遅刻忍者』(愛知県)
忍者がまさかの遅刻!?
セントレアで「名古屋城へ御急ぎを」との手紙を受け取る忍者・服部半蔵。名古屋城への道中、敵に追われながらも、吹き矢などの忍術や、バク宙・バク転のアクロバット、ビルからビルへ回転ジャンプして飛び移るパルクールなどを駆使し、攻撃を交わしながら愛知県中を急ぎ進んでいく。セントレア、大須観音、オアシス21、名古屋テレビ塔まで。半蔵は果たして間にうのか!?
【受賞コメント】
命がけで(?)撮影したかいがありました。映像をきっかけとして、一人でも多くの方に忍者の魅力が伝わり、
愛知県及び、名古屋城に会いに来ていただければ幸いです。
『DOTAMA “MY CITY”』 (栃木県佐野市)
2018年。栃木県佐野市。 佐野ブランドキャラクター「さのまる」は、佐野市の魅力を伝えるため日々奮闘していた。 そんなさのまるの目の前に、佐野市出身のラッパー「DOTAMA」が現れる。 二人は意気投合し、生まれ育った街の素晴らしさを伝えるため特訓を開始する。 特訓の最中も佐野市の人々の優しさに触れながら、努力し続けるさのまるとDOTAMA。 そんな中、徐々に特訓の成果が見え始め・・・。
【受賞コメント】
この度は、「旅もじゃ賞」にご選出いただき誠にありがとうございます!プロモーションビデオを通じて多くの皆様に佐野市の魅力をお伝えできればと思い制作しました。プロモーションビデオの視聴だけではなく、是非佐野市に足を運んでいただき佐野市の魅力を感じてください!「さのまる」も皆様のお越しをお待ちしています。(佐野市)
『飛んでるローカル豊岡~Think Local, That’s Global~』(兵庫県豊岡市)
豊岡市の魅力や価値、取組みを、取組「飛んでるローカル豊岡」というスロ ーガンで表し、動画を制作しました。大都市は人をひきつけ、グローバリゼー ションも魅力的だが、豊岡は、別の道を進むことを決意。ローカルはむしろチ ャンスと捉え、様々な取り組みを進めてきた。コウノトリの野生復帰を実現し 、生きものを育む、新しい農法を広げた人たち。近畿最古の芝居小屋を復 元し、歌舞伎をまちの顔にした人たち。日本一のカバン産業を世界一にす べく、学校までつくってしまった人たち。演劇を通して言葉を超えたコミュニケ ーションを、自分のものにする子どもたち。このまちにしかない資産を活かし、 新たな価値を生み出していく。ローカルをつきつめた先にグローバルがあると 信じて。挑戦をつづける豊岡市に、会いに来てください。
【受賞コメント】
観光映像大賞 中間賞に選出頂き大変光栄です。
豊岡市の魅力を伝えるプロジェクトに関わり、さまざまな土地、人とお会いするうちに私自身がすっかり豊岡市に魅了され、
その魅力を素直に表現させて頂きました。
この受賞をきっかけに多くの方に豊岡市を知っていただくきっかけになればと思います。 (監督:北山大介)
『日本の中心で愛を叫ぶ〜ど真ん中ウェディング〜』(長野県上伊那郡辰野町)
NHKにも日本のど真ん中に選定された長野県辰野町で、婚約をしている恋人達が自転車に乗り大自然を感じながら様々なミッションをクリアし、辰野町役場に婚約届けを提出します!
【受賞コメント】
この度は第2期旅もじゃ賞(観光映像大賞 中間賞)に選出して頂き誠にありがとうございます。少しでも多くの人に観て頂き辰野町の益々の発展を心より願っております。辰野町長はじめ沢山の町の方に協力して頂き制作致しましたので、観光映像大賞に選ばれれば一番の恩返しになるかと思います。(PINTO. Hiroki Oguchi)
>>作品本編の視聴は旅もじゃWEBサイトにて!
<第8回観光映像大賞応募要項>
■主催: ショートショート実行委員会 観光映像課
■参加費: 無料
■参加対象者: 不問
■対象作品:
・日本全国47都道府県で制作された観光プロモーション映像・映画・ビデオ
・”観光や地域振興”という観点で創造性、振興性、話題性のある作品
・CM的な要素を含みながら、見た人にインパクトを与え、心を打つ作品
・各地域の自治体、団体(組合等)、企業(旅行会社、広告会社等)、個人が制作・保有している作品
・使用した楽曲等についても、ウェブ配信やイベント上映などが権利上可能な作品
■作品の長さ: 60分以内(エンドクレジット含む)
■制作年: 不問
■応募期間・表彰について:
○観光映像大賞(観光庁長官賞)
2018年8月1日(水)~2019年2月28日(木)応募作品から1作品に観光映像大賞(観光庁長官賞)が授与されます(予定)。
※受賞者には、授賞式にて賞状の授与を行います。
○旅もじゃ賞(観光映像大賞 中間賞)
ショートショート実行委員会が運営するご当地まとめサイト「旅もじゃ」が、観光映像大賞のファイナリスト候補として3期に渡って選出するアワード。
1.第1期:8月1日~10月15日に応募のあった作品より10作品選出
2.第2期:10月16日~12月31日に応募のあった作品より10作品選出
3.第3期:1月1日~2月28日に応募のあった作品より10作品選出
※受賞作品は、旅もじゃサイトで発表いたします。
■受賞発表:
○観光映像大賞 2019年6月(予定)。
※米アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)2019」内で発表を予定。
○旅もじゃ賞(観光映像大賞 中間賞)
1.第1期:12月13日(木)に旅もじゃサイトで発表を予定(http://www.tabimoja.com/10301/)。
2.第2期:2月中旬に旅もじゃサイトで発表を予定。
3.第3期:4月中旬に旅もじゃサイトで発表を予定。
■応募方法
旅もじゃ内「第8回観光映像大賞応募フォーム」よりエントリー
※2019年2月28日(木)まで公募受付中
http://www.tabimoja.com/kankou8/
■選考について
ショートショート実行委員会 観光映像課が行います。
選考に関わる如何なるご質問にもご返答は致しかねます。