Short Shorts Film Festival 2001
【飛躍】更に多くの作品を紹介。
「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル2001」では、現地インディペンデントフィルムメイカー、ディレクターの ネットワークを通じ、おもにアメリカの若手監督が制作した「ショートフィルム」を中心に合計51本のショートフィルムを、6つのプロ グラムに分けて上映しました。 これらの作品の多くはアカデミー賞短編部門ノミネート作品を始め、多くの映画祭で賞を獲得しており、ハイクオリティの作品が集まりました。 また、2000年に引き続き、「インターナショナル・プログラム」として、ドイツやフィンランド など世界各国の「ショートフィルム」を上映。
また、「ショートフィルム」がこれから台頭してくる若い才能の宝庫であることを知っても らうため、前年に引き続き、現代の巨匠が、無名の若手監督だった時代に制作した「ショートフィルム」の作品なども紹介。 2001年は 「猿の惑星」のリメイクでも注目され、独自の映像スタイルで世界中に熱狂的なファンがいるティム・バートン監督の初期2作品を紹介し ました。
日本を応援!!
又、新しい試みとして「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル」に触発された次世代の日本のビジュアルメーカーを発掘、 サポートする場として「ジャパン・ショートショート」を設けました。
審査員システム、多くのパネルディスカッション!!
また、新しい試みとしては(財)日米映画文化協会の協力により各界から選ばれた5名の審査員、天海祐希、イビケイコ、河井真也、KONISHIKI、村上龍 (あいうえお順敬称略) に選んで頂いた「審査員アワード」そして、東京開催ではご来場いただいた観客に選んで頂いた「オーディエンスアワード」が、各フィルムメイカーに授与されました。
その他にも、例年に引き続き、アメリカから監督やフィルムメーカーを招聘して、トークショーを開催。日本の映画ファンや映画界を志望する若い学生たちを対象に、「ショートフィルム」の魅力を語って頂くと同時に、日本のフィルムメーカーとの交流の場を提供しました。
今年はトークショーのゲストに「らせん」でお馴染みの飯田譲治監督、また、日本のストップアニメーションに詳しい片桐譲二氏が招かれました。
カンヌグランプリ作品、緊急上映!!
日本をテーマに制作され、カンヌ映画祭、ショート部門でグランプリを受賞した「おはぎ」を緊急上映。
「日本での上映は、この映画祭で」という デイビットグリーンスパン監督の参加への熱い想いを、実現した。
映画祭のテーマ、そして技術への挑戦。
新世紀を迎えデジタル革命が躍進する中、本フィルムフェスティバルもそうした現状を把握し、「デジタル対フィルム」をトークイベントの メインテーマとしにポイントを当てました。
又、最新の技術を駆使し、観客に新しい映画鑑賞体験を実感して頂く為に「DLP」による上映をいました。
ボランティア活動を積極的に構築。
また、「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル2001」では前年から始まった原宿クリーンアップ・キャンペーン「スイーパーズ」 を実施し、実行委員長別所哲也を先頭に数多くのフェスティバルメンバー、米国から招聘された15名の監督達、そして学生ボランティアが参加する表参 道欅道のゴミ拾い活動を行いました。
海外開催・サテライ開催へと飛躍!
去年から始まった「ナショナルツアー」では、東京開催の後、各地をツアー。
2001年は札幌、名古屋、沖縄、松本で実施。会場にこれない人のために、 衛星放送の課金システムを利用し、一部作品を「サテライト開催」として上映することに挑戦! さらに、日本の企画される映画祭としては初めて、海外(シンガポール)でも映画祭が開催されました。
アワード
アメリカン・ショート・ショート アワード 2001
Delusions in Modern Primitivism / Daniel Loflin
オーディエンスアワードIn God We Trust / Jason Reitman
審査員アワードPillowfight / Scott Rice