アーカイブ2006

Short Shorts Film Festival 2006

【新境地】 アカデミー賞公認の映画祭へ

日本で初めて、本格的な短編映画をフィーチャーする映画祭として誕生した「Short Shorts Film Festival」。 2004年には米国アカデミー公認映画祭という名誉を受け、今年で第8回目を迎えました。 そして昨年の大好評にお応えし、今年3回目の開催となるショートショート フィルムフェスティバルアジア (SSFFA)を「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2006」として、同時開催いたしました。

ダイジェスト

 

ますます人気が高まる「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」

今年で3回目の開催となる、「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」 (SSFFA)。
昨年の大好評にお応えし、今年も2つの映画祭が「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2006」として、同時開催いたしました。

全国5都市8会場&メキシコ開催

日本国内の開催では、東京・那須・名古屋・大阪・広島の全5都市8会場にて映画祭を実施しました。
今年は那須が初開催でしたが、大盛況のうちに幕を閉じました。
また、今年は9月上旬にメキシコシティーにて「ショートショート フィルムフェスティバル メキシコ」が行われました。

アジアインターナショナル プログラム、大阪発上陸!

今年、大阪開催でナショナルツアー初の「アジアインターナショナル プログラム」を上映し、大盛況のうちに幕を閉じました。

世界53カ国、2200本以上の応募がありました

今年も世界中から2200本以上もの応募作品が集まり、14カ国より集められた選りすぐりの30作品が入選しました。

アジア諸国17カ国、400本以上の応募がありました

今年も日本を含むアジア各国から、400本以上もの応募作品が集まり、12カ国より集められた選りすぐりの38作品が入選しました。


コンペティションプログラム

インターナショナル コンペティション部門

世界14ヵ国から集まった、日本未公開のショートフィルム30本をご紹介。今年のコンペティションには、女性監督による優れた作品が目立ちました。SSFF2006では、年々応募が増えてきている女性監督による作品をフィーチャー。
ショートショート フィルムフェスティバルは、ジュピターTV、ムービープラスの協賛により、新たな才能の発掘育成に寄与したいという思いから、インターナショナル・コンペティション部門の最優秀作品に与える賞として、今年、新たに「ムービープラス/ジュピターTVアワード」を設立しました!

ナショナル コンペティション部門

「RED SHADOW 赤影」や「SF サムライフィクション」で知られている中野裕之監督作品「RE:サイクル」、「IRON」を特別招待上映。(「IRON」は日本初上映)さらに、日豪交流年を記念して、日本とオーストラリア合作の3作品を特別上映しました。
2005年度のスーパードライアワード受賞作品「シロタク」の園田俊郎監督が、スカラシップを受けて制作した「東京天使」(主演:柄本明、深水元基)を、本映画祭でプレミア上映。

アジアインターナショナル コンペティション部門

普段なかなか観ることの出来ない、アジア各国の優れたショートフィルムを紹介。2006年は、日・シンガポール外交樹立40周年の節目として、シンガポール作品をフィーチャーします。アジア11カ国から集められた、選りすぐりの26作品を日本プレミア上映。


特別プログラム

アカデミープログラム

毎年、世界中から熱い注目を集めるアカデミー賞授賞式での、オスカー像の行方。けれど、数ある部門のうち、短編部門についてまだあまり一般的には知られていません。SSFF2006では公認映画祭として、過去のアカデミー賞短編を受賞もしくは、ノミネートされた5作品を特別上映いたしました。

オーストラリア・ショートショート

SSFF2006では2006年日豪交流年を記念して、オーストラリア作品を特集しました。「マエストロ・ショートショート」として、ジョージ・ミラー、フィリップ・ノイス、P.J.ホーガン監督らによる作品、さらに、オーストラリア・スター作品として、若かりし頃のメル・ギブソン出演ショートフィルムを上映しました。そしてナショナルプログラムでは、日本とオーストラリアをつなぐ3作品を、日豪交流年特別上映作品として上映しました。

ウーマン・ショートショート

昨今、女性監督からの応募が増えている背景を反映し、SSFF2006では女性監督特集と題して、グウィネス・パルトロウ、メアリ・ウィグモア共同監督作品「Dealbreaker」を初め、選りすぐりの女性監督作品をフィーチャーいたしました。

Thank You for Smoking

2001年のSSFF(当時、アメリカン・ショートショートフィルムフェスティバル)で来日し、観客賞(「In God We Trust」)を受賞したジェイソン。ライトマン監督とダニエル・デュビッキ プロデューサー。彼らが監督、制作した「Thank You for Smoking(原題)」が、2006年度のサンダンス映画祭にて代絶賛を受け、俳優陣もアーロン・エッカート、ロブ・ロウ、ケイティ・ホームズと、そうそうたるメンバーで、堂々のハリウッドデビューを飾りました。
SSFF2006では、彼らの長編デビューを記念して「Thank You for Smoking(原題)」(日本では今秋公開予定)の特別試写会を設け、彼らの原点ともいえる「In God We Trust」を同時上映しました。

ロングコースト

異次元ショービズニュース番組「ロングコースト」!思わずニヤリとしてしまう、あんな映画・こんなセレブのパロディが盛りだくさん!!本物そっくりの人形達による、痛快クレイメーションを一挙紹介。

ユ・ジテ監督作品「How Does the Blind Dream」

「オールド・ボーイ」、「美しき野獣」などで性格俳優としても大活躍中のユ・ジテが手がけたショートフィルム、「How Does the Blind Dream」(盲人が夢を見るか)を特別招待作品として日本プレミア上映。また彼自身による、ショートフィルムの演出法についてのセミナーも開催。

韓国ミュージック・クリップ

2004年のSSFFA第1回開催から大好評いただいている、韓国ミュージック・クリップ プログラム。
今年は、韓国独自の、ストーリー性の高い、ドラマタイズ・ミュージック・ビデオをお届けいたします。韓国CF界、ミュージック・ビデオ界を代表する、チャン・ジョヒョク監督の選りすぐりの名作集や、チャン・ヘジンの最新アルバムから制作された、「シュリ」のキム・ユンジン主演作品など充実のラインナップ。MC は昨年に引き続き、日韓音楽文化交流コーディネーターの古家亨氏。

TOHOシネマズ六本木ヒルズ

2005年に引き続き6月2日と3日の2日間、TOHO CINEMAS 六本木ヒルズにてオールナイト上映が行われました。
24:00~5:20という時間帯にも関わらず、たくさんのお客様にご来場頂きました。
更に、特別招待作品としましてロシアの人気アニメーション「チェブラーシカ」を上映。過去SSFFで上映した選りすぐりの16作品を「Best of Short Shorts」として上映しました。

アワードセレモニー

アワードセレモニーを6月11日に開催。会場には、約1700人のお客様が来場されました。審査員により受賞作品が発表されました。受賞作品の上映、受賞監督によるスピーチと本格的なアワードセレモニーとなりました。


審査員

青山真治 (映画監督)
大森美香 (脚本家)
ベッチ・サフェイレ (サン・パウロ国際短編映画祭 副理事)
野宮真貴 (シンガー)
藤竜也 (俳優)


アワード

グランプリ 『THE LAST CHIP』Heng Tang 監督

インターナショナル コンペティション部門

優秀賞/MoviePlus/Jupiter TV Award Before Dawn / Balint Kenyeres
審査員特別賞 Hayelet Bodeda (The Substitute) / Talya Lavie
FC東京学生審査員アワード The Mechanicals / Leon Ford
オーディエンスアワード The Mechanicals / Leon Ford

ナショナル コンペティション部門

優秀賞 / スーパードライアワード / 都知事賞 La Belle Dame Sans Merci(無慈悲な美女)/ 大根田英俊 Hidetoshi Oneda
審査員特別賞 Resonance of Tears (涙の残響)/ 渡辺敦彦 Atsuhiko Watanabe
オーディエンスアワード NEGAIWAKANAU / 大隈いちろう (Ichiro Okuma)
SSFF2006 話題賞刑事ボギー / ガレッジセール・ゴリ

アジアインターナショナルコンペティション部門

優秀賞/都知事賞 The Last Chip / Heng Tang
審査員特別賞 Village Football / Sainath Choudhury
オーディエンスアワード Bunny&Clydo / Rocky Jo